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【社員インタビュー】松永健吾
プロフィール 電源開発グループ 資源循環部 副部長 建設一課(設計・エンジニアリング) 大学卒業後、機械メーカーに入社しプラントの施工管理を経験。その後、大学に入り直し海外プロジェクトに参画。インドと往復しつつ博士号を取得するも、エンジニアとしての道を選び、建築設備会社に所属する。2016年にシン・エナジーに入社。施工管理の経験を買われ、省エネ工事や発電所の建設工事を担当する。現在ではバイオマス関係のプロジェクトについて計画、設計を中心に幅広く携わっている。 Story Chapter1 周りのひとに助けてもらいながらプロジェクトを前に進める 現在は、バイオマスの再生可能エネルギープラントを中心に、資源循環部営業課が営業した案件について、工事の計画・設計を主に担当しています。新規案件の内容を精査し、予算や工程を考慮しつつ、独立した事業として長く継続できるよう合理的な設備選定や配置計画などを、協力業者を巻き込んで具体化していくことが主な仕事です。 プラント建設自体は業務の一部でしかなく、10年、20年先の将来も見据えて採算が成り立つように事業を計画するために、あらゆる検討、試行錯誤、チャレンジをしています。建設コストおよびランニングコストの最小化、無駄のない熱利用、副産物の有効利用など、バイオマスは突き詰めるべき課題が多様にあります。これまで建設したプラントの経験を活かし、苦労した点や成功・失敗を新規案件に反映して、より良いものにしていくことが課題です。 私自身は機械設備の工事経験しかありませんでしたが、今の仕事は建築や電気など幅広く専門性が求められるため、仕事の幅が大きく広がりました。分からない分野は社内メンバーや協力業者の方など、周りの人に助けてもらいながらプロジェクトを前に進めています。日々学ぶことが多い仕事です。 Chapter2 過去の経験一つひとつが結びついて、点が線になって今、目の前の仕事にきちんとつながっている 愛媛県の内子バイオマス発電所の建設工事は、私がシン・エナジーに入社してから初めて、現場代理人として実行予算の組立てから設計、施工管理、運転管理まで一貫して携わった工事で思い入れがあります。 私の内子での仕事を振り返ってみると、たまたまですが、この仕事をやりぬく上で助けとなるスキルを持ち、準備ができていたことに気づきました。たとえば工事の現場管理。これは前職含めて6年の経験をもっていたのでなんとかなりました。次に英語。海外メーカー品を扱うためドイツ人と工事や試運転でのコミュニケーションに必要でした。これは私が以前インドに1年くらい仕事で行っていた時に身につけた英語経験が役立ちました。他にも試運転の膨大なデータ解析やチームのマネジメントなど、これまで経験をフル活用して、なんとか取り組めました。 このようなスキルは、内子の現場をやるために事前に身につけたわけではもちろんなく、今振り返ってみると、過去の経験一つひとつが結びついて、点が線になって今、目の前の仕事にきちんと繋がっていたのだと実感できます。さらにここから次のキャリアに結びつけるには、新たな点(挑戦)が必要になります。私は、キャリア形成とは学び続けること、学び続けられる環境やポジションにステップアップしていくことだと思います。今の仕事では次々に新しいことに挑戦できるので、やる気次第で多様なキャリア形成ができる環境だと思います。 Chapter3 目標はエネルギー自給のパッケージ化と、若手の教育に力をいれて強い組織を作ること 目標は大きく二つです。 一つは、地域のエネルギーを地域で自給するモデルケースを作りパッケージ化することです。いったん成功モデルをつくれば、水平展開も容易となり事業スピードも加速します。バイオマス事業に挑戦し続けていろいろな経験を得ましたが、まだまだ課題があります。それでも、FIT制度や補助金なしで事業として成り立つ方法を確立すれば、多くの地域に経済効果を生むと信じています。目指す未来のエネルギー網を創るために、まずは一つ一つの事業を持続可能なものにすることが当面の目標です。 もう一つは、若手の教育に力を入れ、技術力のある強い組織を作ることです。教育はOJTが中心ですが、勉強会や案件毎の反省会実施など、部で取り組んでいることもあります。目の前の仕事に追われがちですが、教育にしっかり時間を割いて、選手層の厚い強い組織を作りたい。技術力があって市場価値が高い人材にもかかわらず、それでも当社を選んでくれる人たちが集まれば最強ですね。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 もともと環境問題に興味があり、環境について学べる大学に進学していました。転職経験の紆余曲折を経て、やりたい仕事と自分のスキルを見直した結果、やはり環境問題の解決に貢献する仕事に携わりたいという初心に帰り、エネルギー業界に興味を持ちました。再生可能エネルギーに惹かれた理由は、電力の自給自足の必要性だけでなく、地域活性化、廃棄物の資源活用など、多くの社会課題を解決する手段になる可能性があるからです。 以前は成長できる場所を意識して仕事を選んでいましたが、今は志に共感できるかという点も重視しています。「未来の子供たちのありがとうのために」というビジョンが、私の価値観と一致したことが当社を選んだ理由の一つです。このほか、ベンチャー精神でいろいろなことに挑戦し、キャリアの幅を広げられる可能性があることにも惹かれました。 実際に入社してみて、挑戦と変化のスピードに驚きつつも、前職ではできなかった幅広い業務に携わることができ、学ぶことが多い仕事にやりがいを感じています。また、いろいろな経歴を持つ面白い人が集まっているので、刺激になります。若手も多く個性的で、負けないように一緒に成長していくのが今のモチベーションです。 Career Pass 2009年 機械メーカーにてプラント工事の施工管理を担当 2011年 大学に学生兼技術院として働き、海外プロジェクトに参画。博士号取得。 2014年 建築設備の工事請負会社にて施工管理を担当。 2016年 半年無職(起業考えるも断念) 2016年 シン・エナジーに入社。技術グループに所属し、工事の施工管理を担当。 2023年 新規案件に関して計画段階から参加し、設計を中心に担当。 Future これからの夢、目標 持続可能な働き方をずっと目標にしています。 私だったら、働くなら楽しく、前向きにしたい。自分の時間も確保したい。学んでスキルアップもしたい。個々の希望に沿った働き方をしても、成果を十分に出せる組織を作りたいですね。 続きを見る
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【社員インタビュー】藤元祐輔
プロフィール 電源開発グループ 資源循環部 建設一課(設計・エンジニアリング)課長代理 東京農工大学を卒業し、2016年にシン・エナジーに新卒入社。 2016年~2018年:開発推進部(現資源循環部)の技術営業として、大生黒潮発電所(宮崎県)や内子バイオマス発電所(愛媛県)など、新規木質バイオマス発電所の基礎設計や官公庁申請を担当。 2019年~2021年:技術部OM課として、大生黒潮発電所に常駐。大生黒潮発電所の試運転調整とO&M体制の構築、運転改善に従事。 2021年:士幌町マイクログリッドマスタープラン策定事業に参画。自治体及び協力会社と特高内陸で初となるMGの社会実装に向けた課題を整理。 2022年~現在:資源循環部建設一課として、生野銀山バイオマス発電所(兵庫県)のエンジニアリング管理を担当。海外メーカーの協力を得て、木質バイオマスの新たなビジネスモデルの構築に取り組む。 Story Chapter1 新規木質バイオマス発電事業の開発に、エンジニアリングと広い業務経験から全体最適化を目指して取り組む 生野銀山バイオマス発電所の完工及び安定稼働に向け、海外メーカーとの交渉協議に取り組んでいます。 例えば、メーカーから提出される設計資料に対し、日本における木質バイオマス発電の経験から見て点検作業に必要な内容を追加したり、日本と異なる点を深堀して意見を取り入れたりしています。 施工の納期及び品質を守るのは当然のこととして、運転開始後に地域で主体的に取り組むことが可能な仕組み・システムとなるように心がけています。 また、私の技術営業、OM管理、設計の経験を活かし、木質バイオマス発電事業の技術全体を見通して最適化できるように、チーム構築及び若手育成支援を行っています。 他にも、次案件以降の木質バイオマス発電及びボイラー事業の検討に参画しています。 Chapter2 「設計と運用をすり合わせる難しさ」と「地域の方々と向き合うことの大切さ」を経験 大生黒潮発電所を創ることを通して、非常に多くのことを経験したと感じています。この発電所は、日本初の「ペレット工場併設の小型木質ガス化バイオマス発電所」ということで、当社にとっても、もちろん入社して間もない私にとっても、大きなチャレンジでした。 木質ガス化発電設備の試運転調整を行った当初、発電設備の連続運転期間が欧州の稼働実績の半分以下と非常に短く、その原因の追究が課題でした。日々、木質ペレットの製造工程をひとつずつ見直し、品質を確認し、発電設備が安定運転する運用方法を検討しました。一つひとつの改良をする中で、毎日、現場のスタッフとともに打ち合わせや調整を行い、地元の作業者の方との協力関係の中で課題に取り組む難しさに気づきました。 また、時には自身が作業をする中で、実際に設備を運転する上での苦労を体験し、当初の計画段階では想像もできなかった運用イメージを得られました。最終的には、多くのバイオマス関係者、有識者の方々のご意見もいただきながら解決策を見つけ、発電設備が安定運転する運用方法を確立しました。 この大生黒潮発電所での取り組みを通して、「設計と運用をすり合わせる難しさ」と「地域の方々と向き合うことの大切さ」を経験し、新しい事業・技術に挑戦して実現することにやりがいを感じました。 Chapter3 人とのつながりを大切にし、地域の特徴を生かして、エネルギーのかたちを創りあげていきたい。 「日々変化する日本のエネルギー業界の中で、自分を成長させ、自身の経験を活かしてより良い変化を創りあげていきたい」という想いをもって当社に入社しました。木質バイオマス発電所の事業開発に営業・設計・試運転・O&Mという領域から業務に携わった経験から、新規事業を立ち上げるポイントや苦労が、確実に自身の力になっていると感じます。 また、業務に携わる中で、「人とのつながりを大切にし、地域の特徴を活かして、エネルギーのかたちを創りあげていきたい」という新たな想いを抱きました。エネルギー自給や非常災害時電源対策などの日本全体のエネルギー課題に対して、それぞれの地域やコミュニティの単位でどのようにかたち創るか。また、人の生活に欠かすことのできないエネルギーを、その地域に住む人々にとって親密で安心・安全に供給できるかたちは何か。それを考えて、一つひとつ実現していきます。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 私がシン・エナジーに入社を決めた当社の魅力は三つあります。 一つ目は、再生可能エネルギー発電所の設計施工から新電力の販売まで、エネルギーの川上から川下までの総合エンジニアリングをプロデュースすることができる企業であることです。二つ目は、中小企業であることの強みを活かして、大手企業よりも地域に密着し、よりスピーディな事業取組がしやすいことです。三つ目は、若手の頃から多くの仕事を任されるので、経験の機会が多いことです。 大学生の時に受けた会社説明会で感じた上記の三つの魅力が、私の想いにマッチしていると強く感じました。実際に業務に携わる今もその共感は変わらず持ち続けていて、仕事のモチベーションにつながっています。 Career Pass 2016年 シン・エナジー入社。開発推進部(現バイオマス部に配属)。木質バイオマス発電所の基礎設計及び官公庁申請業務を担当。 2017年 開発推進部主任 2018年 技術グループ建設部に配属。大生黒潮発電所の試運転調整を担当。 2019年 技術グループ技術部係長。大生黒潮発電所のO&M体制管理を担当。 2022年 資源循環部建設一課(設計・エンジニアリング) 課長代理。新規木質バイオマス発電事業の設計、海外メーカー調達を担当。 Future これからの夢、目標 木質バイオマスガス化発電事業は、多くの方と関わりながら創り上げていく事業です。皆様の期待を形にできるように微力ながら尽力したいと思います。 続きを見る
