団体紹介
カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動しています。現在では職員数200名、経常収益15億円を超え、国内でも有数の教育NPOに成長しました。
高校生のためのキャリア学習プログラムから始まり、東日本大震災以降は子どもたちへの居場所提供、コロナ禍以降はデジタルツールを活用したオンラインの子ども家庭支援を行うなど、社会の変化に応じて様々な教育活動に取り組んでいます。
▶採用説明資料
https://bit.ly/3V15ufB
募集の背景
貧困の連鎖をまなびのチカラで断ち切る
これまでの教育や社会が取り残してきた、経済的に困難を抱える家庭の子どもたち。 外からは見えにくかった格差や課題は、コロナ禍によってあらわとなりました。なかでも、オンライン学習の普及が進む一方で、家庭にICT環境がない子どもたちが学習機会から遠ざけられてしまうことは、単なる教育格差に留まらず、将来の選択肢を奪い、貧困の連鎖を加速させる深刻な課題となっています。
貧困の連鎖を断ち切るのは、学びです。勉強そのものだけではなく、学びを通じて「自分にもできる」という小さな成功体験を積み重ねることが、あきらめの中にいる子どもたちの心に火を灯し、自らの人生を切り拓くエネルギーになるはず。
私たちは「困っている子どもを誰一人とりのこさず、学習機会やサポートを届けたい」という想いのもと、2020年3月にキッカケプログラムをスタートしました。パソコンとWi-Fiの無償貸与、そして専任の「メンター」と子ども・保護者それぞれとの対話による伴走支援を通じて、これまでにのべ1,500人以上の子どもたちに未来を変えるためのキッカケを届けてきました。
「人とのつながり」と「やってみる場所」を、両方届ける
私たちが出会う家庭は、複合的な困難を抱えているケースがほとんどです。キッカケプログラムを利用する家庭のうち、就学援助を受けている家庭が86.7%、ひとり親家庭が84.0%、保護者が病気や障害を抱えている家庭が26.7%。子ども自身についても、不登校の状態にある子が15.8%、家族の世話やケアを担っている子が22.5%にのぼります。経済的な厳しさに、家庭の事情や本人の特性が重なり合っている。だから「勉強を教える」だけでも、「場所を用意する」だけでも足りません。
そこで子どもへの支援として、私たちは2つのプログラムを走らせています。
①週1回の対話の時間「キッカケミーティング」
全国から募集・選抜し、研修を受けた「メンター」が、担当する子どもとオンラインで毎週20分向き合います。まず「この人には話しても大丈夫」と思える関係をつくり、そこから少しずつ、興味のあることを一緒に探したり、小さな目標を立てて振り返ったりしていきます。家族や学校以外に頼れる大人がいない子どもにとって、毎週決まった時間に自分を待っている人がいるという事実そのものが、支えになっていきます。
②放課後の居場所と学びの場「アフタースクール」
毎週の対話を重ねる中で、子どもの中に少しずつ「やってみたい」という気持ちが芽生えてきます。プログラミングをやってみたい。英語を話せるようになりたい。誰かと一緒に過ごせる場所がほしい。その気持ちの受け皿になるのがアフタースクールです。オンライン上に開かれた居場所と、半期ごとに選んで参加できる習い事の講座を用意しています。講座は47都道府県すべてに利用者がおり、離れた場所にいる子どもたちが半期で約230名が参加しています。
気軽に話せる大人がいることと、やってみる場所があること。 この2つが揃ってはじめて、子どもの「やってみたい」は行動に変わっていきます。
「やってみたい」と機会のあいだにある、見えない距離をなくす
2つのプログラムは、6年かけて現在の形になっています。毎週の対話は途切れることなく続き、講座も半期ごとに開かれ、全国の子どもたちが利用しています。一方で、これから力を入れていきたいこともはっきり見えています。
ひとつは、アフタースクールを、もっと多くの子どもたちに使ってもらうことです。
参加は無料で、講座の種類も揃っている。それでも実際に利用しているのは、キッカケプログラム利用者の6割ほどにとどまっています。もっと多くの子どもたちが「やってみたい」と出会えるよう、アフタースクールの案内を利用者の子どもたちや保護者に届けていくのかを整えていく必要があります。
もうひとつは、この事業が生んでいる価値を可視化していくことです。
毎週の対話を重ねる中で「頼れる人ができた」「相談してみようと思えた」という変化が子どもたちに生まれていることは、現場の実感としてあります。次はその実感を目に見える形にして発信し、利用を迷っているご家庭の後押しにしたり、この事業を応援してくださる方を増やしたりすることに繋げていきたいと考えています。
今回、学びや居場所に出会える子どもたちをさらに増やすために、数十名のメンターと連携しながら、2つのプログラムの運営と企画推進を担う方を募集します。
福祉や教育の専門知識は一切不要。事業のこれからを考え、プログラム全体の道筋を引き直していく。そんな「正解」のない問いに、一緒に取り組んでみませんか?
