触媒・潤滑被膜・材料に関する組成・化学状態分析、構造解析や表面分析

当社はENEOSグループの中核事業会社の1つとして石油精製・販売事業等を手掛けています。
主な製品は、燃料油や潤滑油といった石油製品、ベンゼン・パラキシレン等の石油化学製品です。石油・石油化学以外のエネルギー事業では、液化天然ガスの輸入販売、製油所・製造所併設の発電所や風力発電設備等を使用した電力事業等も行っております。
また、燃料油の需要減退を見据えて、脱炭素（カーボンニュートラル）化を推し進めるため、
既存事業（石油精製プラント等）の改造を含めた新規プロジェクトを多く立ち上げており、設備投資検討を行っています。

採用の背景

カーボンニュートラル社会に向けての研究を加速するためには、その基盤となる分析・解析技術をタイムリーかつ的確に開発・獲得し、研究に活用していく必要がある。分析・解析技術を新たに開発・獲得するには高度な知識や技術力が必須であり、経験者を採用し早期に技術力強化を実現し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する。

職務内容

触媒、潤滑被膜（潤滑油により金属表面に反応・吸着して生成される被膜）、材料（電極材料、エラストマー、ゴム材料等）に関する、自社内および外部大型分析施設（SPring-8、Nano Terasu、J-PARCセンター等）での組成・化学状態分析、構造解析や表面分析

必要なスキル

■必須
・触媒、金属、エラストマー等の組成構造分析、表面分析の実務経験（目安：3年）
・X線、電子線を利用したSEM、TEM、FIB、EPMA、XPS、XRD等の分析機器を取り扱った
　経験があること　
・SPring-8等、大型分析施設の利用経験があること
■歓迎
・次のいずれかの経験・スキルを有していること
  ①LC-MS、GC-MS、NMR等有機物に関連する分析業務をした経験
  ②機器メーカーや分析会社、大学等で分析業務をした経験
  ③大学や分析機関と共同研究をした経験

求める人物像

■学歴
大卒以上またはそれに準ずる資格の者
■職暦
求めるスキルに記載した業務経験を有すること
■保有資格
歓迎：放射線取扱主任者資格（第１種もしくは第２種）
■人柄･資質
・職場内のチームワークを保ちながらも、自ら考え、積極的に行動できる
・コミュニケーション力があり、大学の先生や分析機器メーカと良好な関係を構築し、共同
　で取り組むことができる
・関係者の多様な意見・アイデアを引き出しつつ、取り纏め、課題の発見・解決に当たるこ
　とができる
・新たな技術、知見の取得に積極的であり、挑戦意欲が高い

職場環境

配属グループ（予定）：ソリューションセンター解析グループ
平均残業時間：10～20時間/月
ただし、外部機関で分析業務は時間が限られているため残業が発生する傾向にあり、その月の残業時間は他の月より多くなる場合がある
テレワークの有無：テレワーク可能（週に1回程度）

■人数
・部署の人数：60名程度
・配属グループの人数：20名強
■職場の平均年齢
・部署：42歳
・配属グループ：43歳

採用後のキャリアパス

管理職への昇格あり

仕事のやりがい・アピールポイント

最先端の分析・解析技術に触れ、従事するチャンスがあり、それらの技術を活かして、カーボンニュートラル社会の実現に貢献できる。また、実験室系の設備に加えて、大型分析施設を利用した新規分析手法の研究検討や、研究開発部門と協力して、開発における課題発見・解決を行う機会があり、多様な経験・知識を得られる。