Craifについて
Vision
人々が天寿を全うする社会の実現 —— がんという人類最大の課題から、医療の未来を変える
Craifは、2018年に創業した名古屋大学発のバイオAIスタートアップです。「人々が天寿を全うする社会の実現」を掲げ、がんをはじめとする病によって人生の可能性が失われることのない未来を創ろうとしています。がんは、日本では2人に1人が罹患するといわれ、4000年もの間、人類が克服できていない最も大きな課題のひとつです。一方で、がん検診の受診率は40%前後にとどまり、多くの人が早期発見の機会を逃しているのが現状です。誰もが検診の重要性を頭では理解していても、日々の忙しさや「病気は治療するもの」という意識の根強さから、行動にはなかなかつながりません。
Craifは、こうした心理的・社会的なハードルをテクノロジーで乗り越え、誰もが自然に予防・早期発見へと行動できる社会の実現に向けた根本的な課題解決に挑んでいます。
What We Do
予防医療の時代に向けて、ヘルスケアのバリューチェーンを再構築する
Craifは、DNAやRNAなど生命が発する多様なバイオシグナルを抽出or計測する解析する独自の基盤技術と、最先端のAIアルゴリズムを融合し、マイクロRNA×AIによってステージ1から最大10種類のがんリスクを検出可能にした世界初の尿検査「miSignal(マイシグナル)」を開発・提供しています。この技術を軸に、医療の中心を「治療」から「予防・早期発見」へとシフトする社会づくりを推進しています。
さらにCraifが目指すのは「誰もが病に縛られず生きられる社会/予防が当たり前になる社会/誰もが自分の未来の健康を当たり前に守れる社会」です。予防を起点に、治療・再発防止・健康管理までを一貫して支える新たなヘルスケアのバリューチェーン構築を目指します。
具体的には、
・トイレで生体変化を常時モニタリングし、体のわずかな異変を検知する
・異変があればスマートフォンに通知が届き、自宅でmiSignalによる検査を実施する
・検査結果を医療機関と共有し、受診までの手間や待ち時間を最小限に抑える
・自社開発中のシステム「Oyster」で治療データと生活データを統合し、再発防止と継続的な健康フォローを支援する
このように、生活と医療がシームレスにつながることで、断片的だった医療体験を“線”として再構築し、誰もがストレスや手間を感じることなく、自然に健康と向き合える社会を実現していきます。
Craifに“いま”注目していただきたい3つの理由
1. “T2D3”を凌駕する、圧倒的な成長スピード
2022年の初プロダクトローンチ以降、前年比5倍、3倍と飛躍的な成長を遂げ、現在も3倍以上の成長率を維持しています。販売チャネルは自社オンラインストアに加え、全国約4,000のドラッグストア、2,000の医療機関へ展開。“スタートアップ成長の黄金モデル”とされるT2D3を凌駕するスピードで、事業を拡大しています。
2. 成長を加速させる、米国での本格展開
がんは世界共通の課題です。そしてCraifの技術は海外のVCからも高く評価され、グローバル展開への期待が高まっています。2025年10月には米国・サンディエゴに拠点を設立。代表の小野瀨自らが現地に移住し、Craifの挑戦は日本国内にとどまらず、グローバル市場での本格展開へと新たなフェーズに突入しました。
3. 深まるカルチャーと高まるエンゲージメント
組織が拡大を続ける中でも、社員エンゲージメント指標(eNPS)は年々上昇し、現在は+47を記録しています。(同サーベイ利用企業平均:-61)明確なVisionとValueに基づく経営を徹底することで、一体感はさらに高まり、一人ひとりが強い当事者意識と誇りを持って働くことが出来ています。意見を率直に交わし合いながら、信頼と尊敬を軸に挑戦を続けるカルチャーこそが、Craifの成長を支えています。
Craifの挑戦は、まだ始まったばかりです。壮大なVisionの実現に向けて、私たちはようやくその入り口に立ちました。次の時代の医療をつくるこの挑戦に、共に立ち向かう仲間を求めています。
社会を変え、時代を動かす当事者として、Craifで新しい一歩を踏み出しませんか。
参考資料
■会社紹介動画(1:35)
■研究所/検査センター紹介動画(6:18)
■VC X&KSK本田圭佑さん×代表小野瀨対談(7:32)
■YouTubeチャンネル スタートアップ酒場(22:50)
募集背景・キャリアパス
miSignalをはじめとする検査系の精度向上と新規手法の開発には、機械学習とバイオロジー双方を理解した高度なデータサイエンスが不可欠です。事業が拡大する中、モデル構築から運用自動化・高度化まで一気通貫で担える体制の強化が急務となっています。本ポジションでは、バイオマーカー選定や新規検査系の開発を主導し、臨床価値の高いモデル創出を推進いただける方を募集しています。