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【社員インタビュー】林のぶき
プロフィール 電源開発グループ 水力部 副部長 百貨店での販売や翻訳会社の事務などを経験。英語を使った仕事に就きたいと、さまざまな業界を渡る。直近25年は電力関連会社に勤め、海外での小規模水力発電に携わる。フィリピンにて水力発電所の建設から運営に関わった経験も。シン・エナジーには2014年に入社。前職での経験を活かし、小水力発電開発のうち環境社会配慮担当として、開発理解促進、住民説明会の開催ほか、開発による便益の地元還元策の検討などを行っている。 Story Chapter1 知る楽しさ、わかってもらえる喜び 2014年にシン・エナジーに入社し、現在は国内はもちろん、海外での小水力発電開発に関わっており、自社と地元企業による水力発電事業会社立ち上げから調査・建設・運営プロセスに関わり、水力発電事業を推進しております。 小水力発電開発事業には、地点発掘調査などを通じてさまざまなプランニングを行った後、実際の発電所建設に入り、稼働後は運転の維持管理を行っていくというプロセスがあります。私はいま、開発に関わる許認可申請書の進捗確認や、銀行融資に関わるやりとり、それに関する資料作成や、発電事業運営維持のための新会社設立に係わる手続きを行っています。 法律や金融に関しては、私自身はあまりなじみのない分野です。なので、各分野の専門家の方々と協力し、具体的なアドバイスをいただきながら、業務を進めています。発電所建設という大きな目標に向けて、必要な知識や知見を得ることは、タフでしんどく感じることもありますが、一つ一つクリアできる「やった感」があり、とても充実しています。 建設予定地に出向いて、役場の方や地元の方に小規模水力発電のことを説明することもあります。初めは不安そうな方も多いのですが、説明していくことで理解を示していただける瞬間は本当にうれしいものです。 Chapter2 地道な情報収集や説明会、大変さがやりがいにつながる 前職でも同じように水力発電に関わっていましたが、地点発掘調査までがメインのコンサルタント業務のみを行っていました。しかし今は、地点発掘調査から、事業化、発電所の運転維持管理と、発電所が形になって稼働していく一連の流れに関わっています。広い知識が必要な大変さもありますが、その分やりがいもありますね。 地元の役場の方や近隣住民の方に、小水力発電の規模やイメージを理解してもらうためには、正直なところ時間も費用も必要になります。地元に説明に出向いて直接お話をしてみると、水力発電に対して「大きなダムを作る大規模水力発電のイメージ」を思い浮かべる方が多いんですよね。近隣の自然環境が変わってしまったり、自分たちの生活にも大きな影響が出たりすることを心配されて、不安に思っていらっしゃいます。ですので、私たちが進めているプロジェクトが、「小規模水力発電であること」をしっかりお伝えし、「小規模水力発電とは何なのか」、「稼働することによる地元へのメリット」についても、なるべくわかりやすい言葉を選ぶように心がけながらお話します。 なかなか話が進まず、プロジェクトが足踏み状態になり、開発の目処が立たずもどかしく感じることもあります。地元の方々と会社、まったく違う目線を持つ二者の間に挟まれ苦労したこともありました。しかしそうやって進める中で、わずかでも前進したり、理解を得られたりすると、うれしさはひとしおです。 Chapter3 地域の人に長く愛される発電所を 前職で、フィリピンの電気が通っていないような地域で、水力発電所の建設に関わったことがありました。長く現地に滞在し、近隣住民への説明から始めたんです。フィリピン入りした当初は反感も強く、海外から来た私たちはまともに話も聞いてもらえない状態が続きました。しかし、地道に活動し、無事に発電所が稼働して電気が供給され始めた時、地元の皆さんから「ここに来てくれてありがとう、発電所を作ってくれてありがとう!」という言葉をかけてもらったんです。色々こみ上げてきて、本当にうれしかったです。今思い出しても、胸が熱くなります。 今の私の夢は、「50年先、100年先、未来の子どもたちに、使い続けてもらえるような発電所をつくること」です。 水力発電の発電所は、一度建設すれば何十年も機能していくものです。それと同時に、地元の方に長く管理していただくことも必要です。小さな規模で、長く使える、息の長いこのシステムを形にして、電力を地産地消し、得られた利益を地域の発展のために有意義に利用できるようなシステムづくりに、これからも積極的に取り組んでいきたいです。 そして、フィリピンの発電所のように、地元の人に愛される発電所を生み出していくことができればと思っていきます。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 フィリピンでの水力発電所建設など、前職の経験を活かせる仕事をしたいと思っていた時にシン・エナジーと出会いました。もともと水力開発に関する部署はなかったのですが、新しくスタートさせるということでお話をいただいたんです。 その際「未来の子どもたちのためにより良い地球環境を残します」という経営理念にとても惹かれました。 また、国内外で水力発電を広く普及させることができるという、業務内容にも魅力を感じました。 そしていまの部署の中にある「おらが村の発電所をつくる」という風土も、私になじんでいます。地元の人に愛され、地元の人が管理を行うことで守られ、末永く使われる発電所を作ることを大切にして働いています。 Career Pass 1987年 百貨店に入社し、婦人服を販売。 1991年 翻訳会社に入社し、事務を担当する。 1993年 電力関連会社に入社。海外事業部水力部で、事務職やコンサルタント業務を担当。 2014年 シン・エナジー入社。水力発電事業部に配属。 ~現在 フィリピンでの住民説明へ出向くなど、国内外の小水力発電事業担当。 Future これからの夢、目標 シニアと呼ばれる「林住期」段階です。五木寛之さんの言葉を借りれば、「段階ごとに定められた義務を果たしつつ、周りに縛られない精神の自由を獲得し」、人とのつながりを持ち続け、「毎日、笑って過ごそう」が理想です。 続きを見る
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【社員インタビュー】稲森勇人
プロフィール エネルギートレードグループ 第一営業部 副部長 大学卒業後、リフォーム関連会社に入社。その後、建設用機械メーカー勤務。ともに採用・教育に関する業務を担当。シン・エナジーには2013年に入社し、総務担当として管理部門の業務を行う。2015年にエネルギートレードグループ配属となり、法人向けの電力販売の営業活動を担当。現在では法人向け、一般家庭向けの電力販売の企画開発から営業活動全般を担当し、第一営業部の副部長として活躍している。 Story Chapter1 未経験の営業職、「自分が頑張らないと」という想い 今行っているのは、個人・法人向け電力販売の営業活動です。直接お客様へご提案することはもちろん、WEBでの集客方法を検討したり、他のサービスとのセットプランを開発したり、代理店の開拓とフォローを行ったりと、営業に関することを幅広く担当しています。 営業職ですので、部署のメンバーは基本的に外出していることが多いです。毎朝、直接顔を合わせてミーティングを行って、その日の部員の動きを把握しています。副部長として、各メンバーからの相談を受けたり、部長のサポートも行ったりもしています。 今の部署に配属になった当時は、営業経験が全くありませんでした。前職でも採用や教育に関係する部門に長くいましたし、シン・エナジーに入社してからも総務で管理部門の業務を担当していました。総務の仕事をもう少し続けたいという気持ちと、全く経験のない営業へのチャレンジの機会として前向きにとらえる気持ちが、正直半々という状態でした。 けれど営業として経験を重ねていくうちに、「自分が頑張らないと」という気持ちが自然と芽生えてきたんですよね。今では部署自体を引っ張っていかないといけない副部長という立場でもありますし、常に「自分がやらねば」という思いで業務に取り組んでいます。 Chapter2 「安心して任せられる」 自分なりの仕事の進め方が確立できるまでは、いろんな人の営業に同行させてもらっていました。いいところを盗むのはもちろん、自分にあったスタイルを見つけられるように日々仕事に取り組んでいました。お客様とのやり取りでは、できるだけ自然体で接することを大切にしていました。しっかり説明して、お客様が求めるものを理解して、それに応えていく。そういうところを「すごく親切にしてくれた」と言ってもらえたことが、すごくうれしかったですね。 特に、営業になって半年ぐらいのころに担当した案件は印象的で、いまでもよく覚えています。シン・エナジー以外の、数社からも新電力への切り替え提案を受けられているお客様の案件でした。代理店による提案の段階では、価格面で厳しい状況でしたが、再度提案のチャンスを頂きました。私も、再度代理店と先方に説明に行くことになりました。価格面を練り直すことはもちろんですし、お客様が不安に思っていらっしゃることを一つひとつクリアできる説明を用意して臨みました。そして最終的に、シン・エナジーを選んでいただけました。 そして後々ご連絡をいただいた時に、「価格面や会社のことも気に入ったし、何より稲森さんの説明で納得できたので安心して任せられる」という言葉をかけていただきました。すごくうれしく、大きなやりがいを感じました。 Chapter3 お客様に寄り添える電力会社に 誰でも電力会社を選べる時代になったものの、500社以上の電力会社がある中で、お客様自身でベストな判断をするのは非常に難しい世界です。「シン・エナジーに切替えても、本当に大丈夫なの?メリットはあるの?」という不安を取り除くことが、電力販売のむずかしさだと痛感していますし、それがやりがいでもあります。 2022年に燃料価格が高騰し、多くの新電力会社が撤退し、地域電力も大幅に料金を値上げせざるを得ない状況になりました。 また、これまでは多くの電力会社が地域電力と比較しやすい料金設定だったものが、今では各社様々な料金設定を行い、単純な料金比較ができなくなりました。 当社の料金設定も、季節・時間帯等、お客様のご利用状況によっては高くなることも、安くなることもあります。 その上でご提案を行っているので、お客様にご納得頂くための丁寧な対応が必要となります。 これからの目標は、数ある電力会社の中で「一番お客様に寄り添える会社」を目指そうと、個人的には考えています。 お客様のニーズに応え、不安があれば解消する。料金の安さだけではなく、お客様に喜んで頂ける付加価値を提供する。 そうすることで、もし当社から他社に切替えても、またいつかシン・エナジーに戻って頂けるようなお付き合いができればと考えています。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 前職では、総務部門に所属していました。主に採用や教育を担当していたので、その経験を活かすことができればと思っていたんです。また、私が入社した当時はシン・エナジーはまだまだ発展途上で、社員数も40名程度。ここでなら自身も会社と一緒にステップアップしていけると感じたことも大きかったです。 2022年の燃料価格の高騰により、地域電力の電気料金が値上げされました。一般家庭をはじめ多くのお客様が電気代の高騰に悩みを抱えています。「電力会社を切替える」ということは、お客様にとってわからない部分が多く、不安が大きいのも理解できます。なのでどの会社も、その不安を払拭するための新しい取り組みをいろいろと考えていると思います。私たちもどうやったらお客様に受け入れていただけるようになるのか、もっとわかりやすい資料を作ることができるのかなど、日々試行錯誤しながら業務に取り組んでいます。 Career Pass 2003年 リフォーム関連会社に新卒入社。採用・教育関係の業務を行う。 2010年 建設用機械メーカーに入社。採用・教育関係の業務を担当。 2013年 シン・エナジーに入社し、総務部に配属。総務・採用・教育を担当。 2017年 同社のエネルギートレードグループに配属。電力販売を担当。 Future これからの夢、目標 プライベートでは、地域の社会人サッカーリーグに所属しています。今は月に2~3回程度、試合に参加しています。リーグ優勝を目指し、生涯現役でサッカーを続けたいです。 まだまだ若い人に負けません。また、幸せな家庭を築くことも大きな目標ですね。 続きを見る
