• バイオ技術をベースにした、現在および将来の体外診断技術などの開発（診断用材料や検査薬、検査技術などの開発）
• バイオ技術（特にタンパク質などの生体分子）や体外診断技術・検査薬の研究または開発経験のある方で、前向きなコミュニケーションができる自負がある方
• 製薬会社などでは絶対に経験できない「バイオ」の形がキヤノンにはあります。私たちと一緒に、未来のキヤノンのメディカル事業を「バイオ」の力で大きく育てましょう！

募集背景

体外診断（In Vitro Diagnostics；IVD）は画像診断と並ぶ、医療現場を支える重要な検査領域の一つであり、キヤノングループも体外診断用機器のビジネスを展開しています。さらに近年はリキッドバイオプシーなど、次世代の体外診断の機器や試薬などの激しい開発競争が、国内外で繰り広げられています。キヤノンはメディカル事業を強化するため、このような、現在および将来の体外診断技術の開発力強化に取り組んでいます。
一方、医療のさらなる高度化と健康長寿社会を実現する、再生医療など革新的医療の実用化が期待されます。キヤノングループでは再生医療等製品の製造や評価などへの貢献も目指しており、京都大学iPS細胞研究財団などと連携しています。
前記の開発力強化には「バイオ技術者」の力が不可欠です。特に今回は、現在および将来の体外診断技術の開発力の強化のため、抗体や酵素などの生体分子やその他の診断用材料、これらを用いた検査薬や検査技術などの開発を担っていただくエンジニアを広く募集します。（機器やソフトの開発は別の募集枠になります。）

仕事内容

• バイオ技術をベースにした、メディカル領域の技術開発に従事する人材を募集します。
• 特には、バイオ技術をベースにした、現在および将来の体外診断（In Vitro Diagnostics；IVD）技術などの開発に従事する人材を募集します。
• 具体的には、抗体や酵素などの生体分子やその他の診断用材料、これらを用いた検査薬や検査技術などの開発に従事する人材を募集します。

プロジェクト例

・体外診断用の新規アッセイ系開発、検査薬の要素技術開発、検体前処理技術開発
・体外診断用の材料や、これに用いる抗体や酵素の開発（将来的には分子改変やin silicoデザインなども含む）
・再生医療やバイオ医薬品製造などへの貢献を目指した、ライブセルイメージング（生きた細胞の計測・解析）技術の開発：今回の募集の対象外

キャリアイメージ

・チームで開発テーマを担うことが多く、最初はメンバーとして、将来的には後輩指導やチームリーダー業務で管理業務のキャリアを磨くチャンスがあります。
・一方、「生涯１エンジニア」として技術を極める道もあり、毎年、ご本人のご意向やキャリアプランをお聞きしながらご相談させていただきます。

教育体制

・社内OJTにより、基礎的な実験や開発スキルの向上を目指せます。
・社外研修への参加や学会聴講などを推奨しています。また国内外の先端的な研究機関（例えば京都大学iPS細胞研究財団など）と連携しています。これらを通じて、新たな知識の吸収やアップデートを進めることができます。
・業務に必要な資格（有機溶剤取扱作業主任者など）は業務として取得を進めていただきます。

チーム体制

・2～5人のチームで1つの開発テーマを担うことが多いです。チーム内では分業がなされており、実験などの作業は1人で進めることが多いです。
・隣接する部署に機械や電気、情報などのエンジニアが多数在籍しており、異なるバックグラウンドのエンジニアとの会話や連携が極めて容易な環境です。製薬会社や食品会社などのバイオ系部門にはない、キヤノンだからこそ実現可能な環境です。

転職先輩社員の声

Aさん　【プロフィール】大学研究機関で生体分子に関する研究に従事

【転職して良かったこと】

・光学・機械・微細加工・解析等の様々な分野の技術者とのコラボレーションで、知識やスキルの幅が広がりました
・ワークライフバランスが改善し、充実したプライベート時間を持てるようになりました

【こんな経験が生きた／活きる】

・アカデミアでの研究や学会等での先生方との交流の経験は、キヤノンでの産学連携業務にも活きています

【メッセージ】
・我々と共に、バイオ技術をキヤノンのコア技術と融合させ、メディカル領域に新たな価値をもたらす製品を開発して行きましょう

Bさん　【プロフィール】大手電機メーカーで機能性有機材料の研究開発に従事

【転職して良かったこと】
・国家プロジェクトや大学との共同研究への参加のチャンスが多く、やりがいのある仕事に就けます

【こんな経験が生きた／活きる】
・大学派遣時に獲得した最先端の精密重合技術が、その後イメージングやバイオ等の多くの分野で応用できました

【メッセージ】
・何事も経験が大事、失敗を恐れずにチャレンジしてみましょう

求める人物像

・メディカル・ヘルスケアの分野に強い興味がある方
・課題解決意欲および前向きなコミュニケーションができる自負がある方
・自分の未経験の領域に前向きに取り組める方

【必須経験】
・下記の①～④の少なくとも何れかの実務経験が2年以上ある方（大学院での経験は実務経験に含めてもよい）
　①体外診断薬の研究開発または医薬品の探索研究
　②抗体や酵素、またはそれらを含む複合材料の研究または開発
　③タンパク質の分子設計またはin silicoデザイン
　④その他、生体分子（タンパク質・核酸）や体外診断に係るバイオ系ウエット実験を主に行う研究または開発
・化学薬品の取扱いに関する基本的な知識

【歓迎経験】
以下の資格をお持ちの方（入社後に取得を目指していただくのも可）
・危険物取扱者（甲種または乙種4類）
・毒劇物取扱責任者
・有機溶剤作業主任者
・特定化学物質作業主任者