団体紹介
カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動しています。現在では職員数200名、経常収益15億円を超え、国内でも有数の教育NPOに成長しました。
高校生のためのキャリア学習プログラムから始まり、東日本大震災以降は子どもたちへの居場所提供、コロナ禍以降はデジタルツールを活用したオンラインの子ども家庭支援を行うなど、社会の変化に応じて様々な教育活動に取り組んでいます。
▶採用説明資料
https://bit.ly/3V15ufB
募集背景
誰も取りこぼさない学びの仕組みを作る
2024年10月31日、文部科学省から子どもたちの長期欠席および不登校に関する最新(2022年度)の統計が発表されました。「長期欠席」状態にある小中学生の数は、2021年度から約3万3千人増加し、約49万人に上ることが明らかになりました。この数字は過去11年間、毎年過去最多を更新し続けており、特に近年の増加率は顕著です。
∇代表理事・今村の記事
https://www.katariba.or.jp/magazine/article/voice241113
また、不登校の小中学生のうち、学校内外で相談・指導を受けておらず、学びの機会や繋がりを失ってしまっている児童生徒は38.8%にのぼります。地域的・経済的・個別的な課題が複合的に重なり合うことで、日中の学びや居場所を確保しにくい子どもたちは依然として多く存在します。
そこでカタリバは、誰もとりこぼさず、すべての子どもたちにサポートを届ける仕組みを作るために、2021年10月にオンライン不登校支援事業「room-K」を立ち上げました。
room-Kは、不登校状態の小中学生を対象に、オンライン上に安心できる居場所をつくり、一人ひとりに合わせた学びを届けることを目指すプログラムです。
現在は全国6つの自治体と連携しながら、不登校に悩むご家庭や子どもたちにとっての選択肢のひとつとして、安心して過ごせる居場所や、学ぶ楽しさを感じられる機会を提供しています。
room-Kのプログラム内容
個別と集団、オンラインとリアルの強みをかけ合わせながら、子どもたちが自分らしく社会とつながり、未来を描けるような伴走を目指しています。
・家庭ごとに2名の伴走スタッフを配置し、個別支援計画に基づいた子ども・保護者への個別伴走を実施。毎週1回の面談等、一人ひとりに合わせた伴走を行っています。
・毎日、フリースペースやオンライン授業を運営。クラブ活動、AI教材を使った学習支援、好きなことについておしゃべりやゲームができるスペースなど、みんなで過ごす多様な経験を提供しています。
・学校等外部機関と連携し、オンラインだけでなく、リアルと往還した支援を行うことを目指しています。
∇オンライン不登校支援プログラム 公式サイト
https://futoko.katariba.online/
今回、この room-K で、オンライン現場の居場所・プログラム運営やスタッフマネジメントなどを担うフロアリーダー(業務委託)を募集します。誰一人取り残されない学びの保障を目指す活動に共感してくださる方のご参画をお待ちしております!
仕事内容
フリースペースやオンライン授業を運営するメタバース空間には、1日あたり20数名程度の子どもたちが集まります。(日によって変動あり)
その空間を、毎日6〜7名のスタッフと2〜3名のフロアリーダーが支えています。
今回募集する「フロアリーダー」は、日々の現場とスタッフを取りまとめる存在。 スタッフとの朝礼や終礼を進行したり、メンバーの指揮を取ったり、現場で発生するトラブルを解決するなど、仕事は多岐に渡ります。オンラインという環境だからこそ、スタッフ同士の連携を大切にしながら、一人ひとりの子どもに最適な支援を届ける「現場の核」となってくださることを期待しています。
1. メタバース空間のフロアリーダー業務
room-Kのフロアリーダーは、メタバース空間に広がる子どもたちの心の動きを捉え、スタッフと連携しながら適切なアクションへとつなげていく現場の司令塔です。
アバターの動きやチャットの反応、時には沈黙など、画面越しに発せられる子どもたちの小さなサインを拾い上げ、スタッフと連携しながら今この場で何が起きているのかを立体的に把握していくことが役割です。
フロアリーダーは子どもたちとスタッフの間をつなぐハブでもあります。現場で感じ取った違和感や変化をチーム内で共有し、必要に応じて支援の方向性を微調整することで、個々の子どもにとって無理のない参加や関わり方が保たれるよう調整します。オンラインという見えにくい場であっても、子どもたちが「ここにいていい」「自分のペースでいられる」と感じられる空気を守り育てていくこと。その土台を支えているのが、room-Kのフロアリーダーです。
2. 集団で過ごすための「個別支援計画」の策定
子どもの特性や心の状態に基づいて、集団で過ごすための支援計画を策定します。中長期的な目標や具体的な支援方針を記し、スタッフ間で共有します。
支援計画策定にともなう関係者とのケース会議、その後の経過を追うモニタリング等も実施していただきます。「この子には今、どんなアプローチが必要か」を議論し、チーム全体で支援方針を目線合わせすることも大切な役割です。
3. 記録・申し送り・事務局連携
シフト当日は、子どもの様子の記録作成や申し送り等も行っていただきます。メタバース空間の運営に携わるスタッフだけでなく、必要に応じて、事務局や個別伴走チームとの情報共有・連携調整も発生します。チームを横断した仕事も多く、多様なスタッフとのコミュニケーションや調整も必要となります。
