1950年創業
ー静岡県沼津市。港があり、おいしい海産物（干物や深海魚など）で有名な街です。山口製作所は、この沼津市で、小さな町工場からはじまりました。2023年12月に社長・副社長が3代目へと交代し、新たな風が吹いています。新社長である山口聖三のモットーは、「社員一人ひとりの可能性を輝かせる」です。今、私たちは、これまで築いてきたお客様からの信頼や山口製作所の歴史を大切に守りながらも、社内改善プロジェクトを複数実施中。変革への助走を始めています。社員が生き生きと働ける環境をつくることが大きな意味で沼津という町への貢献にもつながると考え、さまざまな取り組みを行っています。
グローバルに拡大
ー1989年に中国大連市の大連経済開発区に山口製作所有限公司を設立。開発区に進出したのはなんと山口製作所が4社目。これは「町工場」だった山口製作所にとって大きな挑戦でした。そこから、中国（珠海）、中国（大連）での拠点増、アメリカ、タイ、インドネシア、マレーシアと積極的に海外への進出を遂げてきました。2024年7月現在、メキシコ拠点の建設にも取り組んでいます。海外拠点の社員が日本本社へ研修に毎年研修に訪れ、「山口のものづくり」を継承し品質を保てるよう技術交流をしています。研修の合間には、社長や副社長・日本社員も混ざって皆でバーベキューをすることも。国籍の分け隔てなく、協力して業務に取り組んでいます。
ものづくりへの探求
ー山口製作所は自動車産業のTier2に位置し、自動車部品製造を行っています。素材メーカーから素材を仕入れ、主に配管部品、照明器部品、モーター部品、組み立て部品を製造しています。これまでは塑性加工（圧造・プレス・転造）が加工技術の主流でしたが、時代や市場のニーズに合わせて変化を続け、現在は切削加工、射出成形（樹脂成形）、組み立て（ソレノイド）も行っています。これからも妥協しないものづくりを続けるとともに、新しい技術にも果敢に挑戦し、お客様のニーズに応えてまいります。