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【社員インタビュー】鴻上純一朗
プロフィール エネルギートレードグループ 営業支援課 課長代理 2013年にシン・エナジーに新卒入社し、EMS部に配属後、ソリューション部へ異動。病院や工場などの法人向けに、電力制御を行うデマンドコントロールや省エネ設備改修の提案営業を担当。2015年からはエネルギートレードグル―プに所属。関西エリア・九州エリアにおいて、法人向けの新電力への切替提案を行う。現在は当社の電力販売代理店の開拓等幅広い案件に携わる。 Story Chapter1 大切なのは、一つひとつ丁寧に説明してお客様に「信頼」してもらうこと 2013年に新卒社員としてシン・エナジーに入社しました。初めに配属されたのはEMS部で、省エネ設備の提案営業を行っていました。その後はソリューション部に配属になり、省エネ設備の改修提案を行いました。どんどん取り扱うアイテムや補助金の内容も増え、営業の幅が大きく広がっていきましたね。 そして2015年に、現在も所属するエネルギートレードグループに配属になりました。病院や工場・スーパー・パチンコ店・介護老人保健施設などに向けて、新電力への切替提案を行っています。また、当社の電力を共に販売していただく「代理店」候補への提案も行っています。代理店の業種としては、不動産・LPガス・通信関係の会社や小売スーパーなどが多いです。 私がエネルギートレードグループに配属されたのは、部署自体が立ち上がってすぐのことです。 電力自由化 が知られるようになったのはここ数年のことですし、初めて耳にするというお客様も多く、漠然と不安を抱いている方も少なくありません。なので、電力の安定供給の仕組みや、料金が安くなるというメリットをわかりやすくご説明することで、不安を払拭できるようにしています。また、代理店さんに動いていただくときにも、なるべく私も同行することも心がけています。 まずは、「信頼」していただくことが大事だなと、日々の業務の中で感じています。 Chapter2 情報収集が不可欠な電力業界、苦労やプレッシャーもやりがいに! 電力業界は、業務において理解しなければならない知識が多く、苦労することもあります。様々な制度や料金メニュー、代理店さんの契約内容、バランシンググループなど、一つひとつ正しく把握して業務をこなしていかないといけません。自分自身で考えて、お客様・お取引先が希望するサービス内容に近づけていくのは、未だになかなか難しいですね。正直プレッシャーもありますが、その分やりがいもあります。 自分で見極めるのはもちろんですが、自分だけで抱え込まず、先輩や上司にも相談するようにしています。提案に行く際に別部署の同期や先輩に同行してもらい、説明時のサポートをしてもらったこともありました。部署内はもちろん、他部署との間も風通しがよく、毎日のびのびと働けますし、若手社員にも活躍の場を多く提供してもらえることも、働きがいにつながっています。 大変なこともありますが、こうやって苦労や経験を積み上げていくことでお客様から信頼していただけるのは本当にうれしく思います。 Chapter3 シン・エナジーのファンを増やしたい これからの目標は、シン・エナジーのファンを増やすことです。シン・エナジーの名前はまだまだ知らないという方が多いと思うんです。なので、電力販売を通して、法人のお客様・お取引先の方たちに、もっとシン・エナジーのことを知っていただきたいです。そして、「シン・エナジーに切り替えたらすごく安くなったし、いい会社だよね」と言ってもらえるよう業務に努めます。 そのためにも、毎日の業務の中では効率よく働けるように改善を重ねています。私自身、まだまだ提供するサービスに対し、業務の処理が追いついていない部分があります。どうすれば効率化できるか常に考え、悩みや課題がある時、手が止まっているなと思ったら、一人で抱えこまないように心がけています。他部署のメンバーや上司への相談を通じて、うまく周りとコミュニケーションをとりながら、スピーディーに対応し、今より良いサービスを提供できるようにしたいですね。 東京支社に異動になってからは、自治体新電力の立上げにも携わるようになりました。地域の中で作ったエネルギーをその地域の中で循環させることで、電気代を少し安くすることができるという仕組みです。千葉県の成田市と香取市の2市共同での地域電力会社の設立に関わったことをきっかけに、このスキームを他の地域にも広げていきたいと思うようになりました。 この2市の取り組みは、上司のサポートという形で入らせてもらったのですが、次は自分がメインとなって携わっていきたいです。電力の地産地消を行って、その収益を地域のまちおこしに充てることができたらいいなと思います。電力をつくったところで終わるのでなく、例えば収益で地元の交通機関の料金を少し安くするとか、自治体新電力のCMを作るとか、他社ともタイアップしながら、その地域にメリットを生む仕組みを作るのが今の大きな目標です。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 ―シン・エナジーを選んだ理由― もともと環境問題に興味があり、環境について学べる大学に進学していました。転職経験の紆余曲折を経て、やりたい仕事と自分のスキルを見直した結果、やはり環境問題の解決に貢献する仕事に携わりたいという初心に帰り、エネルギー業界に興味を持ちました。再生可能エネルギーに惹かれた理由は、電力の自給自足の必要性だけでなく、地域活性化、廃棄物の資源活用など、多くの社会課題を解決する手段になりうる可能性があるからです。 以前は成長できる場所を意識して仕事を選んでいましたが、今は志に共感できるかという点も重視しています。「未来の子供たちのありがとうのために」というビジョンが、私の価値観と一致したことが当社を選んだ理由の一つです。このほか、ベンチャー精神でいろいろなことに挑戦し、キャリアの幅を広げられる可能性があることにも惹かれました。 実際に入社してみて、挑戦と変化のスピードに驚きつつも、前職ではできなかった幅広い業務に携わることができ、学ぶことが多い仕事にやりがいを感じています。また、いろいろな経歴を持つ面白い人が集まっているので、刺激になります。若手も多く個性的で、負けないように一緒に成長していくのが今のモチベーションです。 Career Pass 2013年 シン・エナジーに入社しEMS部に配属。省エネ設備の提案を担当。 2013年 ソリューション部に配属。省エネ設備の改修提案営業を行う。 2015年 エネルギートレードグループに配属。関西・九州エリアにて法人向け新電力の営業などを行う。 2016年 エネルギートレードグループ 東日本営業部に配属。 2021年 エネルギートレードグループ 本社に配属。 ~現在 エネルギートレードグループ 営業支援課として各営業の支援業務を行う。 Future これからの夢、目標 シン・エナジーがさらに成長し、ファンを増やすためにも、 営業の皆さんを支援する形でしっかりと会社に貢献し、営業の業務効率化、売上UP、更には自社の電源の開発につなげていけたらいいなと思います。営業と電源開発の相乗効果で、どんどん事業を大きくしていければいいなと思います。 続きを見る
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【社員インタビュー】石榮さおり
プロフィール 電源開発グループ PV施工部 施工課 課長代理 大学卒業後、地元神戸のシティホテルに入社。接客術やサービス業の心得を学び、さまざまな業務に従事。その後、結婚・出産し、一児の母に。シン・エナジーには2012年に入社。 パート勤務、契約社員を経て、現在は正社員として働く。入社以来、太陽光事業担当として電力会社等への提出書類の作成など、事務業務全般を行っている。またプライベートでは、中学生の娘と楽しく多忙な日々を送っている。モットーは「明るく笑顔で、楽しく!」 Story Chapter1 幼い子どもがいても働ける環境 当社は、自宅から近く、幼い子どもがいても働ける環境であったことと前職のようにスケジュールが流動的でないという点が大きかったです。また入社した当時、同じ年くらいの幼い子どもを育てながら勤務されている先輩女性の姿を見て、心強かったことを覚えています。今では育児と両立しながら働く女性が、社内にもどんどん増えていますね。 現在は、太陽光発電の申請に関する事務業務を行っています。電力会社や経済産業局に提出する書類や、お客様への案内書類の作成などがメインです。国の認定取得など、それぞれの案件に基盤づくりの段階から関わることができるのが魅力ですね。自分の関わった案件が、実際に無事竣工した時には、本当に感動しました。 業務の中では、書類上のやりとりだけでなく、電力会社や経済産業局、お客様と色々と交渉しなければならないシーンもあるのですが、前職のサービス業で培ったコミュニケーション力を活かし、躊躇なく対応できています。 Chapter2 「すみません、なんて思わなくていい」という上司からの言葉 朝は子どものお弁当作りと家事をして、学校まで車で送り届けてから出社。夕方は業務終了後、お迎えに向かいます。 繁忙期は、仕事が夜遅くまでにかかることもありますが、近くの実家のサポート体制がすごく大切で、ありがたいなと思っています。 入社して間もない頃、子どもの送り迎えや急な体調不良で仕事を休む時、当時の上司に「子どものことで“すみません”なんて思わなくていい」と言われました。 生活環境や業務時間は人それぞれ異なります。子どもがいることを盾にはしたくないのですが、この言葉をかけてもらえたことで、「子どもがいるから迷惑をかけてしまった…」と後ろ向きに考えるのではなく、子どもという大切な存在がいることを自分の「武器」に、「強み」に変えたいなと思うようになりました。 人として「自信」を持ちたいと思えるようになった、今でも忘れられない一言です。 同じように子育てをしながら働く方たちにも、子どもという大切な存在がいることを自分自身の「強み」にして自信を持ってほしいです。 Chapter3 まずは自分から「ありがとう」を 前職(ホテル勤務)では、お客様から「ありがとう」と言っていただけることが目標でした。そのために、日々行き届いたサービスとは、と試行錯誤の連続でした。 ですが何よりも大切なのは、まず自分自身の「ありがとう」を心から伝えることだと気づいたんです。自身がお客様にしっかりと「ありがとう」を伝えれば、お客様も返してくださる。 この時に学んだ「まず自分から」の姿勢が、今の業務にも欠かせないものになっています。周りの方に「ありがとう」「すみません」をまずは自分から伝えることを常に心がけています。誠意を持ってしっかりと向き合えば、それは相手に伝わり、すべて円滑に運びます。 仕事の面だけでなく、常々子どもにも「ありがとうとごめんなさいを最初に」と言っています。また、「〇〇してくれてありがとう」「〇〇してしまってごめんなさい」など、具体的な理由も添えるようにと伝えています。 業務の繁忙期には帰りが遅くなることがありますが、子どもなりに仕事を理解してくれています。街で太陽光パネルを見かけては「あ!お母さんの仕事だ!」と言ってくれて、うれしくなります。 Why? シン・エナジーを選んだ理由 自宅から近くて幼い子どもがいても勤務できる環境だったことが当社を選んだ一番の理由です。子ども中心の生活だと、土日祝日が休みであることが必須条件ですし、朝夕の送り迎えができる勤務体制であったことが重要でした。時間調整しながらのパート勤務でしたが、契約社員を経て、子どもが大きくなった現在は正社員として8時45分から夕方5時半までの勤務です。 また、当社が「地域に根付いている会社」であることも理由の一つです。 本社が移転する前は週1回周辺のゴミ拾いをしたり、神戸を拠点として、スポーツや地域活動に関わったりと、地元の方からも認知されていることは、大きいです。事業においても、各地域内でエネルギーと経済が循環するような仕組みを作り、地域活性化を心がけて取り組んでいるところなどです。 Career Pass 1997年 神戸市内のシティホテルへ入社。レストランサービス、原価・発注管理、メニュー提案など担当。 2002年 プール&アロマテラピーサロンに勤務。運営管理全般や課員の教育、指導も担当。 2010年 派遣社員として運送会社に勤務し、発注管理を担当。 2012年 当社入社後、省エネ事業の補助金業務や工事現場の補助事務業務を経て、太陽光事業に関する業務、事務全般を担当。対応窓口としてお客様や電力会社、経済産業局との対応も行う。見積書や契約書作成、書類管理などと業務内容は多岐にわたる。 Future これからの夢、目標 メールや電話、書類でしか知らない、自分の携わった発電所を訪れてその土地を体感してみたいです。また、プライベートでは好きなアーティストの推し活をしつつ、子どもと寺社仏閣巡りや旅行に行きたいですね。あとは、前職の経験を生かしてアロマテラピーに関する活動やアロマテラピートリートメントをする場を作れたらと思っています。 続きを見る