▼事業の詳細な説明はこちら
https://www.katariba.or.jp/activity/project/kikkake/
仕事内容
キッカケプログラムにおける子ども支援プログラムの運営・推進全般をお任せします。
子ども支援の専門知識は問いません。入職後に業務を通じて学んでいただけます。
具体的には以下の3つを担っていただきます。
(1)キッカケミーティング・アフタースクールの運営と企画(全体の約40%)
入職後、まずは2つのプロジェクトの現場運営から担っていただきます。どちらのプログラムも、子どもたちのニーズや実態に合わせて常に改善を繰り返しています。慣れてきたら、現場から上がってくる声をもとによりよい価値提供に向けた企画提案や開発もお任せします。
●キッカケミーティング(週1回の対話の時間)
キッカケミーティングの子どもの出席率は現在8割前後。引き続き高い水準で子どもたちが参加し続けられるよう、プログラム設計を考えたり、リマインドの仕組みを整えたり工夫をこらします。
時には専門家に相談しながら、より良いプログラムの形を検討します。今後は子どもたちへのアンケート調査やニーズ調査を定期的に行って成果を可視化したり、可視化した成果をもとに応援いただける方を増やしていくため、広報チームと連携した外部発信にも挑戦いただきます。
●アフタースクール(オンラインの居場所と習い事の講座)
アフタースクールの出席率の維持に加え、利用者の増加に向けての施策を企画・実施します。いつ、どんな形で案内が届けば利用に繋がるのか。社内他部署や関係チームと相談しながら、集客の道筋を引き直していきます。
また、子どもたちの利用状況等を把握し、ニーズに合った新プログラムの開発提案や、講座を提供する外部企業との折衝も担っていただく予定です。
(2)現場を支えるメンターのマネジメント(全体の約40%)
キッカケミーティングとアフタースクールには、あわせて数十名のメンター・師匠(業務委託が中心)が関わっています。20〜30代を中心に、学生から社会人まで経歴もさまざまです。定例ミーティングでの対話や日々のやりとりを通じて、一人ひとりが安心して継続的に力を発揮していただけるよう、コミュニティ運営を行っていただきます。
またプログラム全体を俯瞰して、メンターの方へ業務をどう分担しどう依頼するか、より良い形を模索していきます。
(3)家庭を支えるための専門家・地域機関との連携(全体の約20%)
週に1〜2回、家庭全体に対する支援方法を検討する会議に参加。社会福祉士や公認心理師などの専門家のサポートを得ながら、家庭の状況に合わせて支援の進め方を検討していきます。より困難度が高いケースの場合は、児童相談所など地域の関係機関に繋ぐこともあり、そうした緊急対応も担っていただく予定です。 **
仕事のやりがい
「あるのに届かない」を動かし、子どもの「はじめの一歩」をつくる
私たちの仕事は、決まったプログラムを回して終わりではありません。このポジションの最大の醍醐味は、講座の中身も、案内の届け方も、まだ完成しきっていないからこそ、自分の提案でそれを変えていけることです。例えば「英会話よりもプログラミングを強化したほうがいいのでは」と思えば、その仮説を持って検討を始めるところから、自分の手で動かすことができます。
これまでのべ2,400人以上の子どもたちに機会を届けてきた一方で、届けられるはずでまだ出会えていない子どもたちもいます。そこに対して、プログラム改善の小さな積み重ねが、これまで機会に出会えなかった子の”はじめの一歩”になっていく。完成された仕組みを回すだけでは決して得られない手応えが、ここにあります。
目の前の一人への向き合い方を、全国に届く「仕組み」へ変えていく
最初の数ヶ月は実際に子どもとの対話の時間などに参加し、子どもとメンターの間で実際に何が起きているのかを、自分の目で見ながら体感することができます。そこで掴んだ手触りや日々メンターを通して感じる課題感に対して、自らプログラム運営や開発に取り組んでいただきます。一人の子への対応から生まれた気づきが、やがて全国の子どもたちに届くプログラムのかたちになる。現場のリアルをふまえて、自分の企画で事業を動かしていける、ダイナミックな面白さがあります。
専門も立場も違う人たちと、「子どもの支援」のかたちを探し続けられる
週1回の対話による伴走、オンラインの居場所、選んで参加する習い事の講座。同じ「子どもの支援」という言葉でくくられていても、目的も、場のつくり方も違います。一緒に働くのは、全国から集まった思いのあるスタッフたち。また、よりよい価値提供のために力を貸してくれる公認心理師や社会福祉士といった専門家、研究者たちもいます。肩書の有無にかかわらず、目の前の子どもたちをおもって試行錯誤していくことができます。教科書には載っていない実践知が自然と積み上がっていくのも、この仕事の価値になるはずです。
〈働くスタッフのインタビュー〉
― 富永 みずき(元・教育ベンチャー企業)
― 和田 果樹(新卒・元マイプロジェクト全国事務局)
― 五味菜々緒(元・児童相談所職員)
〈支援に伴走する専門家のインタビュー〉
― 土江 梨奈子(公認心理師・スクールカウンセラー
― 勝呂ちひろ(精神保健福祉士)
スタッフの1日
中野事務所が拠点となります。週2程度オフィスに出勤。そのほかの日は自宅からのリモート勤務となります。また、リモートワークの日もZoom上の仮想オフィスで勤務するなど、工夫しながら連携を深めています。その他、日常的なコミュニケーションには、Slack、LINE WORKS、Google Workspace などを用いています。
●ある日のスタッフの1日
