株式会社電脳交通は、デジタルを活用しタクシー等交通社会の未来を創ることを目指し、交通系SaaSサービスを展開しています。
主に、タクシー事業者様・地方自治体様向けにクラウド型配車システムの開発・提供に加え、自社システムを活用し全国契約事業者様の配車業務受託運営サービスを行っており、衰退する地域交通をはじめ交通社会の課題解決を担っています。
【代表プロフィール】
近藤洋祐(代表取締役社長 CEO兼Founder)
徳島市生まれ。
メジャーリーガーを目指しアメリカ留学から帰国後、吉野川タクシーに入社。
2012年に代表取締役に就任し、債務超過寸前の状態からV字回復を実現。
2015年電脳交通を創業し代表取締役に就任。徳島大学客員教授。
【創業背景】
~地方の小さなタクシー会社から生まれたベンチャー~
株式会社電脳交通は、
代表の近藤がアメリカ留学から帰国後、家業である徳島の小さなタクシー会社を継ぎ、廃業寸前からV字回復させたことがきっかけで創業しました。
ITを積極的に取り入れ家業の経営再建を実現したあと、
「このサービスを全国の中小タクシー会社へ提供できれば、同じ課題を抱える地域の交通機関の衰退に歯止めをかけられるかもしれない。」と考え、のちにCTOとなる坂東と共にクラウド型配車システムを開発し、そして2015年12月に設立しました。
最初は徳島、四国の中小タクシー事業者へのサービスを提供から始め、その後西日本中心に拡大し、現在では47都道府県に事業を展開しています。
【新たな成長へ、加速】
2025年、既存株主である三菱商事株式会社をリード投資家とし、計12社を引受先とした総額25億円の資金調達を実施しました(今回の調達により、累計調達額はエクイティ・デットファイナンス合計で約52億円)電脳交通はタクシー事業者の配車支援にとどまらず、経営課題に対応する総合的なサービスを提供します。また、配車アプリや交通関連サービスとの連携を一層強化し、全国規模で移動の利便性向上を目指しています。
【今後の展望】
今後、タクシーの配車支援にとどまらず、タクシー事業者が直面するさまざまな経営課題に対応する総合的なサービスを提供していきます。具体的には、労務管理や業務効率化、車両の調達・管理支援、採用支援など、経営全般をサポートするソリューションを強化し、事業者がより効率的で持続可能な運営を実現できる環境を構築してまいります。
また、配車アプリや交通関連サービスとの連携を一層強化し、タクシー事業者の業務効率化と収益拡大を支援するとともに、地域住民や訪日外国人に新たな「移動の足」を提供します。
さまざまなパートナー企業との協力を通じて、全国規模で移動の利便性向上を目指し、社会全体のインフラ進化に貢献していきます。
【ミッション/ビジョン/バリュー(MVV)】
創業10年を迎え”第二創業期”に突入することを見据え、企業の成長と社会環境の変化に即したミッション、ビジョン、バリュー(MVV)及びコーポレートアイデンティティ(CI)の刷新しました。
この刷新の目的は、単に言葉を変更することではなく、電脳交通が持つ強みや価値を明確化し、全社員がその価値を理解し、行動できるようになることです。加えて、タクシー業界にとどまらず、より広い視野で新たな分野や他業界との連携を積極的に進めていくための意思表明でもあります
・ミッション
交通業界へ、革新を。
そして社会と企業を支え、未来の安全と信頼に貢献する。
・ビジョン
成長を望む企業と共に、“交通”を軸としたビジネスを進化させ、
社会全体にひらいてゆく。
・バリュー
顧客の課題解決を最優先にしながら、共感と柔軟性を大切に、
共に成長できる価値を提供する。
-- 課題解決ファースト
お客様の本質的な課題を最優先に捉え、柔軟かつ迅速な対応で価値を提供します。
-- 共感と安心の提供
「頼れる存在」としての安心感を堅持し、創業以来大切にしてきた「顧客の声に耳を傾ける」ことを守りながら、信頼と温かさのある革新を実現します。
-- 革新と持続可能な成長
伝統を尊重しながらも、テクノロジーと実行力で業界全体の未来を開拓します。
・コーポレートアイデンンティティ(CI)について
新しい社名ロゴは、今までの電脳交通のアイデンティティを継承し、進化させたものとして考案されました。また「手毬」をモチーフにしたシンボルマークは「タクシー交通網を束ね、一つにし、新たに何かを生み出すこと」を表現しています。カラーは電脳交通が生まれた地元徳島の伝統「藍染め」の藍色を採用しています。
・ステートメント
〜運転席からは 日本がよく見える。
バックミラー越しに顔を見て、話ができる。
タクシーの乗務員はお客さまのことをよく知っている。
そしてお年寄り、妊婦さん、ご病気の方など、
タクシーがないと生活できないひとがいることも、よく知っている。
徳島のちいさなタクシー会社からはじまり、
地域を見つめてきた、電脳交通は思うのです。
ドア・ツー・ドアのサービスを叶えるタクシーには、
社会のライフラインとして果たすべき義務がある。
公共交通が縮小される現状を、眺めているだけではいけない。
日本中のどんな場所でも、移動したいひとを取り残してはいけない。
だからわたしたちは、人流をとめない仕組みをつくる。
業界の垣根を越えて、あらゆる可能性を探っています。
タクシードライバーは日本全国、約30万人。
その眼差しにこそ、よりよい未来を見通すヒントがあると、
わたしたちは信じています。
電脳交通はいま、第二創業のとき。
交通業界に革新をおこす意思で挑戦を続けながら、ドライバーのみなさまのご意見を大切にサービス開発し、日本全国のタクシー事業者さまの成長を全力でサポートしていきます。