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【委員会活動】参加社員からのレポート
スポーツ文化委員会 2024年3月16日 社内餅つき大会を開催しました ペッタン餅つき大会! 旧本社にて、餅つき大会が開催されました。社員も家族も、みんなでガヤガヤと楽しい時間を過ごすことができました! 初めて餅つきに挑戦する人たちもいて、お互いに手伝い合いながら楽しい時間を過ごしました。大人も子供も大はしゃぎで、思い出に残るイベントとなりました。 餅つき=スポーツ?! 今回は5kg×3セットの餅つきプランでした。炊き立てご飯をすり潰すところからスタートし、序盤はテンポ良くペッタン。後半になるにつれて粘り気が出てくるのでペッタン引きが思っていたよりしんどい…。皆さん順番に餅つきを楽しみました。餅論うごいた後は…。 お味の状況はどうだい? お味の状況はどうだい?僕は僕に尋ねる。旅の始まりを今も思い出せるかい。選んできた道のりの正しさを…。無事に終えたペッタンという名の長い旅。本当にお餅ができるのかなぁと思っていましたが無事お待ちのお餅。出来立てホヤホヤのお餅は最高の一品。あんこやきなこやお醤油で召し上がれ。 続きを見る
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【社員インタビュー】山﨑早百合
プロフィール 資源循環部バイオガス課 2021年 新卒入社 地域環境科学部地域創成科学科卒 Story 入社のきっかけは何ですか? 大学では地域学や環境学の講義を取り、地域を復興させるための仕組みづくりについて学んでいました。卒論ではある中山間地域に小水力発電が導入できるか、どのようなメリットがあるかを研究していました。その研究を通じて再生可能エネルギーを活用することで地域振興と脱炭素につなげられると感じて再生可能エネルギー業界に興味を持ち、当社に応募をしました。 現在の仕事内容を教えてください。 バイオガスプラントから発生する消化液の濃縮技術[1]の技術開発やバイオガス事業の企画・営業を担当しています。 大学の教授や研究機関の方と話して技術の向上を図ったり、社外に当社の技術の営業、提案をしたりしています。出張は多いですが楽しいです。 部署は少数精鋭でそれぞれが案件を持ち、各自で出張や打ち合わせに行きスキルを磨いています。 [1] 発電所から有機物をメタン発酵させた後に出てくる液体を肥料として利用することを目的として、当社は独自の減圧濃縮技術を開発して消化液の農業利用とバイオガスプラントの普及促進への寄与を目指している。 仕事のやりがいは何ですか? 業界の方や業者さん、お客様などに認められる瞬間にやりがいを感じます。バイオガスは業界が深くて狭いので、専門的な人が多いです。そこに入っていくと、経験や知識の差で厳しいご意見をいただくこともあるのでそこは正直めげてしまいます。しかし、情報のキャッチアップ等を頑張って認められた時はやりがいを感じます。 最近では農業業界の方と関わる機会が増え、その中で新しい発見と学びがあり、会社の発展や私自身の成長につながるときに面白みを感じます。農業とエネルギー業界は全く違うのですが、食料もエネルギーも私たちの生活に欠かせないのでそれらに親和性や共感を持てたときは嬉しくなります。農業が求めるものと私たちのアクションや目指す姿が混ざり合ったときに、消化液の農業利用に対して理解が得られます。農業での消化液の利用を押し付けるのではなくて、お互い意見を出し合い建設的な話し合いができたときはやりがいを感じますね。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 電源開発グループ技術部建設課に配属 発電設備の開発申請、届出書類の作成業務 2年目 電源開発グループバイオガス部エンジニアリング課へ異動 バイオマス発電所の設計、標準化業務 バイオガス発電所における消化液濃縮技術の開発 3年目 電源開発グループ資源循環部バイオガス課へ異動 消化液濃縮技術の開発 バイオガス事業の営業 4年目 消化液濃縮技術の開発 バイオガス事業の営業 未経験からどのように成長しましたか? 設計の専門知識がなくて最初は苦労しましたが、聞けば教えてくださる人が社内外にいました。バイオガス課で最初に担当した仕事が現場の施工管理で、業者の方と一緒に働いたことで仕事が分かるようになっていきました。 働く難しさを実感することもありましたが、その代わりに得られた知識や経験はすごく強いと感じています。最初と今とを比較すると、専門家の方とも話ができるようになってきましたし意見を交換できることも増えたので、コミュニケーションが双方向的になっていると感じます。 シン・エナジーの魅力は何ですか? 私は「やらない後悔よりやる後悔」という座右の銘があるのですが、そういう意味で当社はいろいろとチャレンジができる機会が多いのが魅力だと思います。 バイオガス課の魅力は何ですか? バイオガス発電から出てくる消化液の肥料利用に事業としてここまで深く取り組んでいる会社は少ないため、当社の強みの一つです。バイオガスプラントに当社の技術が導入されることで、その地域で発生した消化液を農業のために使うことができ、地域資源の循環利用に貢献することができます。 農業に関われることもバイオガス課の魅力です。私たちの食を支える産業がなくなると大変だと思うのですが、あまり身近な課題に感じていない人も多いのではないでしょうか。私自身も個人として何かしたいなと思っていましたが、国産の野菜を買うといった小さいことしかできませんでした。そんな中で仕事を通じて農業の課題解決に貢献できるというのは嬉しいですし、誇りのもてる仕事だなと思います。 休日の過ごし方! 社会人からキックボクシングを趣味でしています。良い気分転換になりますし、キックボクシングで強い精神が身についたと思います。 ★未経験からどのように成長しましたか?の部分に掲載されている写真、左端からカメラが、、、! カメラマンがほかの社員に逆に撮られていました。 続きを見る
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【社員インタビュー】厚澤勇希
プロフィール 水力部 2020年 新卒入社 理学部卒 Story 入社のきっかけは何ですか? 大学2年の冬頃、就活説明会と同日に開催されていた展示会でマイクロ水力発電を初めて知り、想像よりも身近なところでも導入が可能な水力発電に可能性を感じました。そこで小水力ができる企業がないかと探したのがきっかけですね。当社水力部の方とお話しさせていただいたときに、将来地元でやれたらと思っていた農業用水路を活用した小水力発電を岩手県八幡平市で行っているのを知り、一緒にやってみたいと思い選考を受けることにしました。 現在の仕事内容を教えてください。 主に発電所の着工の為の、河川や砂防地の使用許可やFIT認定申請といった許認可申請業務を入社年から担当しています。また、新規案件の調査や地元への働きかけを行い始めていて、概算事業費の算出や、河川のどこから取水して、どこに水圧管や発電所を置くかの図上検討もして、何となくのイメージを市や関係者に共有している段階です。 あとは工作物の安定性計算もしています。 水力部にはどのようなプロジェクトがありますか? 水力部ではフィリピン、岐阜県、秋田県で地元の方との共同事業案件を、台湾で設計業務をしています。1案件を1人だけが担当するのではなく、全員が複数の案件に関わっていて、それぞれの社員が得意な分野を活かす形で部分的に各案件に携わり、プロジェクトを進めています。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 奥飛騨温泉郷・秋田県仙北市案件 水力設備 設計業務、施工管理 2~3年目 奥飛騨温泉郷案件 許認可申請関連業務 水力設備 構造計算 新規地点調査業務 4~5年目 奥飛騨温泉郷・台湾案件 許認可申請・工事契約業務 水力設備 構造計算 新規地点開発業務 未経験からどのように成長しましたか? 専攻が化学だったため、物理は高校1年と大学で基礎レベルを学んだ程度で、最初は圧力計算や土木の専門用語が分かりませんでした。 配属後、最初に、ある構造物の構造設計をしました。はじめは「なんでこうするのかな」と思いながら設計をしていました。しかし、入社1年目の秋に上司と一緒に秋田県の鶴の湯・小野草水力発電所の工事現場に3か月ほど行き、毎日現場に張り付いていたおかげで、どういった流れで発電所ができていくのかを理解することができました。 その後別案件の設計に携わった際には、工作物をつくる手順を見た後だったので、何となく描けるようになってきていたんです。もちろん手直しはありましたが、その経験がなかったら設計に対してもっと苦手意識があったと思うので、ターニングポイントでしたね。 その後は維持管理も学んで、「前に学んだことって、この工程に活きてくるんだ」というのが少しずつわかってきました。点と点が繋がったみたいなイメージです。建設工事の立会いから、許認可申請、設計計算、設計計算をしてきて、今は新規視点での発電計画の策定などをしているのですが、これって水力の開発フローを下流から遡っているんですね。「後の工程に繋ぐために今ここをやっているんだ」というのを実感しながら仕事ができているので、今担当している概略検討や地点の発電可能量のポテンシャル評価の仕事がとても楽しいです。 シン・エナジーの魅力は何ですか? 太陽光発電のオフサイトでの売電スキームや、非FIT案件の展開の早さは一つの特徴だと思います。バイオガスもまだ導入事例が少ない中、京阪神では最大規模の事業を進めていますよね。当社の電源開発グループはチャレンジングな案件が多いと感じます。 あとは、1,2年目でも即戦力が求められ、様々なプロジェクトに参加します。というと良くも悪くも色々なイメージを持つかもしれませんが、早くから様々な経験を積めるというのは昨今の学生の意識の高さからしても良いように思いますね。 水力部の魅力は何ですか? やはり、水力開発事業の最初から最後まで自分たちで完結できるところが一番の強みでもあり魅力かなと思いますね。事業会社の設立の流れや土木設計を学び、国内外の役所や業者との事務的な調整もおこない、運転後の運用管理も地元と共同実施するので、学びが限定されるということはないと思います。 また、地域に根ざした発電事業を通じて地域活性化に貢献している点で、会社の理念を体現していることも水力部の魅力です。 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 働くことと休むことにメリハリがありますね。ノー残業デーなどもあり、定時には帰宅する部署もかなり増えてきました。風土としてはやはり若手が先輩や上司にフラットに意見を言えたり提案ができたりする関係性が特徴的かと思います。 また、より働きやすい職場環境づくりのために人事総務を中心とした社員がいろいろ考えていて、入社から現在までの4年間で福利厚生の取り組みが年々充実しています。 続きを見る
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【社員インタビュー】鈴木万柚子
