社員インタビューVol.4
中途採用で入社し、WEBアプリ開発エンジニアを経て、現在はクラウドエンジニアとして活躍しているYoshikiさん。アプリ開発経験を活かしながら、現在は、開発現場の生産性の向上や効率化のため、クラウドネイティブ技術を用いた開発基盤作りに取り組んでいます。
今回は、Yoshikiさんにこれまでのキャリアや、カサレアルで働く魅力についてお話を伺いました。
ーー本日はよろしくお願いします!これまでの経歴を教えて下さい。
新卒でIT企業に入社し、希望していたIoT案件に配属されました。その後、モバイルアプリやその拡張機能の開発に取り組み、アジャイル開発を経験しました。
その後、Androidテレビの開発を担当しましたが、物理機器に密接に関わることでハードウェアに依存した開発の煩わしさを痛感しました。機器のトラブルシューティングにも悩まされたことから、物理的な制約に縛られることなく、柔軟かつ自由にソフトウェアを設計・開発したいという思いが強くなりました。Webアプリ開発なら物理的制約がなく、またどこでも仕事ができるといった働き方の柔軟性も魅力に感じて転職を決意しました。
ーーカサレアルに入社したきっかけ、入社の決め手を教えて下さい。
カサレアルに入社を決めた理由はいくつかあります。
1つ目は、最終面接で窪社長とお会いし、その人柄に惹かれたからです。
社長という立場でありながら、威張った様子はなく、フランクで話しやすかったです。もし入社したら私の意見にも耳を傾けてくれそうだと感じました。
2つ目は、技術習得のための環境が整っていると感じたからです。
Webアプリ開発の経験が浅い私でも、丁寧にサポートしてくれる体制があると伺い、安心してスキルアップできると思いました。特に、 カサレアルは顧客向けに技術研修を提供しているので、その充実した研修を受講できる点は大きな魅力 でした。
3つ目は、プライム案件が多く、上流工程から携われる点です。
開発現場で起こりがちな多重下請け構造の場合、開発の自由度が制限されてしまいます。しかし、カサレアルは原則プライム案件なので、 顧客と直接やり取りしながら、上流工程から担当 することができ、自分のアイデアを活かせる環境だと感じました。
4つ目は、技術的な自由度の高さに魅力を感じたからです。
カサレアルは、特定のクラウドベンダーに縛られず、AWS、Azureなど、様々なクラウドサービスを顧客のニーズに合わせて組み合わせることができます。DockerやKubernetesといった最新の技術を活用し、ベンダーフリーでクラウドネイティブ技術を用いた開発環境の構築を行っており、常に新しい技術に触れることができる環境が魅力でした。
カサレアルは、様々なクラウドサービスに対応しており、特定のベンダーに縛られることはありません。プロジェクトごとに異なる技術やスキルが求められるため、 毎回新しい学びがあり、自身の成長を実感しています。
5つ目は、転勤がない点です。
品川勤務ということで、生活の安定を図りながら仕事に集中できる環境も魅力の一つでした。
以上の点から、カサレアルに入社することを決めました。
ーー入社してから現在に至るまでの経緯を教えてください。
入社当初は、Webアプリの開発エンジニアをしていました。業務に慣れ始めた頃、クラウドエンジニアの部門と共同でプロジェクトに取り組む機会があり、その際に部門責任者から声をかけていただきました。アプリ開発だけでなく、開発基盤の構築にも挑戦することで、エンジニアとしての幅を広げたいという思いもあり、異動を決意しました。
ーー部署異動を経て、心境の変化などはありましたか?
クラウドエンジニアへの異動を機に、考え方が大きく変わりました。
様々な技術に触れる中で、特定の技術にとらわれず、多様な技術を組み合わせることで、より柔軟かつ効率的なシステムを構築できることに魅力を感じています。
実際に、状況に合わせて最適なサービスや技術を選択できるようになり、エンジニアとしての幅が広がりました。また、新しい技術への抵抗感がなくなり、より良いシステムがあれば積極的に導入するようになりました。
これは、日々新しい技術に触れる環境で働くことで、「良いものは積極的に取り入れる」という考え方が身についたからです。
これらの経験を通じて、特定の技術のプロフェッショナルになるよりも、幅広い技術を扱えるエンジニアになりたいという考えに変わりました。今では、幅広い技術に触れることができたからこそ、様々な分野のエンジニアと技術的な話題で会話できることが、とても楽しいと感じています。
ーー現在の業務内容を教えてください。
大きく分けて、2つあります。
1つ目は、Kubernetesを用いたコンテナ環境の構築です。ある企業に対して、Kubernetesを導入するための設計を行っています。顧客の要望を聞きながら、要件定義を行い、必要な技術を調査しています。求める環境を実現するためには、どのような技術が必要かを考え、ドキュメントを参考にしながら、一つひとつ検証を進めています。
2つ目は、CI/CDツールであるConcourse CIを使ったパイプラインの作成です。ソースコードの取得後、アプリのビルド、Kubernetes環境で動作させるためのコンテナイメージのビルド、そして成果物をレジストリにプッシュするという一連の流れを自動化するために、要件に合わせて試行錯誤を繰り返しています。
ーー仕事のやりがいや難しさを感じることはありますか?
