オイシックス・ラ・大地株式会社 | HRMOS(ハーモス)

「IT×小売」企業ならではの数値分析や効果検証に、HRMOS採用の機能をフル活用

オイシックス・ラ・大地株式会社

オイシックス・ラ・大地株式会社

  • 業界: 小売業
  • 事業概要: ウェブサイトやカタログによる一般消費者への有機野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品等、安全性に配慮した食品・食材の販売
  • 従業員数: 677名(2018年10月時点)

2017年から2018年にかけ、「オイシックス」と「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の経営統合によって誕生した、オイシックス・ラ・大地株式会社。アプリを中心としたスマホやWebサイト、カタログによる一般消費者への有機野菜など安全性に配慮した食品・食材の販売を中心に、これからの食卓と畑をつなぐ商品・サービスをお客様の視点で企画、展開しています。第二創業期として事業と組織のより一層の成長を図る今、同社の採用をとりまく状況とHRMOS採用の活用について、取締役の堤祐輔様、人材企画本部人材企画室マネージャーの三浦孝文様にお話を伺いました。

導入の目的

  • マーケティングの観点から、採用サイト管理やデータ分析を強化したい

課題

  • 進捗管理や採用方針決定の基となるデータの抽出、仮説出しに工数がかかっていた

導入の決め手

  • データの可視化がしやすく、採用チーム側から経営層への提言に便利
  • 人材サービスを提供しているビズリーチ社による開発のため、継続的かつ有効な機能実装が期待できた

効果

  • 採用の進捗管理工数を50%削減
  • ビズリーチ・ダイレクトとの連携でさらに使用感が改善

採用状況を数値やグラフで可視化でき、具体的なファクトで社内議論を活性化

ーHRMOS採用導入の経緯を教えてください。

もともとは別の採用管理システムとExcelを併用する形で候補者の管理を行っていました。HRMOS採用の導入は2016年春ごろからですが、新卒採用については別のシステムを利用していたので、この時点では併用していました。それを、HRMOS採用にまとめたのが2017年夏ごろです。当社は堤をはじめとした経営陣が採用活動にコミットしていることもあって、経営層に対して採用活動の進捗や効果分析などをタイムリーに報告する機会も多いのですが、HRMOS採用はデータの見える化、ビジュアルとして見せることに長けていたのが決め手の一つでした。

もう一点は、設計思想の違いでした。他社のものはツールとして販売されている印象でしたが、HRMOS採用は人材サービスを提供しているビズリーチ社が、自社でも採用を強化しながら開発しているツールですから、機能実装においてもポイントが押さえられているだろうと期待したのです。

ー使い勝手など、ユーザビリティーはいかがですか。

採用ページ管理は、企業側視点で考えられており、自由度が高く、扱いやすいですね。写真やURLの差し込みも容易です。また、当社は「IT×小売業」ですから、多様な職種やパートなどの採用もあるのですが、それぞれで応募フォームをカスタマイズしています。一律で、一般的な履歴書にあるような項目を入力してもらうのではなく、デザイナーであれば氏名と連絡先、簡単な履歴書にポートフォリオのリンク。パートであればスマートフォンで入力できる程度の設問にとどめ、履歴書は面談時に持参とするなど、職種によって使い分けています。応募すること自体をシンプルにすることで、その時点での離脱防止につなげられています。そのほか、各求人情報のカテゴリー分けや掲載順の設定も行いやすい仕様になっています。その時点で採用ニーズの高いものからページに掲載したいので、これも効果的だと思います。

ー採用チームの構成など、御社の採用活動について教えてください。

採用チームはパート含め4人で、各種採用システムやツールを主に扱うのは2人。人材紹介会社様とのやりとりやダイレクトリクルーティングのツールを活用する担当が1人、もう1人がHRMOS採用を使って、採用プロセスの進捗管理や候補者への連絡管理を行っています。私も含めた他の2人は、直接システムに触れるよりは、そこから得たデータを分析し、次のアクションにつなげる活動と、経営層に対する報告、提言を行っています。