11:00 :事業部メンバーとの定例ミーティング
12:00 :プログラム企画開発ミーティング
13:00 :企画資料作成
14:00 :休憩
15:00 :各プログラムの出席率モニタリングミーティング
16:00 :各現場の課題対応ミーティング
17:00 :プログラム利用者の現場対応
18:00 :小学生メンターとの面談・家庭対応
19:00 :プログラム運営
20:00 :退勤
※月に数回、平日の19時〜22時の時間帯に1時間〜2時間程度の程度のミーティングやイベント(採用面接・研修等)の対応が発生します
※繁忙期には土日に数時間の勤務が毎月1~2回程あります
| 職種 / 募集ポジション | キッカケプログラム|子どものオンラインプログラム企画・開発 |
|---|---|
| 雇用形態 | 正社員 |
| 契約期間 | ※業務委託などのご希望があれば応相談 有期雇用(3年) ※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします |
| 給与 |
|
| 勤務地 | JR中央・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」徒歩6分 ・2024年10月に本部を移転増床し、より働きやすく共創が生まれるオフィス環境の整備を進めています ・ハイブリッドワークを取り入れており、出社/在宅の割合はチームや時期によっても異なります ・原則、週2日以上の出社としています(※個別状況を踏まえて調整することもあります) |
| 勤務時間 | 11:00-20:00 ※始業時間の調整など応相談です |
| 休日 | 完全週休2日(土日祝) *夏季休暇(3日)、年末年始休暇(5日) *慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇 *有給休暇、新規入職者に対する特別休暇 |
| 福利厚生 | ・賞与は業績に応じ年1回支給 (過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動) ・昇給は半年に1回、人事考課により決定 ・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金) ・産育休制度 ・通勤手当 ・健康診断、インフルエンザの予防接種 ・専門家によるオンラインカウンセリング ・屋内禁煙 ・副業も可能です(内容に応じて要相談) |
| 加入保険 | ・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金) |
| 受動喫煙対策 | 屋内全面禁煙 |
| 配属部署の体制 | 事業責任者のもと、フルタイム職員15名、パートタイム職員1名、業務委託パートナー15名、子ども伴走約70名、保護者伴走約30名、ボランティア1名の構成です。 チームは大きく、家庭丸ごと伴走チーム(子ども伴走チーム、保護者伴走チーム)、自治体連携チーム、運営チーム、企画開発チーム、バックオフィスチームに分かれており、今回ご参画いただく方は、家庭丸ごと伴走チーム内の保護者伴走チームに所属いただく想定です。 |
| 働く環境・職場の雰囲気 | ・服装は自由です ・役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です ・カタリバのVisionの実現に向けてお互いの事業や全社の方針への理解を深めるため、毎月「オルミ(katariba all meeting)」と呼ばれる全社のオンラインミーティングや年1回全職員が集まる宿泊型の研修「全社会議」などを行っています |
| 応募資格 | <必須> ―社会人経験3年以上(目安) ―多様な立場の人と話し合いを重ねて合意形成をしてきた経験 ―成果に向かって、自分なりに計画や戦略を立てて業務を推進した経験(規模不問) <歓迎> ―教育・学習支援サービス(学習塾、通信制高校・サポート校、学童・アフタースクール、オンライン学習サービスなど)での運営・企画の経験 ―業務委託・アルバイト・ボランティアスタッフなどが関わる現場の、運営やマネジメントの経験 ―教育プログラムやカリキュラムの企画・開発経験(オンラインプログラムの経験は尚歓迎) |
| 選考プロセス | ▼書類選考 ▼一次面接(採用チーム) ▼二次面接(事業責任者など)+Web適性検査 ▼最終面接(代表理事・事務局長)※正職員採用のみ ▼内定 ※平均3~4回の面接を経て内定となります ※基本的にはオンライン面接ですが、選考プロセスのなかで一度、配属予定の拠点にお越しいただくことが多いです ※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください |
| 会社名 | 認定NPO法人カタリバ |
|---|---|
| 名称 | 認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ) |
| 代表理事 | 今村 久美 |
| 設立 | 2001年11月1日 (2006年9月21日に法人格取得) |
| 本部所在地 | 東京都中野区中野5-15-2 JR中央線・総武線「中野」駅下車、徒歩約6分 |
| その他拠点 | ■文京区青少年プラザ b-lab(東京都文京区) ■アダチベース Central/North(東京都足立区) ■大槌臨学舎(岩手県上閉伊郡大槌町) ■双葉みらいラボ(福島県双葉郡広野町) ■おんせんキャンパス(島根県雲南市) |
| 職員数 | 199名(2024年12月時点) |