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ミッション

私たちは「食品産業のロスをなくす。」というミッションのもと、食品産業全体のサプライチェーン効率化の実現を目指しています。

日本の食品ロスは年間500万トンを超えており、半分は家庭、半分は事業系によるロスと言われています。食品産業は日本のGDPの約10%を占める基幹産業でありながら、非効率なサプライチェーンにより数兆円規模のロスが生まれています。

この事業系の食品ロスが起こる最大の原因は、「適切な需要予測データ」によって食品産業全体が動いていないことに尽きます。

川下にあたる外食チェーンでは、店長個人の経験と勘に頼らざるを得ない環境の中で食材の発注が行われています。 食品卸は外食チェーンからどれだけの発注が来るのかわからないまま食材を大量に抱え、店舗からの発注に備えています。食品製造(セントラルキッチンやメーカー)は、食品卸等からの発注に備えて原材料を仕入れ製造ラインを動かし大量の製品在庫を抱えています。これらが消費期限を迎えるとロスになります。

この問題は外食チェーンの店舗単位での食材の需要予測データを生成し、サプライチェーン全てのプレイヤーがこのデータに基づいた需給調整を行うことで解決が可能です。いわゆる、需要予測データを起点にサプライチェーン全体を動かす「デマンドチェーン」です。

私たちは、川下の食材需要予測を起点としたこのデマンドチェーンをベースに食品産業のサプライチェーンの効率化を推進するプロダクトを提供し、「無駄なく作って、無駄なく届けて、無駄なく売っていく世界」の実現を通して「食品産業のロスをなくす。」というミッションの実現を目指しています。

食品サプライチェーン×Vertical SaaSに取り組む意義

外食エンタープライズ企業にとって、サプライチェーンの効率化は長年の課題です。需要予測の難しさ、システム投資の大きさ、店舗オペレーションの抜本的な見直しが必要になることから、解決されないまま今に至っています。

加えて、食品産業のサプライチェーンは製造業や小売業と比べてマーケットが小さく、需要予測の難易度も高いため、大手システムベンダーが参入してこなかった領域でもあります。これも、課題が長年放置されてきた背景のひとつです。

この食品産業におけるサプライチェーンの非効率により発生している「食品ロス」という大きな社会課題の解決は、食品産業に関わる企業の成長・持続可能性に貢献すると同時に、日本の基幹産業である食品産業の構造そのものを変える大きなインパクトがあるため、私たちはこの課題に向き合っています。

事業内容

発注業務の変革から始まる、食品サプライチェーンの効率化

私たちが目指すのは、外食チェーンの店舗単位での食材需要予測を起点に、サプライチェーン全てのプレイヤーがデータに基づいた需給調整を行う世界——食品産業のサプライチェーン全体が効率化された世界です。

この世界を実現するには、外食チェーンの欠品とロスを起こさない適切な食材需要が不可欠です。

ところが、外食チェーンでは発注業務のDXは進んでいますが、「どの食材をどれくらい頼むか」という需要予測は店長の勘に依存しており自動化が進んでいません。

私たちはこの非効率な発注業務に着目し、AIが売上予測をもとに適切な発注量を算出し、発注システム向けデータ生成までをワンストップで行うことができる「HANZO自動発注」を開発。累計4000店舗以上の外食チェーンにご利用いただき、発注業務を「誰でも効率的に適正量を発注できる業務」へ進化させながら精度の高い外食チェーンの食材需要予測データを作ってきました。

外食チェーンの経営課題は食品産業共通の経営課題へ

昨今の原価高騰により、外食チェーンの経営課題は「値上げによる売上維持」から「原価コントロールによる収益確保」へと変化をし始めています。

コロナ禍以前の外食チェーンは原価が安く、食材ロスをしても利益が出る構造でしたが、コロナ禍以降、外食チェーンを取り巻く外部環境は大きく変化しました。

慢性的な人手不足の中、原価と人件費の高騰により店舗運営コストは大きく上昇、外食チェーンは値上げによる売上維持を目指してきました。ところが、顧客が度重なる値上げに割高感を感じた結果、売上は維持できいるが客数が減少し始める外食チェーンが増えており、値上げ施策は限界に近づいています。

物価が下落する見通しがない昨今、外食チェーンは自社の努力だけでなく、サプライヤーである食品製造・食品卸・物流を巻き込んだサプライチェーンの効率化によって、原価を下げ収益を確保しようとしています。

一方のサプライヤーも、課題を抱えています。外食チェーンの食材需要が読めないまま大量に製造・保管し、消費期限を迎えれば廃棄するという構造的なロスに加え、原価高騰が収益をさらに圧迫しているためです。こうした状況から、サプライヤー側もデマンドチェーンによるサプライチェーン効率化の必要性に気づき始めています。

こうした背景から、デマンドチェーンによるサプライチェーンの効率化は食品産業全体の経営課題となっています。

「無駄なく作って、無駄なく届けて、無駄なく売っていく世界」は現実のものに

食品産業に関わるプレイヤーがデマンドチェーンによるサプライチェーンの効率化を真剣に考え始めた今、私たちはこれまで蓄積してきた技術とデータを活かし、外食チェーン向けの需要予測サービスに続いて、サプライヤー向けの需要予測サービスの提供を開始します。

これにより、サプライヤーが外食チェーンの食材需要予測データをもとに適切な仕入れと物流計画を行い、サプライヤー全体でキャッシュフロー改善、サステナビリティの確保が実現できます。

この環境変化は、私たちのミッション実現を加速させる追い風です。食品業界の変革を志す経営者のみなさんと共に産業構造を変えていく——そんな社会的意義のある大きな変革の、スタートラインに私たちは立っています。

このチャレンジを実現すべく、直近20億円超の資金調達を完了。中長期的に事業を発展させるための土台も整え、IPO並びにその先の発展を見据えたグロースフェーズに入りました。

「無駄なく作って、無駄なく届けて、無駄なく売っていく世界」は、
「できたらいいな」から「実現できる」フェーズに入り始めました。
一つの産業が大きく変わろうとする瞬間をその中心で見られるのが今のGoalsです。

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