独自開発のAIと、その活用を支援するサービスの両輪で、人と社会の課題を解決
株式会社FRONTEO は、自然言語処理技術を使って、AIソリューション事業(ライフサイエンスAI分野/ビジネスインテリジェンス分野/経済安全保障分野)、リーガルテックAI事業を展開する会社です。
当社独自のAIエンジン「KIBIT(キビット)」は、個人の経験や知恵・感覚を学習し、データ解析を行うという卓越した能力を備えています。
このKIBITを活用して、世のエキスパートの判断を支援し、社会課題を解決するソリューションの提供を行っています。
「少量のデータからでも人間の機微(暗黙知や感覚、判断)を正しく学習し、欲しい情報をいち早く見つけ出す」技術として確立したKIBITの応用を中心に、人と社会が抱える課題を解決するためのソリューションを拡大していきます。
日本の他、米国、韓国、台湾にも拠点を置き、東京証券取引所グロース市場に上場しています。
■会社案内資料
https://www.fronteo.com/wp-content/uploads/2023/09/CorporateBrochure_JP_forWeb_20231001s.pdf
■当社の評判に対する公式見解はこちら
https://kai-z.net/companies/fronteo/
背景と今回募集のポジションについて
FRONTEOは、AIの社会実装においては世界的にも先駆的な企業の一つです。自社開発のAIエンジン「KIBIT」を用いて、リーガルテック・ビジネスインテリジェンス・ライフサイエンス・経済安全保障の4つの事業領域で、様々な顧客課題の解決に貢献してきました。経済安全保障に関しては、2022年5月に経済安全保障推進法が成立し、わが国でもサプライチェーンや技術流出リスク等に注目が集まってきました。また、脱炭素や強制労働など、ESGに関わるサプライチェーン上のリスクへの関心も世界的にますます高まっています。このような状況において、政府、官公庁、国際的に活動する大企業は、経済安全保障に関わる現状とリスクを分析し、デューデリジェンスや戦略策定を支援するソリューションを必要としています。我々はそれを提供する事業を推進しています。
我々のチームは上記のソリューションのコアとなる、ネットワーク解析システム「KIBIT Seizu Anaiysis」を開発しています。「KIBIT Seizu Anaiysis」は、サプライチェーン解析、株式支配ネットワーク解析、最先端技術・研究者ネットワーク解析の3つの機能を持っており、2021年のリリース後、日経新聞やワールドビジネスサテライトを始めとして多くのメディアに取り上げられ、社会的に認知して頂けるようになってきました。政府機関・官公庁・大手企業などを中心とするお客様も増え、新規事業として拡大を目指しているところです。本ポジションは、我々のチームに加わって、「KIBIT Seizu Anaiysis」を支える基盤技術と解析アプリケーションを一緒に創造し、事業拡大に貢献していただく方を募集するためのものです。
募集の全体像と業務内容
個別の募集内容の前に、チームの全体像を把握いただくため、自然言語処理だけでなく、全テーマについて相互の関係がわかるように述べます。研究チーム全体として大きく4つのテーマがあります。
(1)ネットワーク解析
在籍する担当メンバーとともに、サプライチェーンネットワーク、株主ネットワーク、研究者ネットワーク、および3種のネットワークを統合した知識グラフにおける、様々な指標の計算、経路探索、ノード・エッジの属性推定、可視化アルゴリズムの設計と実装を行っていただきます。ネットワークのノード、およびエッジ数は億単位となる場合があり、スケーラビリティが求められます。
(2)データ統合
リスク解析のためには多岐にわたるデータを利用します。それらデータは、複数のデータプロバイダから購入するものと、自社でクローリングによるものに分かれ、あるデータは定期的に、あるデータは随時入ってきます。これらデータのバージョン管理、名寄せ、統合などが基本的に必須のタスクです。データ管理に関わる学術的基盤とともに、実践的な実装能力が求められます。
(3)自然言語処理
自然言語処理自体の研究ではなく、ネットワーク解析における属性推定問題への適用や、解析に必用な情報のクローリング、名寄せの精度向上など、他のテーマで必用なタスクを機動的に遂行できる方を求めています。機械学習に関しては、LLMを含む適切なモデルを弾力的に活用できることが必要です。Kaggle等での入賞経験は当テーマには特に親和性が高いと思います。
(4)プロトタイピング
在籍中の担当メンバーと一緒に、ネットワーク解析やデータ統合で実装されたプログラムを、KIBIT Seizu Anaiysisのプロトタイプシステムに実装し、PoCなどで使えるようにします。UIは非常に重要で、特に可視化に関しては、スケーラビリティが要求されます。フルスタックエンジニアとしての経験のある人が特に好ましいです。開発チームとのインターフェースの役割も求められます。
自然言語処理に関わる方は、上記の(3)を主担当していただきます。応募条件の詳細に関しては下で述べます。少人数のチームであるため、自分の担当テーマ以外のメンバーと協力し合うことが必要になります。担当テーマによらず求められるのは、お客様の課題は何か、どのような形で技術を実装すればどのような差別化ポイントとなるのかを常に意識しつつ仕事をしていただくことです。研究チーム内だけでなく、営業や製品開発スタッフとも随時ディスカッションしていただきたいと思います。
ポジションの魅力
■新しいAIソリューションの立ち上げに開拓者として関わる経験
