プロフィール
I.Mさん(2021年キャリア入社) マテリアルサイエンス研究科卒
所属:生産事業本部 社会システム事業部 基板開発部 基板開発課
道路情報板や関連設備に組み込まれた、電子回路・基板の開発を行う課です!
当社組織図はこちら★https://www.seiwa.co.jp/company/organization.html
1.これまでのキャリア
卒業後、約3年半にわたり車載電装部品メーカーにて電子回路設計業務に従事し、回路設計から評価まで一連の経験を積んできました。特に、納期遵守意識が非常に高い環境であったため、常に前倒しで業務を進める姿勢や計画的な業務遂行力が身につきました。その後、家電製品関連メーカーにて約2年間、基板設計業務を担当しました。星和電機では基板設計を協力会社に委託していますが、委託先から納品される基板の受入評価業務があり、2社目で培った基板設計の知識や経験がその業務に活かされています。
2. 転職のきっかけ
1社目では企業買収をきっかけにトップダウン型の組織文化へと変わり、技術者として主体的に意見を出しづらい環境になったため、より風通しの良い職場を求めて転職しました。
2社目では基板設計業務が中心となり、入社前に担当となるはずであった電子回路設計の業務に携わる機会が限られていたことから、改めて電子回路設計の経験を積みたいと考え、転職を決意しました。なかでも星和電機を選んだ理由は、電子回路設計業務に携われることに加え、
年間休日126日と私生活とのバランスを重視した際に魅力を感じたためです。
3. 会社の雰囲気
職場は社歴の長いベテラン社員が多く、全体的に落ち着いた和やかな雰囲気です。業務中も時折雑談を交えながら仕事を進めており、技術的な質問や相談もしやすい環境です。また、2週間に一度、開発テーマごとのレビュー会議を実施しています。その場では、技術的な観点から鋭い指摘や質問が挙がることもありますが、当社製品は道路に設置される設備であり、ドライバーの安全を守る役割を担っているため、品質を最優先するという文化が根付いています。そうした指摘や議論も、製品品質向上のために重要なものだと実感しています。
4. 現在の仕事内容
担当業務は、道路情報板や関連設備(速度規制標識・無停電電源装置など)に使用される電子回路設計および基板評価です。各課員が2〜3件ほどのテーマを並行して担当し、開発期間はテーマによって半年〜2年程度です。テーマは大きく2パターンあります。① 現行製品の電子回路をQCD(品質・コスト・納期)の観点から改善する案件② 電子部品の廃盤や供給トラブルに伴う、代替部品選定や回路設計を行う案件①の場合は比較的長期的にじっくりと開発を進めることができます。②の場合は納期をより意識した対応が求められます。
5.印象的なエピソード
トンネル警報装置の表示基板の部品を変更することで、QCD(品質・コスト・納期)の全てが改善された基板を開発することができました。まずは購買部と連携し、新しい部品のサプライヤーを探すところから始まり、部品選定後は、部品変更に伴い基板設計が変わることで、構造自体の変更が必要となるため、営業・工事・購買・製造・ハードウェア・ソフトウェア部門と仕様のすり合わせを行い、製品化に向けて進めてまいりました。
6. これから挑戦したいこと
製品の中核を担う、より複雑な電子回路の設計ができるようになりたいです。当社の道路情報板は、サーバーから受信した情報を表示しており、特殊で高度な仕様です。なので、その通信回路が組み込まれた基板を自分で設計できるようになりたいです。そのためにはFPGAを活用した設計経験を積んでいく必要があります。今は上司が設計した通信回路の検証作業を担当することで、一歩ずつステップアップしています。
職種 / 募集ポジション | 道路情報板の電子回路・基板設計職(2021年入社) |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | |
会社名 | 星和電機株式会社 |
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商号 | 星和電機株式会社 |
設立 | 1949年(昭和24年)1月18日 |
従業員数 | 504名(110名)(2024年12月31日現在) ( )内は臨時従業員の年間平均人員を外数で記載 |
資本金 | 36億48百万円 |
連結売上高 | 237億60百万円(2023年12月期) |
事業内容 | 情報表示システム 産業用照明機器 道路・トンネル照明機器 照明用LEDモジュール製品 ノイズ対策製品 配線保護機材 |