★会社概要の確認はこちらから

岡部 正則／情報システム本部 本部長
大手化粧品メーカーのIT部門などを経て、2021年MTG入社。これまでにIT戦略の責任者としてさまざまな企業の変革を牽引してきた豊かな現場経験を活かし、現在はMTGのITによる事業改革に挑戦している。

部署の現在

事業変革を推進する各種社内システムの開発・整備

異例の急成長を続けているMTG。次々と新事業が立ち上がる中、社内システムの面ではその都度、個別にパッケージを導入するなどしてやりくりしてきました。しかしこれが今後、新しい事業モデルを構築する際の阻害要因となり得ることから、2021年に情報部門トップに就任した岡部が改革に取り組んでいます。

「事業部ごとに個別最適化されたシステムのままでは、全社横断型の仕組みをつくろうとしてもうまくいきません。そのため昨年から大規模な基幹システムと顧客基盤の刷新に着手したところです。今後2年くらいかけて脱オンプレを図り、すべてクラウド化しようと考えています。もちろん、並行してネットワーク環境やセキュリティ面などインフラの強化にも取り組んでいきます」（本部長／岡部）

ただ、いくらベンチャーな社風とはいえ、ここまでドラスティックな環境変化がユーザーである1,500名を数える社員に受け入れられるのでしょうか。

「大丈夫です。例えばあるツールを試験的に導入したときにも『これは使いにくいかも？』『じゃあ別のツールで再チャレンジしてみよう！』と現場の皆が協力的で前向きなんです。社員の平均年齢が若いからか、トライ&エラー&トライが非常にやりやすい土壌があるのでその点は心配していません」（岡部）

部署の未来

新ビジネスの企画段階から参加する「攻めのIT部門」へ

今後売上1,000億円を目指す過程において、IT部門には社内の生産性向上とともに、事業変革の一翼を担うことも期待されています。次なる顧客価値創造のためにも、顧客エンゲージメントを高めるモデルの設計・構築に注力していきたいと話します。

「一人ひとりのお客さまの暮らしの中でどのように使われているのか、IoT製品から集めたデータを分析し、アップデートや新製品開発に活かすデータドリブンな環境づくりを目指します。そのために社内外から集めた複数のデータを一元管理できる基盤をつくり、新ビジネスにアジリティをもって対応できる仕組みづくりを主導していきます」（岡部）

ITを活用した新しい事業モデルの設計には、当然のことながら各事業部と密な連携が求められます

「他部署から『オムニチャネル戦略を導入したいのだがどうすればいいか』『IoT機器を使った従量課金制サービスを立ち上げたいのだが技術面で支援してもらえないか』といった相談をもちかけてもらえる関係性ができているため、新しいビジネスの企画段階から参加できる点は特徴的だと思います。このあたりはベンチャーならではといえる面白い部分ですね」（岡部）

求める人材

若くアグレッシブな社員たちとチャレンジを楽しめる方

MTG急成長の背景には「一人ひかる 皆ひかる 何もかもひかる」の企業理念があります。それがIT部門の特殊性にもつながっているのではないかと岡部は話します。

「私はこれまで長くIT畑で働いてきましたが、苦労して新しいシステムをつくったとしても、成果が認められるのは現場の人たちで自分たちはなかなか評価されない。だからモチベーションが保てないといったことはよくある話だと思います。でも、そういうことがこの会社では起きません。普段から助け合って働くことが当たり前の風土がありますので、『いつも世話になっている人たちのために、いいシステムをつくろう』というモチベーションで働くことができています」（岡部）

高い目標を掲げ、それを達成するためにこれからもさまざまなチャレンジが予定されています。そんなIT部門で働く人に求められる資質とは。

「若くアグレッシブな社員たちと、事業成長を一緒に楽しめることが一番大事な資質ですね。『新しい技術を見つけたんだけど、できるかな？』といった相談に『いいね、やってみよう！』と楽しめる人が増えれば会社も成長できますし、その人自身の成長にもつながると思います」（岡部）