抗体創薬のシーズ探索~新規事業開発
仕事内容 【期待する役割・ミッション】 弊社は国産の抗体開発を目的に名古屋大学発のベンチャー企業として50年以上前に発足。 その後、同社の強みである抗体技術を活かして診断薬メーカーとして社会に貢献。 自己免疫疾患の領域で存在感を示しながらも、今後さらなる飛躍のため抗体受託開発や製薬企業からオーダーを受けてコンパニオン診断薬を開発するなど確かな技術力をもとにサービス展開にも注力。 事業の拡大期における弊社において社会のニーズに応えるだけではなく、技術のシーズから事業創出まで育てていく取り組みも行っている。 大学やKOLの方々とコミュニケーションを取りながら、革新的なシーズを発掘し共同研究の企画・推進を行っていただける方を募集中。実際にご自身でもWetで実験いただきながら、事業にどのように繋げられるかを企画いただきたい。 現在は抗体創薬(ADC, Bispecific抗体, 抗体様分子)と疾患関連のバイオマーカーに着目。 ※製薬会社、バイオテックは新規事業開発部のもう片方の課が担当しているが、協力しあいながら業務を進めていくためご対応いただく場合あり。事業開発業務全般をご担当いただくため、中長期的な計画と短期での成果の両方が求められる。 【具体的な職務内容】 抗体創薬支援に関するADC, Bispecific抗体, 抗体様分子, intrabody, CARなど新規プラットフォームの事業創生のため、 ■アカデミアKOL、バイオテック、製薬会社などとのリレーション構築 ■社内R&Dメンバーと協力し、アカデミア・企業との共同研究の立案、推進 ■製薬企業パートナーとの提携交渉 ■新規事業、戦略の立案及び実行(Wetでのシーズ探索、開発行為を含む) ※メディカルサイエンスイノベーション室と抗原・抗体開発ユニットの兼務。まずは東京で大枠をつかみ、半年後をめどに長野県伊那市にある研究所でご自身で手を動かしていただきながらシーズ探索、開発をご担当いただく予定。 【入社直後に期待すること】 ご本人の強みを生かした抗体創薬支援事業の立案に向けて、上記4つの活動の即戦力として活躍いただくことを期待。 【同社における創薬支援事業の位置づけ】 JSRライフサイエンスでは、抗体創薬支援に関してはグループ企業それぞれの特長を生かしてそれを繋げるOne Stop Serviceの立ち上げ・遂行を目指している。MBLの抗体創薬支援事業では、その最も上流に位置する抗体の創出・最適化・抗体改変プラットフォームの受託サービスを担当。本ポジションではそのサービス立ち上げのためのシーズ探索から事業企画までを担っている。 競業が多々ある中で、製薬にとって、いかにユニークで魅力的な提案ができるかが重要な課題。 【組織について】 ○メディカルサイエンスイノベーション室のミッション アカデミアや公的研究機関とのコミュニケーションを通じた中長期の視点で、MBLの次世代の柱となる抗体創薬支援事業の周辺技術の探索、および共同研究等を通じた事業テーマの育成。 事業探索領域は下記2点。 ・抗体関連の創薬支援サービスを展開するうえで、抗体取得のスピード化・効率化だけでなく、 ADCなどの修飾技術、Bispecific抗体やミニ抗体などの抗体改変、細胞免疫療法で使用されるCAR用の抗体開発、またIntrabody領域への挑戦(Affibody, VHH)を検討(創出、導入問わず)。 ・診断薬メーカーとしての視点から、疾患関連のバイオマーカー(遺伝子、タンパク質問わず)の新規探索・導入を検討。 いずれの領域においても計算科学やAIの活用も検討。またアカデミアとのnetworkingの一環として、当社が後援するライフサイエンスに関するシンポジウム(高遠シンポジウム)を毎年夏に開催している(事務局を担当)。 ○同僚 室長:大学TLO、共同研究窓口を担当、当社20年以上勤務・研究開発、学術、マーケ、新規テーマ探索経験・KOLコミュニケーションが得意、 部員1:AIを使ったBM探索の実務。外部研究機関に出張ベースで派遣中。またプログラミングスキルを活かし、抗体の改良検討実施中。 部員2:契約書、各種支払い対応、会議、シンポジウム事務局担当。 リソースが限られるので、テーマ管理については、新規事業開発部(一般的な経営企画部)の部長、採用部署のメディカルサイエンスイノベーション室と新規事業開発室で常に双方協力体制をとりながら行っている。またR&Dのリソースは必須になるため、抗体開発Uのメンバー各テーマ1名アサイン。各部門の専門性を生かしながら一致団結し取り組んでいる。 続きを見る