プロフィール 資源循環部 営業課 2021年 新卒入社 人間発達環境学研究科 Story 入社のきっかけは何ですか? ドイツ留学をした時にごみのリサイクル回収制度に興味を持ち、環境問題に携わりたいと思うようになりました。実はシンクタンクに行く選択肢も最後までありましたが、課題の調査をして解決策を提案するよりも、主体的に再生可能エネルギー事業を運営し利益を生み出す事業会社に携わってみたいと考え当社を選びました。「再生可能エネルギーで稼ぐには」を前線で学べると思ったことが最初のきっかけですね。 現在の仕事内容を教えてください。 当社は地域の未利用材等を活用した地域主導型のバイオマス発電事業のモデルケース作りに取り組んでいます。私は営業を担当しており「地元のバイオマス資源が地域内で循環する仕組みを一緒に作りませんか?」ということをお客様に提案しています。同時にバイオマスボイラーの導入提案も行っており、化石燃料を木質チップに代替して熱をつくるボイラー設備の普及に取り組んでいます。社内の設計担当の人と事業が経済面で成り立つのかの検証や話し合いをしたり、お客様の負担が少なくなるようなスキームを金融機関の方と一緒に考えたり、補助金に関するやり取りをしたりすることもあります。 仕事ではどのような人と関わっていますか? 今はボイラー事業を主に取り組んでいるので、お客様は工場や温泉施設、市町村の環境課や施設課の人が多いです。バイオマスには燃料が必要なため、燃料と関わりのある森林組合や林業家、燃料業者、建築廃材を扱う産廃処理業者の方とお話をすることもあります。他にも機械のメーカーや、今後一緒にバイオマスの事業を行うかもしれないアライアンスの候補者とも話します。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 エネルギートレードグループでの需給管理業務 バイオマス発電事業の開発 2年目 バイオマス発電事業の開発 バイオマスボイラー設備の営業、標準化業務 チーム内の事務サポート 3年目 バイオマス発電事業の開発 バイオマスボイラー設備の営業、標準化業務 チーム内の事務サポート 委員会活動として新卒採用委員会に所属 4年目 バイオマス発電事業の開発 バイオマスボイラー設備の営業、標準化業務 チーム内の事務サポート 所属する協会の事務局サポート シン・エナジーの魅力は何ですか? 再生可能エネルギーのあらゆる側面に携わることができるのが当社の魅力だと思います。例えばバイオマス発電所を建てる時でいうと、概念設計・事業可能性の検証設計・施工・メンテナンスのノウハウを持つ部署や、発電事業を増やすために営業をする部署があります。当社は会社や発電量の規模が大きいわけではありませんが、この規模だからこそ1人でいろいろな側面での仕事を担当できるので、再生可能エネルギー業界の知見が深まると感じています。また、直接再生可能エネルギーと関係がないように見える部署に配属されたとしても、最終的には「再生可能エネルギーで稼ぐことで地域も会社も良い方向に向かう」という会社の目的に紐づいています。そのため、まずは「再生可能エネルギーって何だろう」を知りたければ、ファーストステップとして当社でさまざまな経験をすることで再生可能エネルギー業界でのキャリアが広げられると思います。 資源循環部の魅力は何ですか? バイオマス発電・熱供給は再生可能エネルギーの中で唯一木材等の燃料が必要です。そのため、地域にある資源(未利用材や間伐材、廃材等)を生かして経済・資源・価値のミクロな循環経済[1]をいろいろな場所に作っていくことを一番体現しているのは資源循環部だと考えています。 上長や先輩は業界のことを深く知っており、助けを求めやすいような環境を作ってくださっています。 [1] バイオマスによる循環経済の実現の詳細についてはこちらのURLよりご覧いただけます。( https://www.symenergy.co.jp/service/area_energy/biomas/ ) これからのビジョン 当社は再生可能エネルギー開発事業と電力販売事業があるので、エネルギーのことであれば当社に相談をするだけで解決することは沢山あります。そのため、「ここは広いから太陽光おけますよ」や「この時間帯に電気の使用量が多いので当社の電気を使えば安くなりますよ」と、事業を横断して営業をすることも可能だと思います。当社ができることを掛け合わせてトータルソリューションを提供し、エネルギーのことなら任せてもらえる人になりたいです。 バイオマス課の営業としては今後熱供給に携わりたいです。熱は電力と同等かそれ以上にポテンシャルのある領域ですし、建築廃材を扱うこともできるのでごみの有効活用という面で、大学で学んできたこととも関係があって良いなと思います。 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 入社前は「ベンチャー企業」というイメージでいたので、ワーカホリックになるほど仕事に打ち込んでいる人ばかりで押しつぶされてしまうのではと心配していました。しかし、実際に入社してみると向上心が高い人は多いものの、圧迫感は無く呼吸がしやすい会社だと感じています。 続きを見る
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【社員インタビュー】安道緋呂
プロフィール 風力部 2022年 新卒入社 工学専攻 Story 入社のきっかけは何ですか? 高校生の時、パリ協定の採択を見て世界が気候変動問題の解決に向けて取り組んでいることに感銘を受けました。自身も環境や脱炭素に関わる仕事をしたいと考えるようになり、大学では風力発電の研究を行っていました。就活中に、地元近くの全校生徒数10名ほどの小学校に当社の社長が出張授業をしたというニュースを聞き、地方まで足を運ぶ会社に非常に興味が湧きました。当社には風力・バイオマス・水力・太陽光・地熱の再生可能エネルギー発電事業があることや京阪神最大級のバイオガス施設を建設中(現在は竣工済み)であることを知って、面白そうな会社だなと感じて入社しました。 現在の仕事内容を教えてください。 風力発電事業の技術サイドに関連した業務を担当しています。新規案件開発の際に風況調査や土地の状態の検討を行い、風力発電に適している場所を提案しています。検討の末本格的な調査に入れば、風況観測機器設置のための図面作成や工事会社との調整のもと案件を進めています。実際に工事現場の立ち会いまで行くこともあります。 風力部にはどのようなプロジェクトがありますか? 大型風力発電所について、江差風力発電所、石狩風力発電所の2案件が北海道で運転開始しています。小型風力発電所については、環境負荷の小さいレンズ風車を導入し、秋田県男鹿市で発電を行っています。他の案件についても環境影響調査の実施や、地域の方々との関係を築きながら進めており、チーム一丸となって取り組んでいます。 また、九州大学発のリアムウィンド様と200kWの中型機のレンズ風車[1]の開発に携わらせていただいております。風力発電は環境負荷がゼロではありませんが、レンズ風車であれば騒音が小さく景観にも溶け込むため、地域との共生という観点において当社の理念に沿っています。この中型レンズ風車が生まれると風力発電の可能性が大きく広がるため、非常に価値が大きい事業に携わっていると感じています。 [1]特殊な集風体を搭載することで「発電効率」「静粛性」「環境性」に優れており、大型風車と比較して省スペースかつ、施工期間が短いというメリットがある。これまで設置が難しいとされてきた地域や場所に設置することが可能。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 技術部: 有田川バイオマス発電所現場管理 西宮バイオガス発電プラント現場管理 風力部: 新規案件開拓初期調査 2年目 風況観測システム設計、工事調整 各種申請資料の技術要件担当 石狩八の沢ウインドファームの地権者対応(北海道に常駐) 北海道を中心に新規案件開拓調査 業務標準化のためのマニュアル作成 3年目 風力発電事業の開発 各種申請資料の技術要件担当 委員会活動として新卒サポート委員会に所属(委員長) 成長するために取り組んできたことは何ですか? 電力会社なので電気の知識がやはり必要です。大学では機械を専攻していたため、苦手意識のあった電気の勉強を行うことが必要でした。風力部で電気の図面を理解しつつ、勉強も進めていくうちに面白く感じるようになり、周囲のサポートも受けながら第三種電気主任技術者という資格を取得しました。部署での新たな挑戦にも知識を活かして取組むことで、少しずつ成果を上げることができ、上司からの信頼を得て仕事を任せてもらえることが増えました。これまで学んで培った技術の知識と経験によって、私も風力部に必要な存在になることができていると思います。 シン・エナジーの魅力は何ですか? 当社は絶対に挑戦を後押ししてくれるので、若手の自己投資に最適な場所だと感じます。成功はもちろん、失敗の価値にも気づかせてくれます。部下に対して、「失敗してもカバーするから恐れず挑戦しなさい」と言ってくれる上司がいるので、安心して挑戦に踏み切ることができます。また、経営陣の次世代育成に対する想いも強いです。私も参加している「次期リーダー育成プログラム」という選抜型研修は、若手の成長を重要視している例であると感じます。 風力部の魅力は何ですか? 風力発電に関する国や各地域の制度は変化が激しく、最新の制度理解をしつつ事業を進めていく必要があるので、最新情報をキャッチして変化に適応するスキルを伸ばすことができます。 また、風力部では適地の調査や案件推進のために、北海道をはじめ全国さまざまな場所に行きます。地域の住民の方々から現地のお話を伺うことや、その土地の歴史や流行が何かを自分の目で見ることを通じて視野が広がる部署です。現地に行ってみないと得られない経験は、地域の価値を深く知ることにもつながり、自身の成長に紐づいていると感じます。 人も風力部の魅力です。ファイナンスやプロジェクトマネジメント、営業などそれぞれに経験が豊富な上司がいます。各方面に頼れる上司がいるため、困ったときは適した人にアドバイスをいただくことで円滑に業務を進めることができます。私も技術面において力をつけ、周囲から頼られる人材になるように努めていきます。 これからのビジョン 今は風力発電設備全体の一部分の設計に携わっているのですが、発電設備全体の設計をしてみたいです!そのためには電気だけでない技術的な知識の習得が不可欠ですので、勉強を継続していきながら、いつかは自分が設計した発電所を作りたいと考えています。 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 出産の時の一時金[1]はどこに行ってもびっくりされますね。あとはリゾート施設を格安で借りられる福利厚生があるのでそれを今度利用してみたいです。 [1] 入社後1年以上経過した従業員又は配偶者のご出産時に祝い金を贈呈。1人目:30万円 2人目:50万円 3人目:100万円 *オフショット こんなに笑ってくれるなんて、カメラマンは一体何を言ったんだろうと思うほどの笑顔です。 続きを見る
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【社員インタビュー】細野有杜
