団体紹介
カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動しています。現在では職員数200名、経常収益15億円を超え、国内でも有数の教育NPOに成長しました。
高校生のためのキャリア学習プログラムから始まり、東日本大震災以降は子どもたちへの居場所提供、コロナ禍以降はデジタルツールを活用したオンラインの子ども家庭支援を行うなど、社会の変化に応じて様々な教育活動に取り組んでいます。
▶採用説明資料
https://bit.ly/3V15ufB
募集背景
カタリバは、すべての10代が意欲と創造性を手にできる未来を目指し、23年にわたり活動している教育NPOです。現在では職員数150名、経常収益15億円を突破し、国内でも有数の教育NPOに成長しました。
∇2024年を振り返る7つのトピックス
https://www.katariba.or.jp/magazine/article/report241217/
非営利団体であるカタリバは、活動のために必要な資金を様々な方法で獲得しています。中でも、年間収益の約73%を占めるのが、活動に共感してくださる方々からの寄付収入です。令和6年能登半島地震で被災した子どものための緊急支援活動にもいち早く取り組めたのは、寄付者からの信頼と支援があったからこそです。
こうした寄付に関連する業務を担っているのが「ファンドレイジング部(以下、FR部)」です。FR部は単なる資金調達部門ではなく、カタリバの様々な活動と社会貢献に関心のある人々をつなぐ架け橋であり、特にメジャードナーチームでは、寄付者とのより良い協働・共創関係を築くためのコーディネーターとしての役割も担っています。
今回募集するのは、法人寄付の獲得や個人寄付者対応をメインで担当するメジャードナーチームのメンバーです。現在、メジャードナーチームは、受け持つ企業から年間1.5億円の寄付支援をいただいており、サステナビリティやCSR活動の推進、社員のボランティア参加、コラボ企画など、企業のニーズに応じた多様な連携を実現しています。
今後は既存の支援基盤を大切にしながら、より多くの企業との新たな協働可能性を探り、支援規模の拡大やカタリバが目指すミッションの実現を図っていきます。企業にとっての「社会貢献の外注先」ではなく、共に子どもを取り巻く課題解決に向けて取り組む対等なパートナーとして、企業と共助の関係性を築いていける仲間を募集しています。
仕事内容
FR部のメジャードナーチームにて、企業対応、また個人の大口寄付者の対応を担当していただきます。既存の寄付企業とのリレーション強化および新規開拓を通じて、当団体のミッション実現に向けた安定的な支援基盤の構築にお取り組みいただきます。
【寄付実績のある企業とのリレーション】
約20~30社の担当企業を持ち、継続的な支援の維持・拡大を目指します。寄付による社会的インパクトの可視化・報告、企業の社会貢献ニーズのヒアリング、事業部門と連携した次期の寄付プランの企画提案などの一連を担当。また、寄付企業の社員ボランティア参加機会やコラボ商品の企画など、企業のリソースやニーズ、特性に応じた多様な連携の形を創出していきます。
主な業務の流れ:
ー打ち合わせ(オンライン/対面)の実施
ー事業部との調整、ゴール設計、予算書・申請書の作成
ー寄付企画の実行
ー寄付による成果の報告
ー次期の寄付プランの企画提案
ー寄付実行に向けたフォローアップ
【新規寄付企業の開拓】
資料請求・問い合わせを頂いた企業(月5~10企業程度)に対して、チームで割り振って、電話でのヒアリングからスタートし、企業の社会貢献に対する想いや課題を深く理解していきます。その上で、当団体の事業価値を活かした企画を立案し、提案活動を行います。企業の要望と当団体の事業価値の接点を見出し、互いにとって意義のある連携の形を創り上げていきます。
主な業務の流れ:
ーヒアリング(電話/オンライン/対面)、企業の社会貢献ニーズや課題感の把握
ーカタリバの団体説明
ー事業部門と連携した企画立案
ー提案書作成・プレゼンテーション実施
ー寄付実行に向けた具体的な施策の詰め
【営業推進のための企画・施策の立案・実行】
寄付獲得活動の基盤となる様々な施策の企画・実行も担当していただきます。企業向け説明会の企画・運営や、既存寄付企業とのコミュニケーションツールの作成、過去の寄付企業への再アプローチなど、より効果的な寄付獲得を実現するための取り組みを推進します。将来的には、新規アプローチ手法の開発に携わっていただく可能性もあります。
【個人寄付対応】
状況に応じて、個人の大口寄付者の方へ寄付のお礼や季節のご挨拶など、継続的にご支援いただける関係をつくるためのコミュニケーションを行います。
仕事のやりがい
「ファンドレイジング」という言葉は日本ではまだ一般的に知られていませんが、寄付文化の根付く欧米では、志す人の多い仕事として注目されています。社会課題が山積する現代の日本で、課題解決に取り組む人とそれを支援する人をつなぎ、善意の資金循環で社会を変革するファンドレイジングの仕事は、今後ますます重要になるはずです。
今回、募集するメジャードナーチームのミッションは、単なる資金調達ではありません。企業の社会貢献への想いと、カタリバが目指す教育分野での社会課題解決をマッチングし、新しい価値を共に創造していく役割です。企業と対話を重ね、それぞれの企業特性に合わせた協働の形を提案・実現していくことで、社会により大きなインパクトを生み出すことができます。寄付を通じて社会貢献をしようとする企業や個人の方々が、カタリバを支援することで子どもたちの成長や社会の変化を実感し、「カタリバに寄付してよかった」と心から感じられる寄付体験を提供していくことが、この仕事の醍醐味と言えるでしょう。支援の輪がじわじわと広がっていく瞬間を、常に間近で見ることができます。
