なにをやっているのか
トヨコーは独自技術を活かした、CoolLaser(クーレーザー)とSOSEI(ソセイ)、2つのインフラメンテナンス事業を展開しています。
▼CoolLaser(クーレーザー)事業
CoolLase事業は、これまで工場内部で切断や溶接に用いられていた高出力レーザーを屋外インフラメンテナンスの分野において、橋梁や鉄塔などの社会インフラ構造物に生じたサビや古くなった塗膜を除去するクリーニング用途に応用するべく現代表の豊澤が2008年より研究開発を開始しました。日米でレーザー光を円回転照射する特許技術の権利化に成功し、高出力のレーザー光でも熱影響を回避する事に成功したことで、世界でも圧倒的に高出力を誇るG19-6000シリーズ(出力5.4kW)を2024年9月より納品開始し、2025年3月には東証グロース市場への上場に至っています。
▼SOSEI(ソセイ)事業
SOSEI事業は「製造ライン・製品の品質を守るため、工場の生産ラインを止めずに老朽化した工場屋根を延命させたい!」というお客様のニーズから生まれた、当社の独自工法です(工法特許取得済)。大手化学メーカーと共同開発した、瞬間硬化層を含む3層の特殊樹脂を老朽化した工場・倉庫の屋根上に塗布する事で、近年多発する大型台風やゲリラ豪雨、温暖化等の気候変動対策にも寄与します。
なぜやるのか
現在、高度経済成長期に建造された橋梁や鉄塔などのインフラ構造物の老朽化が社会課題となっています。我が国でも2012年の笹子トンネル崩落事故、2021年の和歌山での水管橋崩落事故、2025年の埼玉県八潮で生じた道路陥没事故など、インフラの老朽化は時として人の生命をも奪いかねません。先人達が造ったこれら構造物が、子や孫の代まで安心・安全に使い続けるために受け継ぐために、我々の世代で何をするべきか。
代表の豊澤は、塗装塗替工事の現場の3K(キツい、汚い、危険)の課題を感じ、これからの人口減少社会においてインフラメンテナンス現場の担い手不足は必ず社会課題となる危機感を感じ、3Kな現場を3C(Cool、Clean、Creative)な現場へ変える事で、やってみたいと思う様な仕事に変えていく必要があると感じました。
当社のミッションである、「キレイに、未来へ」に共感した仲間たちが、2つの事業の成長に全力で取り組んでいます。
どうやっているのか
▼塗装×光学、塗装×化学
当社は、祖業である塗装を軸に、化学の技術をかけ合わせてSOSEI事業が誕生し、光学の技術を掛け合わせてCoolLaser事業が誕生した、塗装Pivotベンチャーです。現代表の豊澤は、もともと東京でデザイナーとして活動していました。
2003年に父が創業したトヨコーに入社し、塗装工事現場の課題を目の当たりにし、現場の担い手目線で課題解決に繋がる事業を新たに立ち上げるべく、2006年にSOSEIの開発に着手、2008年にはSOSEIを手掛けるかたわら、新たにCoolLaser事業の開発に着手しました。
常に課題の本質に向き合い続ける豊澤のノートには、試行錯誤して生まれた新たな知財のアイデアが、びっしりと書いてあります。
▼3つの経営基本方針
トヨコーでは経営判断を行ううえで基本としている3つの方針があります。
(1)現場主義 "現場の働き手から支持されるモノづくり、工法開発を行う"
(2)市場創造 "既存工法の置き換えではなく、顧客のニーズを捉え問題解決のために新しい市場を創出する"
(3)協創 "イノベーションの実現に向けて、協業体制を構築する"
私たちのことをもっと知りたい
「私たちのことをもっと知りたい」そう思って頂けた方は、是非当社のHPや、CoolLaserの現場の最前線で取り組むメンバーが自ら書き留めたnoteもチェックしてみて下さい。
インフラを未来に引き継ぐための挑戦:CoolLaser®とは?
CoolLaser® 厚いサビでも除去できる世界一のレーザー技術です
ユニークなCoolLaser®のレーザーヘッド その特徴と設計の難しさ
SOSEIのことも紹介していますので、是非「トヨコーのたれ」をご覧下さい。