プロフィール オペレーション部 需給管理課 2022年 新卒入社 地域科学部 Story 入社のきっかけは何ですか? 高校時代の話になりますが、化学部に入って色のついた太陽電池について研究をした時に再生可能エネルギー(以下、再エネ)の面白さに気づき、将来は再エネに携わりたいという思いを持つようになりました。就活をしていた時に当社は再エネ事業が主軸の一つであることが分かりやすかったので、すぐにインターンシップに参加をして、入社までも比較的スムーズに決めました。 現在の仕事内容を教えてください。 当社は小売電気事業者として、スーパーやコンビニといった小売店のように、市場や特定の発電所から仕入れた電気をお客様に販売しています。 需給管理課はお客様へ販売する電気(需要)と調達する電気(供給)を管理する役割を担い、日々需給計画と呼ばれる需要と供給の見通しを広域機関へ提出しています。電気は原則貯めることができないため、日本全体で需要と供給を30分単位で合わせる必要があります。需給管理課が担う需要と供給の調整が甘いとインバランス[1]による調整により、当社の収支が不安定になるリスクが発生します。 このリスクの抑制のため、需給管理課では気候変動や需要家の業種の違いによる需要変化についての分析や気象データの提供元による予測の解析等により、高精度な需要予測の実現を目指しております。需給計画は毎日作成するものなので、日々予測結果と損益を振り返り、今後の予測に反映するようにしています。 需給計画提出の他にも、電気の調達額と販売額を集約した月次の収支管理や、バランシンググループ[2](BG)の窓口業務を担当したりしています。 当社はBGの代表として、BGに所属している小売電気事業者数社の電力事業を支えており、需給計画作成や電力販売に関する制度の対応等の委託業務、収支報告、電力販売・調達に関するサポートを行っています。小売電気事業者の運営は競争の激しさ・業務の難しさ・制度の複雑さ・電力市場価格の高騰といった課題があり、知識や技術力がない状態で持続的な事業運営を行うのが難しいです。 そこで、私たちに貯まった知見に基づく分析力や当社の小売電気事業のノウハウを活かすことで、当社を含めたBGの安定的な利益確保を目指しています。当社BGには地域新電力会社という、地域で創った電気を地域内で消費することを目指している小売電気事業者が多く所属をしています。当社は地域循環事業を目指しているため、BGという形で地域新電力会社を支援できることに意義を感じています。 [1] インバランスとは小売電気事業者の需要予測が外れ、一般送配電事業者に調整をしてもらう時に発生した取引量のことである。例えば調達した量の方が実際の需要よりも多かった場合は、一般送配電事業者に余剰電力量を買い取ってもらう。反対に調達量が足りなかった場合は不足電力量を供給してもらう。インバランスの取引価格は価格の変動を予見することが難しいため、収支の不確定要素となる。 [2] バランシンググループ(BG)とは代表者契約者制度のことである。本来は各小売電気事業者が一般送配電事業者と接続供給契約を結ぶ必要があるが、複数の小売り電気事業者でBGを形成すれば、そのうちの1社が代表して契約を結べば良い。また、複数の小売電気事業者の需要を代表者の需要計画として提出するため、インバランスのリスクが抑制される。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 ETでの需給管理業務 JEPX市場(電気の市場)やインバランス等のデータ集計 データ分析結果に基づく収支改善オペレーションの考案 2年目 収支改善オペレーションの強化により、利益を上げる電気の調達方法を考案 月次収支管理業務 データ収集・分析による電源調達、高圧営業のサポート 3年目 電源ポジション[1]に関するリスク管理プロジェクトの実施 月次収支管理業務 協業企業向けの収支等レポーティング 高圧顧客向けの業界情報レポーティング [1] 電気を調達する方法は複数あり、各調達方法に付随するメリットとリスクがある。利益を生み出す調達方法を選択するための判断材料として、リスク分析によるリスクの可視化が必要である。 仕事に対するモチベーションが上がったきっかけはありましたか。 入社1年目の6月に、例年よりも早めの猛暑がありました。大型の発電所は需要が多い時期を避けて点検を行うのですが、猛暑の時期に点検終了が間に合わず、電気の市場価格が急騰しました。JEPX市場の調達コスト急騰の中で需給管理課ではコストを抑えるために今後どのように電気を調達すべきかを検討することとなりました。その際に私がデータ収集の担当に任命され、取り組む過程でデータを収集・分析し、仮説を立て、結果を見て再度原因を分析し、また意思決定をするというサイクルを回すスキルを身に着けていきました。もともとデータを見て物事を判断することが好きだったこともあり、とても面白いと感じました。それがきっかけで、この部署でより成果を出すために分析力と改善力を高めて仕事の精度を極めていきたいと思うようになりました。 需給管理課の雰囲気を教えてください。 風通しが良く、役職や立場を問わず意見交換やコミュニケーションがしやすい課です。電気の市場価格は30分毎に日々変動するので、明日の電気の市場がどうなるのかは誰にも分かりません。そのため、たとえ上司であれ1人の判断を信じてしまうのは逆にリスクです。分からないことに対して、個人の意見を同じように尊重して出し合い、課内の方針として固めていくことができるメンバーがそろっています。 やりがいは何ですか? データを見て分析することが好きなのですが、これを生かして数字で結果を残せているのが一番のやりがいです。入社して1年目に分析力を生かせたと感じたのは、当社の収支を改善するために必要な手順を考案して3か月間で約1億円のコスト削減に貢献できたときです。電気の市場価格もエネルギーを取り巻く環境も日々変化しているため、今後も分析力を生かして少しの変化でもキャッチし、利益に繋げていきたいです。 他にも、仕事が誰かのためになっているのを実感できる時にもやりがいを感じます。最近では、今後の電気の市場価格について外的要因から説明するダイナミックレポートというものを作成したときにお客様に貢献できたと感じました。お客様が電力業界や電気の市場価格に関する知識を身に着けたうえで電力会社や電気料金メニューを選ぶことができるように、ダイナミックレポートでは(高圧電力をご利用の)お客様に対してデータ分析結果をもとにした今後の電力市場の見通しや電力関連の最新の制度・情報を掲載しています。今まで培ってきた知識や分析力を生かしながら間接的にお客様にアプローチできるのが嬉しいと感じています。 シン・エナジーの魅力は何ですか? 挑戦しやすい環境というのは当社の特徴であり、おそらく他の社員も感じていることだと思います。例えば、私は1年目の時点で来年度電気をどこからどれくらい調達するのかを検討する仕事を任されました。電気の調達は電気販売事業における原価の大部分を占めているため、早い段階でこのような裁量権の大きい仕事を任せてもらえたことにとても感謝しています。 今後挑戦したいこと チームや後輩に貢献する挑戦としては、今後需給管理課でキャリアアップをしていくための教育体制を作っていきたいです。当社は挑戦の連続で、同じ経験をしたロールモデルがいないということで私自身は悩んだこともありました。後輩たちはそれで悩まなくてもいいように、それぞれのキャリアのロードマップやスキルを見つけられる環境を作っていけると面白いのかなと思います。難しいことではあると思いますが、若手メンバーで声を掛け合って協力して教育体制を作っていきたいです。 スキル面での挑戦としては、現在行っているデータ分析の領域を超え、”データサイエンス[1]”を学んで業務に生かしていきたいです。電気の価値は時間単位で変動するため、変動性が高い事業かつ取り扱うデータが多くなると考えています。その中でより高度な分析により外的要因から傾向を把握することで、安定した調達・販売戦略への貢献や、電力を購入してくださっているお客様、BGに所属している小売電気事業者に対して電気に関する情報の提供・コンサルができるようになりたいです。 [1] 大量のデータの収集・分析をしてビジネスに役立つ情報を抽出し、ヒントや気づきになる新しい事象を発見する業務 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 有給休暇取得支援制度があって、5日間連続で休むと3万円支給されるのはありがたいです。本来は長期間の有給は何かきっかけがないと取りにくいかもしれませんが、有給を取りやすい雰囲気があり「3万円もらうために休みます」と言うと皆さん「休み~」と言ってくれるので嬉しいです。 続きを見る
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【社員インタビュー】杉山藍菜
プロフィール エネルギートレードグループ 第一営業部 営業課 2023年 新卒入社 情報コミュニケーション学部 Story 入社のきっかけは何ですか? もともとはジェンダー問題に関心があり、取り組みが積極的に行われている北欧に留学をしました。北欧で環境問題に関心を持っている人たちと出会い、「今より社会をよくしたい」という想いや色々な人が加わってアクションを起こしていくことが大切という、ジェンダー問題と環境問題の共通点を発見しました。インクルーシブな社会を目指すという点で親近感を持ったんです。 帰国後に参加をした就職イベントで、私と同じ国に留学経験がある当社の人事の方と出会いました。その方の関心の領域や考え方に共感し、こういう人がいる会社であれば私もいきいきと働けるかもという風に思いました。他にも数社は検討していたのですが、事業そのもので社会貢献できるのが当社だと感じて入社を決めました。 現在の仕事内容を教えてください。 今の主な仕事はWEBマーケティングです。当社の認知度を上げるために、当社をまだ知らない人や潜在層にどうアプローチをできるかを考えています。例えば、代理店の方と協力をして、新規申し込みの方を対象にしたキャンペーンを行ったり、Webでの広告を打ち出したりしています。(アプリ上の広告、YouTube、Tverなど) 入社して1年目の前半は法人のお客様との商談を担当していましたが、昨年から当社が電力販売のWeb広告に予算を充てることになり、私が広告宣伝を担当することになりました。そして何より、地球の未来のことを一番に掲げて事業をしているこの会社は、この世界に本当に必要だと思って入社しているので、電力販売を入り口に他の事業のことも知ってくださる方が増えると嬉しいと思っています! 未経験からの成長 私自身、大学の時に広告関連の勉強をしていたわけではなく、当社でもWEB広告に力を入れ始めたのは去年からなので、社内にはマーケティングの経験者がいない状態でのスタートでした。セミナーを受けたり、一緒に戦略を考えてくださる代理店の方に質問をしながら勉強をしたりしたことで知識がつき、判断材料の引き出しが増えたことで、戦略会議等もスムーズに進められるようになってきたと思います。今後は広告宣伝効果を数字で伝えられるような分析力が身につけば、今よりもさらに自信を持てると思います。数字を扱える社会人って憧れるし、かっこいいじゃないですか。私にとっては苦手な分野ではあるのですが、今の業務に取り組むことで”なりたい自分”に近づいていきたいと思っています。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 ■1年目 前半:ET低圧営業 <仕事内容> お客様(主に法人)の電気のご契約を当社に切り替えていただけるように商談を行う <ステップ> 1. 研修で電力業界の基本的な知識を学ぶ 2. 先輩の商談に同行し、話し方や質問に対する答え方を学ぶ 3. トライ&エラーを繰り返し、お客様に納得して電気を切り替えていただけるような商談スタイルを模索する ■後半+2年目:ET低圧営業 <仕事内容> WEBマーケティングに携わり、シン・エナジーの認知を広げ契約につながる施策を展開(個人・法人両方にアプローチ) <ステップ> 1. キャンペーンや広告施策を依頼する代理店の選定作業 2. 効果的な認知拡大の施策を①の代理店と検討 3. ②の施策を行う 杉山さんのモチベーションは? 私の最大のモチベーションは、電気の販売を通じて利益を生むことが、再生可能エネルギー創出の投資につながり、地球環境に貢献できることです。再生可能エネルギー開発は長期的な視点で収益を生み出す事業であり、そのためには初期投資などの資金が必要です。一方で電気販売は再生可能エネルギー開発と比較すると収益が入るタイミングが早い事業です。当社は2軸で事業展開を行っているので、電気販売事業が安定化することで、再生可能エネルギー開発の事業を推進することにもつながります。電気販売も「未来の子どもたち」が住みやすい環境づくりに繋がっていることを嬉しく思っています。 あとは、お客様に感謝していただける瞬間もモチベーションが上がります。お客様に対して、丁寧な説明や迅速な対応、定期的なコミュニケーションを行うなど、信頼をいただけるように誠実に接することを心がけています。最近の仕事で一番嬉しかったのは、ある全国チェーン店舗の法人のお客様に電気代削減実績表を作成した際です。初めての試みでしたが、試行錯誤を重ねて見やすい表を作成し、お客様から感謝の言葉をいただけました。今はそのテンプレートを活用して、他のお客様にも同様なサービスを提供しています。お客様に誠実に向き合い、それを受け止めてもらえる瞬間は、私にとって本当に嬉しい瞬間です。 シン・エナジーの魅力はなんですか? 地球の未来のことを考えて、地域経済循環やエネルギー自給自足の促進に取り組むことを事業として行っていることが会社の魅力です。