仕事のやりがい
子どもたちの次の一歩を、チームで描く
フロアリーダーは、その場での子ども対応だけではなく「この子が集団の中で自分らしく過ごすには、今どんなステップが必要か」という設計図を描きます。
メタバース空間での些細な変化から心境を読み解き、一歩踏み込んだ言葉をかける。スタッフの悩みに耳を傾け、チーム全体としてより良い子ども支援ができるために働きかける。
すぐに結果が見える仕事ではありませんが、ある日ふと、子どもが自分からチャットを打ち始めたり、集団の輪に自然と入っていったりする瞬間があります。その変化に立ち会えることは、この仕事ならではの大きなやりがいです。
子どもの安心できる居場所を守り、支援の質をそろえる「現場の要」
フロアリーダーは、その場で起きる予期せぬ出来事に判断を下し、場の安全をコントロールする責任者でもあります。自分一人が頑張るのではなく、多様なスタッフと情報を密に連携し、チームとしての対応力を高めていくことにやりがいがあります。
スタッフと連携しながら、課題を洗い出し解決策を実行することで、より良い学びの場をチームとともにつくっていくのは、リーダーならではの醍醐味です。
「新しい支援の形」で社会を変えていく実感
私たちが向き合っているのは、既存の枠組みでは救いきれなかった「不登校」という大きな社会課題です。メタバースという手段を使い、様々なバックグラウンドを持つスタッフたちをリードしながら、誰も取りこぼさない居場所を自らの手でつくり上げていく。正解のない問いにチームで挑み、一人ひとりの子どもに合わせた「新しい当たり前」を切り拓いていく確かな手応えがあります。
▼仕事の魅力
完全オンラインのため、インターネット環境があれば国内外どこからでも参画可能。日中のフロア運営の時間以外は柔軟に予定を組みやすく、家庭や他の仕事との両立もしやすい点も大きな魅力です。
| 職種 / 募集ポジション | room-K|運営リーダー(フルリモート) |
|---|---|
| 雇用形態 | 業務委託 |
| 契約期間 | 契約期間は当初6か月、以降1年ごとの契約更新 |
| 給与 |
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| 勤務地 | ご自宅など 完全リモートワークのため、インターネットに接続できる環境であればお住いの地域は問いません。オンライン上に仮想オフィスを設けており、さまざまな工夫をしながら連携を深めています。また、仮想オフィスのほかに、ZoomやSlack、Google Workspaceなどのツールも活用しています。 ※オープンスペース等、個人情報の流出が懸念される場所での活動はできません |
| 勤務時間 | 稼働時間目安:月128~160時間程度 週あたり4~5日程度の稼働を想定しており(選考時に相談のうえ決定。日数・曜日は原則固定)、メタバース空間内での子ども支援という業務の性質上、08:30~15:30 のコアタイムでのご対応は必須となります。事務局とのミーティングなどは原則 15:30~17:30 に実施を予定していますが、ご事情に応じては相談も可能です。 |
| 休日 | 土・日・祝は、room-K プログラムの実施がないため稼働はありません |
| 求める人物像 | ・不登校支援などの社会課題に関心があり、積極的に取り組みたい方 ・児童福祉分野、不登校支援、教育分野での経験を活かして、新たな環境でチャレンジしたい方 ・子どもの声に真摯に耳を傾け、学校や家庭とも異なる「ナナメの関係」を築ける方 ・日々の現場で得た気づきを運営やプログラム改善に活かし、子どもの成長を継続的に支えていきたい方 ・スタッフをリードし、協働しながら現場課題を主体的に解決していく意欲がある方 ・メタバースやデジタルツールを活用し、新たな学習支援の可能性を切り拓いていきたい方 |
| 応募資格(必須) | <必須要件> ・教育や児童福祉業界にて対人援助の業務経験がある方(3年目安) ・平日8:45〜15:30 をコアタイムとし、週4日以上稼働できる方(8:45〜17:45 での稼働が可能な方は尚可) ・子どもの継続的な支援やチーム運営の安定化を図るため、1年以上の長期稼働が可能な方 ・PC とインターネット通信環境をお持ちの方(タブレット・スマートフォンのみは不可) <歓迎要件> ・子ども支援の現場で、運営上の責任を持ち、状況に応じた判断を行った経験がある方(アルバイトリーダー等の経験も可、正社員としての経験があれば尚可) ・不登校や発達特性のある子どもへの支援経験(専門的な支援現場でなくとも対象となる子どもたちに関わった経験があれば可、専門的な支援現場の経験があれば尚可) |
| 会社名 | 認定NPO法人カタリバ |
|---|---|
| 名称 | 認定NPO法人カタリバ (認定特定非営利活動法人カタリバ) |
| 代表理事 | 今村 久美 |
| 設立 | 2001年11月1日 (2006年9月21日に法人格取得) |
| 本部所在地 | 東京都中野区中野5-15-2 JR中央線・総武線「中野」駅下車、徒歩約6分 |
| その他拠点 | ■文京区青少年プラザ b-lab(東京都文京区) ■アダチベース Central/North(東京都足立区) ■大槌臨学舎(岩手県上閉伊郡大槌町) ■双葉みらいラボ(福島県双葉郡広野町) ■おんせんキャンパス(島根県雲南市) |
| 職員数 | 199名(2024年12月時点) |