クラウドネイティブ技術を用いた開発基盤の構築は、やりがいとその難易度が表裏一体だと感じています。
やりがいとしては、最先端の技術に触れながら、システム全体を設計・構築できる点です。
また、問題解決のために自ら考え、行動し、その度に成長を実感できる点も大きな魅力だと思います。クラウドネイティブ周りの技術は日々進化しており、 それに追いつくことで最先端にいる実感が得られ、とても楽しいです。
難しさとしては、開発だけでなく基盤構築の視点も持ち、何が最適な解決策なのかを見極める必要がある点です。特に、システム全体の挙動を把握しないと、問題がどこにあるのか特定することが難しく、慣れるまで時間がかかります。また、クラウドネイティブ技術は日々進化しており、必要な情報が十分に整備されていないことも多いため、試行錯誤を繰り返しながら業務を進める必要があります。
ーーアプリ開発経験が役に立ったことはありますか?
アプリ開発の経験は、クラウドネイティブ技術を用いた開発基盤構築においても非常に役立っています。
具体的には、コードの読み書き能力、オブジェクト指向の理解、バージョン管理システム(Git)の運用、命名規則の理解といった、開発者としての基礎的なスキルが活かされています。これらのスキルは、複雑なシステム構成のクラウドネイティブ環境において、問題が発生した際に原因を特定し、解決するための重要な基盤となります。
ただし、クラウドネイティブ領域では、インフラの知識や様々なツールの使い方など、幅広い技術的な知識も必要となります。アプリ開発の経験だけではカバーできない部分も多く、 常に新しい技術を学び続ける姿勢が求められます。
ーー業務で成長を実感する瞬間はありますか?
業務で成長を実感する瞬間は、 新しい技術を学び、それを実際に使いこなせるようになったとき です。
例えば、最初は専門用語が分からず、会議の内容を理解することすら難しかったのが、今ではKubernetesのyamlファイルを自分自身で作成・編集し、環境を構築することができるようになりました。
また、ITカンファレンスでクラウドネイティブについて社外向けに発表できたことも、自分の知識が体系化され、理解が深まったことを示す大きな出来事でした。
こういう一つ一つの積み重ねが自分のモチベーションに繋がっています。
ーーカサレアルに入社してよかったと思うことはありますか?
大きく分けて2つあります。
1つ目は、チーム間の連携が活発であることです。
前の会社では、同じチームのメンバーにしか相談できませんでした。しかし、カサレアルでは、チームの垣根を越えて、気軽に質問したり、知識を共有したりできるんです。
例えば、新しい技術について分からないことがあったら、Slackで部署全体に質問して、みんなで助け合っています。おかげで、より広い視点で問題解決に取り組めて、とても良い環境で働けています。
2つ目は、開発と基盤構築を行う2つの事業部間の連携が促進されていることです。
それぞれの強みを活かしながら、密に連携しています。社内に蓄積された技術知識を共有することで、社員一人ひとりが成長できるだけでなく、お互いの得意分野を組み合わせることで、より良い製品やサービスを生み出すことができます。事実、今現在進行形で動いている新しいサービスも・・・! 今後のカサレアルの動きに注目していてほしいです。
ーー今後チャレンジしたいことはありますか?
チームの若手育成と横のつながりの強化です。
入社当初はチーム内で最年少でしたが、最近ではより若いメンバーが増えてきました。これまでの経験を活かし、彼らをサポートしながら、チーム全体のレベルアップに貢献したいと考えています。
ーーこれからのカサレアルに期待することや、楽しみなことはありますか。
カサレアルでは業界的にも先端技術を扱っています。でもまだ世の中でそれを知っている人は少ないです。 カサレアルが先端技術に力を入れている、業界をリードできる会社 だともっと世の中の人たちに知ってもらうことができれば、技術に興味のある優秀な人材が集まってくるのではないかと期待しています。そうすることで、チームの技術力向上に繋がり、より革新的なサービスを生み出すことができるようになればいいなと思っています。
ーー最後にカサレアルへの応募を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
カサレアルは今の技術力は関係なく、 入ってもらってから育てていくという文化 がある会社です。入社後も、先輩社員が丁寧にサポートしてくれるので、 安心して成長できる環境 があります。
特に、クラウドネイティブに興味をお持ちの方は、新しい技術に触れることができる絶好の機会です。ぜひ一緒に挑戦してみませんか?
いかがでしたか?
Yoshikiさんのインタビューを通して、カサレアルの魅力を感じていただけたのではないでしょうか?
カサレアルでは、特定の技術やベンダーに縛られることなく、様々な技術を自由に使いこなすことができます。原則プライム案件なので、顧客の要望を直接聞きながら開発を進めることができ、自分のアイデアを形にすることができる環境が魅力です。
ぜひ、あなたもカサレアルで、技術的な自由度を活かして、新しいキャリアをスタートさせてみませんか?
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職種 / 募集ポジション | 社員インタビュー|クラウドエンジニア |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | |
会社名 | 株式会社カサレアル |
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代表者 | 代表取締役社長 窪 伸一郎 |
取締役・監査役 | 取締役 植草 克友 取締役 小林 将敏 取締役 鈴木 猛司(非常勤) 取締役 深山 隆行(非常勤) 監査役 沢口 昌裕 |
設立 | 1999年7月2日 |
従業員数 | 97名(2025年4月現在) |
本店所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス 24階 |
事業内容 | ・クラウドネイティブ推進支援事業 ・システム開発事業 ・技術教育事業 |
ホームページ | https://www.casareal.co.jp/ |
待遇・福利厚生 | ・各種社会保険完備 ・在宅勤務制度あり ・在宅勤務手当あり ・当社独自の技術習得環境あり ・育児休業(最長3年) ・年間休日123日(2025年度) |