そんな会社の一員になって利益に貢献をすることで、自分も理念実現の役に立てていることが嬉しいです。あとは社員同士の関係性がよくて、役職や部署関係なく誰とでも関わることができるのも魅力です。私はもともと引っ込み思案な性格で自ら周りに話しかけにいくタイプではないのですが、この会社では色々な部署の人と仲良くなれて、仕事以外でも遊んだりしています。温かい人が多い会社だなと思います。 所属している営業部の魅力はなんですか? 営業部の魅力は絶対に「人」です。配属されるまでは、営業には「他の人を押しのけて私がトップの成績を残すんだ」という人が多いイメージを持っていたのですが、当社の営業部の社員は全くそんなことはありませんでした。むしろ、部内でそれぞれの知識やお客様との接し方を共有して、一緒に頑張って全員のレベルアップをしようと考えている人が多く、協力的な雰囲気です。 上司も営業部の魅力で、私が俯瞰力や目的意識を身に着けられるようにマネジメントをしてくれています。例えば、上司に資料作成を依頼され完成したものを見せると、他社と比較した当社の特徴が何と感じたか、資料作成時に何を思ったのか等といった私の思考にフォーカスした質問をされます。答えられなくて固まってしまうときも多いのですが、どのように考えながら仕事を進めるべきかを毎回気付かせてもらっています。 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 当社では他部署の方との交流機会が多いと感じています。例えば、毎週水曜日に行われる「ちょいガヤ[1]」という時間では、社内でランダムに組まれたグループでさまざまなトピックについて率直に意見を交換します。また、スポーツ文化委員会などが社員向けのイベントを企画してくれることもあります。こうした機会で仲良くなった方と、飲みにケーション[2]制度を活用して飲みに行くことで、より関係性を深めることができます! [1] 個々の考える課題や疑問など「自分の考え」をアウトプットし、イノベーションのタネを日常的に生み出す場となることを目指す社内コミュニケーションの場。お互いを知り、価値観の共有ができる場として部署や拠点の垣根を超えたつながりを後押している。 [2] 社内親睦を目的とした食事会に会社から補助がある。 続きを見る
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【社員インタビュー】三橋珠諒
プロフィール エネルギートレードグループ 第一営業部 営業課 2023年 新卒入社 国際交流学部国際交流学科 Story 入社のきっかけは何ですか? 就職活動の軸は①会社が持つビジョンに共感できること②自分の活動が組織、そして社会に影響を与えられること③CSV[1]経営であることの3点でした。これらの軸で就職活動進めていく中、当社に出会いました。就職活動を始めた当初は有形商材を扱っている会社も視野に入れていましたが、徐々に人の消費行動の根本となるインフラ業界に携わりたいと考えるようになりました。インフラは生活に欠かせないものであるため、必ず人々が消費します。その仕組みを改善できれば、社会に大きな影響を及ぼすことができると考えるようになったからです。そのような視野の変化の中で当社に出会いました。当社を選んだのは、事業を通じて地域内での経済循環と資源循環を実現し、地域のためにも社会のためにも価値のあることができると感じたからです。 [1] CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)は企業が事業活動の中で社会課題の解決をすることで、企業の経済的な価値だけでなく社会と共有の価値を創造していくという考え方 現在の仕事内容を教えてください。 新電力の部門にて、電力の直販営業と代理店販売を担当しています。高圧電力をご利用の大型の工場や商業施設、オフィスビルから、低圧電力をご利用の中小規模の施設や店舗の法人様をターゲットにしています。こちらから営業をすることもありますが、ホームページを通じて興味を持ってくださる方や取引先の紹介でお引き合いをいただき、ご提案をしています。代理店販売では1年目から代理店の管理を任せていただいており、代理店の方と共に当社の電気を販売する戦略を考えています。社外の方に当社の電気販売をお願いすることになるので、当社のブランドイメージを維持しながら、より良いご提案とサポートをしていただく必要があります。そのため、より効率のよい擦り合わせとコミュニケーションを目指し続けています。 お客様や代理店の方との関わり以外では、部署内でチームビルディングやオペレーション改善に取り組んでいます。担当者間でのコミュニケーションを活性化させ、勉強会を実施するなどして組織全体のボトムアップを目指したいと考えています。 当社の電気販売部門の意義は何だと思いますか? 新電力会社は現在700社ほど(2024年5月時点)ほどあり、自由化が進んでいくにつれ、プランが多様化しています。しかし、電力会社を切り替えることに関心のないお客様や、不安を感じられるお客様が多いというのが現状です。本当はそれぞれのニーズに合う電力会社やプランが存在するはずなのに、判断材料が十分にないまま電力会社と契約を結んでしまうのは、知らないうちに電気代の請求が増えているなどのリスクやトラブルに繋がります。 お客様ご自身にとって最適な選択が何かを主体的に考えていただきたいので、自社のメニューを強引に販売するのではなく、フラットな目線からお客様に情報提供をしています。その1つの例として、ダイナミックレポートの活用が挙げられます。今後の電気市場と電気料金の見通しをお客様に共有し、「このプランだとお客様のメリットがあまりないので、プランや契約時期を再検討してみてはいかがですか」等といったことも正直にお話をしています。複数拠点をお持ちの法人様の場合、ある地域やタイミングで電力を切り替えることで、より大きな電気代削減効果が得られる場合があります。そのため、まずはリスクが少ない拠点から電力会社を変更して、徐々に他の拠点も見直していく戦略も実施しています。メリットが出やすいエリアや負荷率がありますので、リスクが少ない拠点から切り替えていただくようなポートフォリオ戦略も実施しています。 その姿勢の結果、価格の安さとして2番手であったとしても、契約後の継続的な関係を信頼し、当社とご契約いただいたという事例もあります。ただ電気を販売し利益を獲得するのではなく、お客様の電力リテラシー向上と真の信頼獲得を重視したいと考えています。チームとしても私としても、お客様に当社を選ぶことに意義を感じていただけるよう、電力業界の情報や当社の電気料金プランの内容をお客様に丁寧に伝え、信頼される人になりたいと考えています。 営業課の雰囲気を教えてください。 当社の営業チームは、個人のプレーだけでなくチームとしての成果を重視しています。契約数だけでなく、勉強会やスキルアップの取り組み、組織への貢献も評価されるポイントの一つです。そのため部員の目標管理シートには、個人の数値目標と組織全体への貢献度を両方設定している方が多いです。また、日常的なコミュニケーションも活発で、チームメンバー同士仲が良いです。小さい案件が取れただけも褒めてもらえます! 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目:5月 ET営業部営業課に配属 6月 高圧電力担当決定 代理店管理スタート 8月 独り立ち(アポ取りから商談、クロージングまで一貫して対応) 10月 チームビルディングを目的としたロープレ、ガヤ[1]をスタート 11月 低圧法人顧客へのアプローチも本格化 2年目:3月 新入社員のためのマニュアル作成 5月 新卒教育担当 代理店商談スタート 新卒に代理店管理の引継ぎ準備 [1] ガヤとは当社で浸透している社内コミュニケーションのこと。個々の考える課題や疑問など「自分の考え」をアウトプットし、イノベーションのタネを日常的に生み出すことや、相互理解を深めることを目指している。 シン・エナジーの魅力はなんですか? 当社は今、多くの新卒を迎え、若手から組織の在り方を変えていく変革の時期に差し掛かっていると思います。「自分の考えや行動がこの組織を前進させるのではないか」という実感と自信があります。上長は1on1で話を聞いて前向きに考えてくれることが多く、ほかのメンバーも応援してくれているため、やりたいと思ったことを報連相すればチャレンジできる環境だと思っています。今後も営業部内でのチームビルディングに取り組み、また、チームの在り方を考え、マネジメント力向上を目指したいです。また、部の仕事以外で新卒サポート委員会に所属し、会社全体や経営的視点も身に着けることができると感じています。リーダシップを発揮する機会が豊富なため、今後もチャンスをアクションにしていきたいです。 会社への想い 当社のメンバーにはパッションと学習意欲を持っている人たちがたくさんおり、個々が自身の価値と能力を最大限に発揮することで、現在は課題として直面しているものでも乗り越えられると確信しています。私たちのチームには様々な専門性を持つメンバーがおり、現場の楽しさやチームワークを重視し、エンゲージメント向上に貢献したいと考えています。役割分担を通じて個々の得意を活かすことで、当社の事業も更なる収益の獲得に限らず、地域循環経済の創造やエネルギーの自給自足や価値創出の実現に繋がるのではないかと期待をしています。 シン・エナジーの「働きやすいポイント」! 5日間有給取得をしたら奨励金として3万円いただけるのがうれしいです。コーヒーが無料でいつでも飲めることもすごくありがたいと思っています(笑) 続きを見る
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【社員インタビュー】東口力
プロフィール 電源開発グループ 資源循環部 建設課 2023年 新卒入社 経済学部卒 Story 入社のきっかけは何ですか? 大学時代、私は地域活性化に関心を持ち、特に木質バイオマス発電が地域経済にどのように貢献できるかについて深く学びました。勉強を通じてバイオマス発電所が地域に活力をもたらすと感じるようになり、持続可能なエネルギー利用の可能性に魅了されました。 そして、就職活動中に当社と出会い、そのエネルギー事業の将来性に強く惹かれました。再生可能エネルギーに積極的に取り組む当社は、大学で学んだ知識を実践できる理想の場だと確信しました。さらに、人事の方々の温かい人柄や、就活生一人ひとりに対する丁寧なサポートに感銘を受けました。特に「例え当社を選ばないとしてもあなたの輝ける道を支えたい」という姿勢に心を動かされ、この会社で自分の可能性を試したいと強く感じ、入社を決意しました。 現在の仕事内容を教えてください。 私は現在、発電所の建設プロジェクトにおいて施工管理を担当しています。土木工事や設備工事に携わる各業者と連携し、プロジェクトが円滑に進行するように調整を行っています。毎朝の朝礼では作業内容や安全注意事項を確認し、昼礼では作業の進捗状況を共有しています。プロジェクトの成功には多くの業者や出資者との協力が不可欠で、工事のスケジュールやコスト管理も重要です。例えば、配管の長さが1mm違うだけで工程が1ヶ月遅れることもあるため、データや図面の確認を徹底しています。また、安全管理も重要な役割の一つであり、安全標識の活用や現場巡回を通じて事故防止に努めています。 未経験からの成長 私は文系出身で、入社当初は営業職を希望していましたが、現場を経験することで説得力ある技術営業ができる人材になってほしいとの期待から、ファーストステップとして技術寄りの仕事を任されました。初めは理系のイメージが強い世界で輝けるのか不安でしたが、実際に働いてみると技術の知識だけでなく、人々を取りまとめるスキルが重要であることに気づきました。上司や先輩のコミュニケーションの取り方や仕事の仕方を観察して学び、指導を受けながら成長する毎日です。どんな質問にも快く答えてもらえる環境で、自分の知識を高めてスキルを磨けていることを感じています。文系・理系に関係なく輝ける職種であり、現場での経験はこの先の自分の可能性を拡げられるものだと思います。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 ■1年目 5月~12月 西宮バイオガス発電プラント運転管理 〈仕事内容〉 バイオガスプラントの試運転管理、及び安定稼働を実現するためのメンテナンス業務 〈ステップ〉 1.