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【社員インタビュー】佐藤直志

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【社員インタビュー】佐藤直志 | シン・エナジー株式会社

★当社について

当社は再生可能エネルギー開発(太陽光や風力、バイオマス等の自然由来のエネルギー事業開発や発電所の施工等)や新電力事業(自宅やオフィスで使用する電気の販売等)を展開しています。

世の中がカーボンニュートラルや脱炭素といった環境へのアプローチを加速させている中、当社は28年に渡りこれらの課題に向き合ってきました。また事業展開するにあたり、開発地域への地元貢献や地産地消等、地域とのつながりも重視しており、単に開発をする・事業を強化するだけにフォーカスしていないところが特徴です。

当社で働くことが、直接的/間接的に関わらず世の中への社会貢献に繋がります。少しでも興味をお持ちいただけましたら是非ご応募くださいませ。面接で皆様にお会いできることを楽しみにしております!

プロフィール

オペレーション部 電源開発システム担当

2022年 キャリア入社 前職:ITコンサルタント

Story

入社のきっかけは何ですか?

私は事業会社の一員として情報システムを作り、運用改善をすることに魅力を感じて転職しました。前職ではベンダーとしてお客様と一緒に情報システムの企画から導入までを請負っていましたが、導入後の運用フェーズにおいての関わりは限られていました。私の当時の立場はあくまで業務受託者で導入後の活用状況や評価を詳しく知りえる立場ではありませんでした。しかし運用改善を行うことこそが本質的な仕事だと考えており、それが会社の収益に貢献することにつながると思っていました。当社は情報システムに投資意欲が高く、自分でその仕組みを作り上げるチャンスがあることも、入社を決めた理由の一つです。

現在の仕事内容を教えてください。

現在、バイオマス発電所の監視システムとその運転支援システムを開発しています。当社が兵庫県で建設中の生野銀山バイオマス発電所は今年から売電を開始する予定で、私たちが作ったシステムを使って発電所を運転できるように準備を進めています(2024年5月時点)。社員や関係者は、新しいシステムの導入に期待感を持ってくれています。

さらに、電源開発システム支援課(以下、当課)の社員が発電所の現場で必要とされている機能を提案・開発できる仕組みづくりに取り組んでいます。以前は、現場で発電所を建設・運営している社員と、本社で情報システムを開発している当課の社員がお互いの技術知識を理解しあうことが難しく、発電所の情報システム導入が進まない課題がありました。この問題を解決するために、当課の社員が現場で説明を受け、発電機や現場の業務プロセスに関する知識を深める事に取組んできました。現場で得た知見を活用し、発電所の設計・運用改善を目指しています。

例えば、バイオマス発電所では木材チッパー[1]に木質燃料が詰まって停止することがありますが、詰まりの原因箇所を特定するのは容易ではありません。そこで、詰まりが発生した箇所のセンサーが反応し、信号を拾ってエラー箇所が画面で認識できるシステムを導入しました。これにより、原因箇所を迅速に特定し、早期復旧を実現することで発電所の稼働率向上に寄与したいと考えています。

[1]木材チッパーとは、ナイフを先端に装着した刃をドラムもしくはディスクに装着し、木を切っていく破砕機のことである。丸太を粉砕することにより、バイオマス発電等に利用できる木材チップになる。

転職当時の仕事について教えてください。

入社当時、私は当社のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を担当しており、どこからDXに取り組むべきかを考えるために約半年間、管理職を中心にヒアリングや事業内容、電力業界について学習しました。各部署の社員がどのような仕事をしているか、またの経営者の視点を理解することで、当社の電源開発事業のデジタル化に注力すべきだという結論に至りました。

私が入社した9カ月後に、和歌山県の有田川バイオマス発電所が運用を開始しました。私の最初の仕事は、その発電所の修繕管理や部品交換の管理をサポートするシステムの開発でした。現場の社員からの要求を受け、故障による一定時間停止時に自動的にインシデントとして登録される仕組みを構築しました。さらに、原因や対策を記入し、誰でも閲覧できるようにしました。これにより、ノウハウの蓄積が促進され、過去のインシデントの検索で修理作業がスムーズになりました。

入社してからのキャリアステップを教えてください。

1年目 

当社事業理解と情報システム分布・利用状況調査

有田川バイオマス発電所のシステム開発支援

情報システムによる業務改善計画立案

2年目 

バイオマス発電運転支援システム企画・開発

発電所経営監視システム企画・開発

西宮バイオガス発電所の開発支援

3年目  

 バイオマス発電監視システム企画・開発

生野銀山バイオマス発電所の開発支援

太陽光発電運転支援システム企画・開発

シン・エナジーの魅力はなんですか?