経済安全保障ソリューションはここ2~3年が導入の山場ですが、その後も継続的に成長する事業になりえます。対象顧客は、政府、官公庁、大企業となるため、規模の大きなビジネスに携われます。当該ビジネスにおいて、現時点で弊社は先行ポジションにおり、新しい事業を創造しながら育ててゆくという貴重なタイミングで仲間に加わることで、ユニークな経験値を積むことができます。
■就業環境と今後のキャリア
我々は互いへのリスペクトがとても大切だと考えています。学会活動を含め、メンバーには高度な自主性と裁量を与えます。開発はスピード重視ですが、そのためのより良い方法やアイデアは互いのディスカッションからキャリアを問わず積極的に受け入れる風土があり、これを通じて研究者としての成長に繋がります。将来的に事業が拡大すれば、マネージャー、専門職のどちらも含む様々なポジションへの道が開けます。
応募条件
共通条件(MUST)
■ソフトウェア開発経験があること(言語についてはWANTを参照)
■機械学習や自然言語処理に関する基本的な知識があること
■計算機科学のバックボーンとして、数理的・数理工学的な素養があり、修士以上の学位(数学、情報科学、情報工学、物理学などを歓迎)を持つこと
■自身の研究者・技術者としての能力や経験を社会やお客様の課題解決に生かすことに関心があること
■個人を尊重し、互いにリスペクトしつつ、チームで問題を解決するという行動様式に親和性があること
当ポジションの応募に関わる条件(WANT)
■Kaggleでの自然言語関連タスクで入賞経験がある
■論文誌や査読付き国際会議などでの研究業績がある
■クローラー等を作成してデータ収集を行い、何等かの課題を解決するタスクの経験がある。企業での実体験があるとなお良いです
■チームでの生産性の観点からはPythonへの習熟が最も適合しますが、少なくともなんらかの計算機言語(R、C#、Java、C++など)を強みにしていることを歓迎します。5年程度の経験が好ましいです
■Gitの利用経験、AWS、Azure上の開発経験がある
■英語文献に抵抗が無いこと。会話は、契約交渉に必要なレベルは求めませんが、必要に応じて英語で技術的なディスカッションやプレゼンをすることに物怖じしないことを奨励します
求める人物像
・好奇心が旺盛でこだわりをもって研究開発ができる方
・自らが技術的な強みなどを持っていると同時に、他者をリスペクトできる方
・できない理由を探すのではなく、まずやれることを考える方
・課題に対して最後まで成し遂げる「粘り強さ・執念」を持っている方
・自らの手で新たな技術を創り出すことに喜びを感じられる方
年収情報など
・想定年収:550万~1,000万円(前職、経験、スキル等による)
・配属部署:雇入れ直後…経済安全保障室 研究チーム
会社の変更の範囲…会社の定める業務
職種 / 募集ポジション | 【自然言語処理】経済安全保障ソリューション向け研究開発職(経済安全保障室) |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | 雇入れ直後 :港区本社(転勤無し) 変更の範囲 :会社の定める場所 |
勤務時間 | 9:00~18:00(休憩1時間) |
休日 | ★年間休125日(2024年度) 【休日】 ・完全週休2日制(土曜日、日曜日、祝日休み) ・年末年始 【休暇】 ・年次有給休暇(入社時10日付与) ・夏季休暇(時季指定有給休暇)5日 ・特別休暇 ・慶弔休暇 ・産前産後休暇 ・育児休業 ・介護休業 |
福利厚生 | ・通勤手当(50,000円/月) ・退職金制度 ・社員持株会制度 ・住宅手当(管理職以外) ・家族手当(管理職以外) ・団体保険加入 |
加入保険 | 社会保険完備(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険) |
会社名 | 株式会社FRONTEO |
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設立 | 2003年8月8日 |
本社所在地 | 東京都港区港南2-12-23 明産高浜ビル(受付8階) |
代表取締役社長 | 守本 正宏 |
資本金 | 3,048百万円(2024年3月31日時点) |
売上高 | 7,375.0百万円(2024年3月31日時点) |
上場証券取引所 | 東京証券取引所グロース市場(証券コード:2158) |
主要取引先 | 官公庁(法執行機関・各種監視委員会)、国内外法律事務所、医療機関、 民間企業(機械・金融・自動車・商社・情報通信・精密機器・製薬・石油化学・電機など) |
事業内容 | 人工知能を活用したデータ解析事業 <AIソリューション事業> ■ライフサイエンスAI分野 医療・介護の現場に存在する様々な構造化・非構造化データの横断的解析と、それに向けた人工知能(AI)の研究開発 ・メディカルデバイス領域:医療機器分野/医療ソフトウェア分野 ・メディカルインテリジェンス領域:創薬支援分野/医療情報分野/規制対応支援分野 ■ビジネスインテリジェンス分野 人工知能KIBITを活用したソリューションで、業務の生産性向上やビジネスの成功につながる経営判断をサポート ■経済安全保障分野 経済安全保障に関するリスクとチャンスを可視化し、事業戦略・経営戦略の策定と推進を支援 ・サプライチェーンの安全性と健全性の把握(調達リスク、制裁リスク、人権・ESG) ・事実上の企業の支配者の把握(取引先、提携先、投資先) ・最先端技術保有者の把握 <リーガルテックAI事業> 人工知能とデジタルフォレンジック技術を活用した国際訴訟eディスカバリ(電子証拠開示)支援サービス、不正検知フォレンジック調査、官公庁・法執行機関向けソリューションの提供、サイバーセキュリティ・クレジットカードの不正調査 |