企業寄付は、カタリバの活動を支える重要な「経営基盤」の一つです。企業との関係構築や新規開拓を通じて、組織の持続可能な成長に直接的に貢献できます。また、企業の経営層との対話や交渉を通じて、ビジネスパーソンとしても大きく成長できる機会があります。
職種 / 募集ポジション | ファンドレイジング部|コーディネーター(渉外) |
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雇用形態 | 正社員 |
契約期間 | 有期雇用(3年) ※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします |
給与 |
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勤務地 | JR中央・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」徒歩6分 ・2024年10月に本部を移転増床し、より働きやすく共創が生まれるオフィス環境の整備を進めています ・ハイブリッドワークを取り入れており、出社/在宅の割合はチームや時期によっても異なります ・原則、週2日以上の出社としています(※個別状況を踏まえて調整することもあります) |
勤務時間 | 9:00-18:00 |
休日 | 完全週休2日(土日祝) ・夏期休暇(3日)、年末年始休暇(5日) ・慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇 ・有給休暇、新規入職者に対する特別休暇 |
福利厚生 | ・賞与は業績に応じ年1回支給 (過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動) ・昇給は半年に1回、人事考課により決定 ・産育休制度 ・通勤手当(上限3万円) ・帰省にかかる費用の一部補助(地方拠点のみ対象) ・健康診断、インフルエンザの予防接種 ・専門家によるオンラインカウンセリング ・副業も可能です(内容に応じて要相談) |
加入保険 | 社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金) |
受動喫煙対策 | 屋内全面禁煙 |
配属部署の体制 | ファンドレイジング部には、ディレクター・川井のもと、フルタイム職員11名が所属しています。チームは、下記5つに分かれていますが、兼務職員も多く、一体となって業務にあたっています。 ・DEX(Donor EXperience = 寄付体験向上)チーム ・システムチーム ・メジャードナーチーム(法人等の大口寄付を担当) ・デジタルマーケティングチーム ・CRMチーム メンバーのバックグラウンド一例 ・非営利団体のPR・マーケティング担当 ・子ども服ブランドのカスタマーサービス責任者 ・メガバンクの融資渉外担当 ・飲食店向け広告メディアの法人営業 様々なバックグラウンドを持つ経験豊富なメンバーがサポートしますので、ファンドレイジングや寄付に関する業務経験のない方でもご安心ください。 |
ある日のスタッフの1日 | 09:00 メール確認・返信、問い合わせ整理 09:45 メジャードナーチームデイリーミーティング 10:00 事業部門との打ち合わせ 11:00 企業への提案書作成 12:00 ランチ休憩 13:00 個人/企業寄付へのお礼連絡 13:30 移動 14:00 企業訪問、連携企画の打ち合わせ 15:30 移動 16:00 企業からの問い合わせ対応 17:00 経理チームとの寄付の状況確認ミーティング 17:30 報告書作成 18:00 終業 |
応募資格(必須) | ・社内外のステークホルダーとの調整やプロジェクトの進行管理の経験 ・提案書・報告書等の作成経験、およびドキュメンテーションスキル |
応募資格(歓迎) | ・営業職(BtoB/BtoCは不問)を通じ、顧客の課題を深く理解しながらソリューションを提案・実行した経験 ・イベントやコラボ商品などのプロジェクト運営・企画立案の経験 ・社会貢献やSDGs、教育分野のトレンドや課題に関する知見をお持ちの方 |
求める人物像 | ・カタリバの「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」というVISIONに共感できる方 ・ファンドレイジングの知識や手法を主体的に学び、実践していく意欲のある方 ・プロセスを大切にし、持続可能な関係構築を目指せる方 ・未経験でも、自己の成長意欲高く、振り返りをしながら経験値を上げていける方 |
選考プロセス | ▼書類選考 ▼一次面接(採用担当)※オンライン ▼二次面接(ディレクター・チームリーダー)※対面@中野オフィス ▼最終面接(代表理事・常務理事)※オンライン ▼内定 ※一次面接の際に、Web適性検査の受検もお願いしています ※平均3回の面接を経て内定となりますが回数が前後する場合があります ※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください |
会社名 | 認定NPO法人カタリバ |
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名称 | 認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ) |
代表理事 | 今村 久美 |
設立 | 2001年11月1日 (2006年9月21日に法人格取得) |
本部所在地 | 東京都中野区中野5-15-2 JR中央線・総武線「中野」駅下車、徒歩約6分 |
その他拠点 | ■文京区青少年プラザ b-lab(東京都文京区) ■アダチベース Central/North(東京都足立区) ■大槌臨学舎(岩手県上閉伊郡大槌町) ■双葉みらいラボ(福島県双葉郡広野町) ■おんせんキャンパス(島根県雲南市) |
職員数 | 199名(2024年12月時点) |