将来的には、MLパイプライン全体のアーキテクチャ設計や新規検査の企画など、R&Dの中核を担うキャリアへ発展できます。
仕事内容
検査系の開発・アップデート、機械学習パイプラインの自動化・高度化をお任せいたします。
<業務例>
〇Small RNA検査系の開発・アップデート
・研究デザイン
・統計解析を用いたバイオマーカー選定
・機械学習モデルの構築
・品質基準・精度管理の設定
・検査系の分析的および臨床的な検証のデザインと実施
〇検査系の機械学習パイプラインの自動化・高度化
・機械学習エンジニア・ソフトウェアエンジニアと連携し、モデルの開発から運用のサイクルを自動化
〇Small RNA検査系のための新規手法の開発
応募要件(MUST)
・ビジネスレベル以上の日本語または英語
・Linux/Shell scripts/SQL/Python
・大学卒業レベル以上の数学
・確率論・統計学の基礎的な理解
・統計的機械学習・パターン認識の基礎的な理解
・各種フレームワーク(scikit-learn, keras, tensorflow, pytorch等)を用いた機械学習モデル開発経験
※特に、クラス分類問題に対する教師あり学習を用いた機械学習モデルの開発・実装
・生物学あるいは周辺分野での研究・解析の経験
歓迎要件(WANT)
〇開発ツール
・Docker
・Workflow management language (snakemake)
〇機械学習の経験
・スモールサイズデータの学習
・不均衡データの学習
〇関連分野の知見・経験
・トランスクリプトーム解析の経験
・リキッドバイオプシーに関する知見・経験
・micro RNAに関する知見
・cfDNAに関する知見
・次世代シークエンサー及び定量PCRの原理に関する基礎的な理解
・生物学あるいは周辺分野での研究・解析経験
・Wet labでの実験操作の経験
・がんの生物学・医学的な知識または解析の経験
・Molecular diagnostics(分子診断学)分野の知見
・機械学習の臨床応用に関する知見・経験
求める人物像
・当社の目指すゴールに強く共感いただける方
・未知のことにも、ひるまずに前向きに取り組みができる方
・リーダーシップをもって、自ら考え周囲を巻き込み、プロジェクトを自ら推進できる方
・チームで働き、多様性を尊重しながら成果を出していくことが好きな方
・年齢や役職にとらわれず、本質的な物事に向かって取り組みができる方
・社会課題解決への意欲がある方
・仮説構築力、抽象化思考力に長けた方
・素早く検証するフットワークがある方
| 職種 / 募集ポジション | 機械学習データサイエンティスト(バイオインフォマティクス) |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員 |
| 契約期間 | 試用期間6か月(有期雇用契約)、本採用後無期雇用契約へ切替 |
| 給与 |
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| 勤務地 | |
| 勤務時間 | 9:00~18:00(個別の雇用契約に応じ変更可能) |
| 休日 | 完全週休2日制(土・日)、祝日休 |
| 福利厚生 | ・特別有給休暇:入社後、最大5日間付与(1週間当たりの勤務日数に応じて変動) ・特別休暇:法律上の戸籍制度に依存しない個々人のパートナーシップを尊重する。パートナーシップの宣言時、3親等以内相当の親族の弔事、それぞれ最大5日の有給休暇を付与。 ・長期出張手当(連続して7日間以上の出張時に日当付与) |
| 加入保険 | 社会保険、雇用保険、労災保険、労働保険 いずれも法定通り加入 |
| 受動喫煙対策 | 屋内禁煙 |
| 制度等 | ・米国式SO制度 ・チームビルディング促進制度(全社オフサイト、懇親会サポート、部活制度 等) ・メンターとの定期1on1 ・ビジネスからR&Dまで幅広い研修・学習プログラム ・OKRによる全社的な目標管理 |
| 会社名 | Craif株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 小野瀨隆一 |
| 設立年月 | 2018年5月 |
| 所在地 | 〈東京本社〉 東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F 〈名古屋本社(名古屋研究所)〉 愛知県名古屋市千種区不老町1 NIC7F 714 〈US〉 5 Mason Unit#250, Irvine, CA 92618 United States |