当社の魅力は、私にとっての活躍できる機会が豊富であることです。具体的には経営陣が情報システムへの投資価値を認識しており、積極的なデジタル投資の機運があることですね。私は情報システムによる業務改善の分野で最大限に力を発揮できると自負しており、その役割を与えてもらっています。事業分析を通じて当社の課題を洗い出し、経験と分析力を活かした提案を行うことができる環境もあります。仕事の成果を通じて、会社に感謝の気持ちを伝えていきたいと考えています。

電源開発部門のシステム支援課の魅力は何ですか?

電源開発部門のシステム支援課は、新しい技術の導入に挑戦する機会や学びが豊富で、楽しい部署です。現在、私たちは“エッジコンピューティング”という分野の技術を新たに導入しています。エッジコンピューティングとは発電所の中に情報を処理する機械を設置して、その場でデータを処理する方法のことです。私たちは、発電所の機械を制御する技術(OT: Operation Technology)と情報を蓄積して処理する技術(IT: Information Technology)を組み合わせた装置を現場に設置し、データを効率的に処理できる仕組みを作っています。当社ではエッジコンピューティングの実績がなく、私も初めての挑戦でしたが、挑戦することで新しい視点やスキルを身につけることができました。ハードウェア(現場設備)とソフトウェアを組み合わせるのは難しいですが、ソフトウェアだけを開発している時には得られない経験や達成感を積むことができて非常に面白いです。

また、当部署では発電所の運用を情報システムで支え、会社の営業利益目標達成も重要なミッションです。必要なシステムを開発・運営し、経営者や社員の皆さんに頼ってもらえることが、当課の魅力です。

今後挑戦したいことは何ですか?

今後も新しいテクノロジーにさらに挑戦したいと思っています。その一つ目が予知保全の実現です。このためにはデータの蓄積が必要であり、故障部品やエラーの直前の傾向を分析することが重要です。例えば、「このセンサーの温度が段々上昇しているということは、もうすぐ故障する可能性が高い」といった情報を活用します。エラーと複数の関連計測値(センサーの温度等)の相関関係を抽出しAIに学習させ、“予知保全”の仕組みを構築したいと考えています。

二つ目の挑戦は、新しいサービスによるシステム運用の効率化です。当社では殆どのシステムをSaaS[2](サービスとしてのソフトウェア)またはIaaS[3](サービスとしてのインフラ)で運用をしています。特にシステムをゼロから完全に新しく開発する時はIaaSを利用していますが、その過程でサービスプロバイダー[4](提供者)が提供するさまざまな技術・サービス(例えば、アプリケーションを独立して実行するコンテナという仕組みや、バージョン管理システムのVCS、継続的開発・配信を行うCI/CD等)を検証して導入し、開発や運用フローをより効率化したいと考えています。

最後、三つ目の挑戦は、無人で運転を監視ができる発電所を実現したいというものです。太陽光発電所は基本的に無人運転ですが、バイオマス発電所では運転要員が必要です。その定常的な有人作業を除く発電所運転業務等を遠隔で監視し、エラーが発生した場合にのみ連絡を受けて修理に行ける仕組みを構築して人手を極力排除する事です。そのためにはエラーを自動で検知して自動復旧できる仕組みの設計も重要ですね。

[2]SaaSとはクラウド上で提供されるソフトウェアのこと。例えば、メールやファイル共有など、日常的に使うアプリケーションはSaaSとして提供されている。

[3]クラウド上で仮想的なサーバーやストレージを提供するもの。フルスクラッチでシステムを開発する際には、IaaSを利用して必要な基盤を構築する。

[4]特定のサービスや機能を提供する企業や組織のことを指す。

休日の過ごし方

当社はリゾート施設運用会社の法人会員であることからリゾートの物件を予約可能です。その福利厚生を何度も利用していますね。1人5000円程度で豪華なプール付きのホテルにも泊まれるので家族や友人と行くのもおすすめです。

職種 / 募集ポジション 【社員インタビュー】佐藤直志
雇用形態 正社員
給与
応相談
 
勤務地
 
会社情報
会社名 シン・エナジー株式会社
本社所在地
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階
事業所
東京支店・九州営業所・沖縄営業所・仙台出張所・北海道営業所・釧路営業所
資本金
995,120,775円
従業員数
139人(2024年4月現在)