運転管理をする上で必要な、技術面の基礎知識とメンテナンススキルを習得し、プラント内の発電フローを理解する 2.プラント内で発生した問題の改善策を自ら考え、社内で共有する 3.お客様や取引先と協議をしながらメンテナンスの最適解を見つけ出し、実行する ■1年目1月~現在 生野銀山バイオマス発電所建設工事 〈仕事内容〉 バイオマス発電所の施工管理および試運転管理 〈ステップ〉 1.無事故無災害で完工を目指し、安全注意事項を毎日周知する 2.工事工程の進捗を意識し、協力業者への指示を迅速かつ明確に行う 3.メーカーや社内に対する工事結果の報告・連絡・相談を行い、次のステップに向けた振り返りと改善提案を実施する 4.反省を生かして次の作業の効率化を図る 印象に残っている出来事は? 印象的な出来事として、初めて参加した発電所の竣工式があります。竣工式では発電所の関係者や出資者に機器が稼働する様子を見ていただきたかったのですが、工事の終了から竣工式までは、時間の余裕があったわけではありませんでした。竣工式前はタイトなスケジュールの中スピーディーに準備を進める必要があったため、スケジュールを逆算して計画を立て、機器の組み立てが遅れた際には業者をまとめて調整するマネジメント力が求められました。 いよいよ発電所が動き出すということを感じていただくため、機器の試運転をしておくだけではなく、万が一動かなかった場合のプランBやプランCまで考えました。竣工式当日、無事に稼働し、関係者の皆さんに喜んでいただけた瞬間は感激しました。出資者や協力業者の皆さんへの感謝の気持ちと共に、発電所の工事を完成まで持っていけた達成感は、これまでで一番のやりがいを感じました。 このような経験から、現場での計画力や調整力が身に付き、予測不能なトラブルにも柔軟に対応できるようになりました。これらのスキルは、これからも私のキャリアに大いに役立つと確信しています。 シン・エナジーの魅力はなんですか? 当社は若手社員に積極的に挑戦の機会を提供し、その挑戦を全力でサポートする環境が整っています。責任感を持ち、任された仕事には期待以上の成果を出したいと思っています。上司や先輩方は的確なアドバイスをくれ、困難な状況でも見守りながら支えてくれます。先輩方の助言と指導を受けながら、入社からの1年で私は多くの課題を乗り越えて前に進むことができてきたと思います。 資源循環部 建設課の魅力 発電所の建設プロジェクトにおいてでは、工事開始から試運転管理まで一貫して携わることができます。現場の最前線で、発電所がどのようなステップを踏んで発電所が完成するのか、現場の最前線でを体感しながら業務を行えるのが魅力的です。幅広い業種の方々方とやり取りする機会が多く、会話をしていく中で、専門的でかつ技術的な知識を広く吸収できるのも魅力の一つです。また課員は協力的で、みんなで問題を解決する姿勢が強みであり、失敗を恐れず積極的に行動ができる雰囲気が特徴です。個性豊かな人が多く、みんなで問題を解決する姿勢が強みです。個性豊かな人が多く、たのしく雑談をすることもあれば、真剣に取り組むモードの時もあり、メリハリをつけて業務ができていますに取り組んでいます。 これからのビジョン 入社当初は営業職に興味がありましたが、現場での経験を通じて見方が変わりました。営業をするためには、対象を十分に理解し、現場の知識を深める必要があると感じています。今後も発電所の建設や施工管理を通じて、バイオマスに関する現場の知識を吸収していきたいと考えています。又、バイオマス発電所だけでなく、バイオガスや水力など、当社が持つ他の再生可能エネルギーの発電所にも関わってみたいです。最終的には、営業職として顧客に対して再生可能エネルギーの魅力を伝え、提案できる立場に立ちたいです。 未来の仲間に向けてひとこと! 再生可能エネルギーに興味があり、可能性を見出している方は、ぜひ一緒に働きましょう。知識に貪欲で、バイオマスや再生可能エネルギーに関する知見を増やしたい方には、当社の環境がぴったりです! 続きを見る
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【社員インタビュー】佐藤直志
プロフィール オペレーション部 電源開発システム担当 2022年 キャリア入社 前職:ITコンサルタント Story 入社のきっかけは何ですか? 私は事業会社の一員として情報システムを作り、運用改善をすることに魅力を感じて転職しました。前職ではベンダーとしてお客様と一緒に情報システムの企画から導入までを請負っていましたが、導入後の運用フェーズにおいての関わりは限られていました。私の当時の立場はあくまで業務受託者で導入後の活用状況や評価を詳しく知りえる立場ではありませんでした。しかし運用改善を行うことこそが本質的な仕事だと考えており、それが会社の収益に貢献することにつながると思っていました。当社は情報システムに投資意欲が高く、自分でその仕組みを作り上げるチャンスがあることも、入社を決めた理由の一つです。 現在の仕事内容を教えてください。 現在、バイオマス発電所の監視システムとその運転支援システムを開発しています。当社が兵庫県で建設中の生野銀山バイオマス発電所は今年から売電を開始する予定で、私たちが作ったシステムを使って発電所を運転できるように準備を進めています(2024年5月時点)。社員や関係者は、新しいシステムの導入に期待感を持ってくれています。 さらに、電源開発システム支援課(以下、当課)の社員が発電所の現場で必要とされている機能を提案・開発できる仕組みづくりに取り組んでいます。以前は、現場で発電所を建設・運営している社員と、本社で情報システムを開発している当課の社員がお互いの技術知識を理解しあうことが難しく、発電所の情報システム導入が進まない課題がありました。この問題を解決するために、当課の社員が現場で説明を受け、発電機や現場の業務プロセスに関する知識を深める事に取組んできました。現場で得た知見を活用し、発電所の設計・運用改善を目指しています。 例えば、バイオマス発電所では木材チッパー[1]に木質燃料が詰まって停止することがありますが、詰まりの原因箇所を特定するのは容易ではありません。そこで、詰まりが発生した箇所のセンサーが反応し、信号を拾ってエラー箇所が画面で認識できるシステムを導入しました。これにより、原因箇所を迅速に特定し、早期復旧を実現することで発電所の稼働率向上に寄与したいと考えています。 [1]木材チッパーとは、ナイフを先端に装着した刃をドラムもしくはディスクに装着し、木を切っていく破砕機のことである。丸太を粉砕することにより、バイオマス発電等に利用できる木材チップになる。 転職当時の仕事について教えてください。 入社当時、私は当社のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を担当しており、どこからDXに取り組むべきかを考えるために約半年間、管理職を中心にヒアリングや事業内容、電力業界について学習しました。各部署の社員がどのような仕事をしているか、またの経営者の視点を理解することで、当社の電源開発事業のデジタル化に注力すべきだという結論に至りました。 私が入社した9カ月後に、和歌山県の有田川バイオマス発電所が運用を開始しました。私の最初の仕事は、その発電所の修繕管理や部品交換の管理をサポートするシステムの開発でした。現場の社員からの要求を受け、故障による一定時間停止時に自動的にインシデントとして登録される仕組みを構築しました。さらに、原因や対策を記入し、誰でも閲覧できるようにしました。これにより、ノウハウの蓄積が促進され、過去のインシデントの検索で修理作業がスムーズになりました。 入社してからのキャリアステップを教えてください。 1年目 当社事業理解と情報システム分布・利用状況調査 有田川バイオマス発電所のシステム開発支援 情報システムによる業務改善計画立案 2年目 バイオマス発電運転支援システム企画・開発 発電所経営監視システム企画・開発 西宮バイオガス発電所の開発支援 3年目 バイオマス発電監視システム企画・開発 生野銀山バイオマス発電所の開発支援 太陽光発電運転支援システム企画・開発 シン・エナジーの魅力はなんですか? 当社の魅力は、私にとっての活躍できる機会が豊富であることです。具体的には経営陣が情報システムへの投資価値を認識しており、積極的なデジタル投資の機運があることですね。私は情報システムによる業務改善の分野で最大限に力を発揮できると自負しており、その役割を与えてもらっています。事業分析を通じて当社の課題を洗い出し、経験と分析力を活かした提案を行うことができる環境もあります。仕事の成果を通じて、会社に感謝の気持ちを伝えていきたいと考えています。 電源開発部門のシステム支援課の魅力は何ですか? 電源開発部門のシステム支援課は、新しい技術の導入に挑戦する機会や学びが豊富で、楽しい部署です。現在、私たちは“エッジコンピューティング”という分野の技術を新たに導入しています。エッジコンピューティングとは発電所の中に情報を処理する機械を設置して、その場でデータを処理する方法のことです。私たちは、発電所の機械を制御する技術(OT: Operation Technology)と情報を蓄積して処理する技術(IT: Information Technology)を組み合わせた装置を現場に設置し、データを効率的に処理できる仕組みを作っています。当社ではエッジコンピューティングの実績がなく、私も初めての挑戦でしたが、挑戦することで新しい視点やスキルを身につけることができました。ハードウェア(現場設備)とソフトウェアを組み合わせるのは難しいですが、ソフトウェアだけを開発している時には得られない経験や達成感を積むことができて非常に面白いです。 また、当部署では発電所の運用を情報システムで支え、会社の営業利益目標達成も重要なミッションです。必要なシステムを開発・運営し、経営者や社員の皆さんに頼ってもらえることが、当課の魅力です。 今後挑戦したいことは何ですか? 今後も新しいテクノロジーにさらに挑戦したいと思っています。その一つ目が予知保全の実現です。このためにはデータの蓄積が必要であり、故障部品やエラーの直前の傾向を分析することが重要です。例えば、「このセンサーの温度が段々上昇しているということは、もうすぐ故障する可能性が高い」といった情報を活用します。エラーと複数の関連計測値(センサーの温度等)の相関関係を抽出しAIに学習させ、“予知保全”の仕組みを構築したいと考えています。 二つ目の挑戦は、新しいサービスによるシステム運用の効率化です。当社では殆どのシステムをSaaS[2](サービスとしてのソフトウェア)またはIaaS[3](サービスとしてのインフラ)で運用をしています。特にシステムをゼロから完全に新しく開発する時はIaaSを利用していますが、その過程でサービスプロバイダー[4](提供者)が提供するさまざまな技術・サービス(例えば、アプリケーションを独立して実行するコンテナという仕組みや、バージョン管理システムのVCS、継続的開発・配信を行うCI/CD等)を検証して導入し、開発や運用フローをより効率化したいと考えています。 最後、三つ目の挑戦は、無人で運転を監視ができる発電所を実現したいというものです。太陽光発電所は基本的に無人運転ですが、バイオマス発電所では運転要員が必要です。その定常的な有人作業を除く発電所運転業務等を遠隔で監視し、エラーが発生した場合にのみ連絡を受けて修理に行ける仕組みを構築して人手を極力排除する事です。そのためにはエラーを自動で検知して自動復旧できる仕組みの設計も重要ですね。 [2]SaaSとはクラウド上で提供されるソフトウェアのこと。例えば、メールやファイル共有など、日常的に使うアプリケーションはSaaSとして提供されている。 [3]クラウド上で仮想的なサーバーやストレージを提供するもの。フルスクラッチでシステムを開発する際には、IaaSを利用して必要な基盤を構築する。 [4]特定のサービスや機能を提供する企業や組織のことを指す。 休日の過ごし方 当社はリゾート施設運用会社の法人会員であることからリゾートの物件を予約可能です。その福利厚生を何度も利用していますね。1人5000円程度で豪華なプール付きのホテルにも泊まれるので家族や友人と行くのもおすすめです。 続きを見る
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