HRMOS採用のおかげで、もともとかかっていた工数から50%ほどは削減できるようになり、管理業務もパート社員1人でできるようになっています。担当者による業務効率化の努力、工夫もありますが、実際に省力化できているのはツールとして優れているからでしょう。ITリテラシーの高さに関係なく、担当変更などがあって次の担当者が使うことになっても分かりやすいUI/UXというのは、今後もぜひ続けていただきたいです。

ビズリーチ・ダイレクトとの連携で、効率化&スピードアップ

ーほかに、HRMOS採用を役立てていらっしゃるシーンを教えてください。

効果検証などのデータ分析、マーケティングツールとしての活用です。応募数や応募の経路、選考の通過率などの状況が、職種ごと・チャネルごとに数値やグラフで可視化されますので、分析が容易です。経営層へ提示するのも、モニタリング用に検索条件を保存し画面上でスピーディーに行うことができますし、経営会議等のための資料作成にも便利です。

最近、注力しているのが応募の動線検証です。HRMOS採用で作成している自社採用サイトのほか、各種求人媒体からの流入状況を見るとともに、「note」などの自社採用オウンドメディアで発信しているコンテンツにも、専用の非公開リンクを発行して貼り付けるなどして、動線を細かく分析しています。

また、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでPV数を、HRMOS採用で応募数を確認することで、チャネルごとのコンバージョン率も出せますので、定期的に経営層にもそうした報告をしています。採用担当役員の堤がもともとECの担当であるため、採用をこのようにマーケティング的に捉えるのは当社ならではの特徴かもしれません。実際、ECサイトの運用に近く、求人媒体・コンテンツの細部にわたってバナーや写真、タイトルなどを頻繁に変え、効果検証、改善を行うというPDCAサイクルを回しています。

ーHRMOS採用に今後、期待することはありますか。

ビズリーチ・ダイレクトと併用しているので、その連携にはさらに期待しています。実際、ビズリーチ・ダイレクトで進捗管理をしていた候補者とのやりとりが、応募すると自動的にHRMOS採用に情報が移るので、スピードや効率性は格段に向上しています。また、担当者レベルだけでなく管理者目線でも、HRMOS採用から応募があった旨のアラートメールが届くと感覚的に進捗状況を捉えやすく、ログとしての分析のしやすさにもつながっています。

他の求人媒体やツールとの連携にも期待したいです。それはHRテック企業としての課題で、基本的に今は社内で工夫していくべきことですが、協力して改善できることなどは一緒に進められたらいいですね。

また、当社はタレントプールにも注力していて、魅力的な人材は社内でデータベース化して定期的にコンタクトを取るようにしてきました。今はHRMOS採用のタレントプール機能を活用しています。そこで、ログを見やすく、また、現在の求人にタレントプールからリコメンドアラートなどができるとよいですね。

こうした要望はきりがありませんが、HRMOS採用には、次のアクションのきっかけを提供してもらいたい。そのくらいの高いレベルを期待しています。

経営者の声

当社は2018年末で統合は完了して、ワンチームになってきているところです。ここからは、世の中にある食卓や畑に関わる社会課題解決への取り組みを、私たちの強みを生かしていよいよ加速させていくフェーズにあります。事業や会社の未来を創るのは「人」だという考えに基づき、かつてないほど全社での採用活動に力を入れていくところです。

若手にも非常にチャンスがある環境です。たとえば、お客さまへ提供する体験を設計するCXO(Chief Experience Officer)は新卒入社で20代後半ですし、日本初の「食」を専門とした戦略投資部門として立ち上げている「Food Tech Fund(フードテックファンド)」をリードしているのも新卒1年目の社員であり、10億円規模のファンドを手掛けています。子会社の「株式会社とくし丸」では「買い物難民」向けのサービス事業を行っていますが、その担当も20代の若手社員です。こうした、社会貢献意欲の高い若者にとって、「ビジネスで社会課題を解くならオイシックス・ラ・大地」と選んでもらえるような事業をさらに創り、訴求していきたいです。

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