Profile
人事ソリューショングループ・人財開発チーム/N.H
大学卒業後、新卒1期生として出版社に入社。書籍刊行後の著者サポート業務を担いながら、自社の新卒採用リーダーとして従事。約4年半在籍する中で、採用と同じくらい、採用後の体系的な人財育成の重要性を感じ、人事職で専門性を高めようと転職を決意。2017年MHR入社。グループ各社の人事とともに、各社の組織開発・人財育成に携わる。
「より多くの人に、良い影響を波及させる存在でありたい」人事職を志向する原体験
2023年現在、人事ソリューショングループでグループ各社の組織開発・人財開発を担当するN.H。MHRには、キャリア採用で入社しました。
N.H「学生時代はマスコミに興味があり、新卒で出版社に入社しました。マスコミ志望だったのは、その影響力に惹かれていたからです。媒体を介することで、1対1で接すること以上に、より多くの人たちの心を動かすことができるのではと考えていました。面接ではこのように熱く語り、また研修中も志望を強く伝えていたので、企画・広報職として華やかに活躍することに希望が満ち溢れていました(笑)
ところが蓋を開けてみると、まさかのお堅い配属先・・・。書籍刊行後のアフターフォロー全般という、どちらかというと社内で、流通管理や契約締結、読者対応といった、当時一番やりたくないと思っていた部署への配属でした。今となってみれば、その経験のおかげで社会人の基礎能力を養えたと感謝しているのですが、配属先を告げられた時はショックが大きすぎて、涙が止まらなかったのも良い思い出です(笑)
ただ、それと同時に、思いがけず自社の新卒採用リーダーを任されました。入社1年目にも関わらず、責任と権限を与えてもらい、コンセプトからフローまで自由に策定させてもらえることになったのです。ゼロからの挑戦だったので、その分苦労もありましたが、自分が発するメッセージや空気感でプラスのイメージに変えることができる、大変面白味のある仕事でした。」
意図しないキャリアのスタートではありましたが、任された採用業務に大きなやりがいを見出しました。
N.H「3年、4年と採用活動に携わる中で、会社の採用力やブランディングを高められた自負はあります。社員数150名程度の中小規模の会社で、気づけば20名を超える後輩が活躍し始めていました。
採用自体は成功していたと思います。しかしながら、その後の育成にまで手を回す余裕がなかった。配属先の先輩社員は誰もが懇切丁寧で、それぞれが手取り足取り指導してくださっていたのですが、会社としての計画的な教育体系はありませんでしたね。
であれば、私の次の挑戦として、育成に取り組んでいきたいという意向を示したのですが、実績のある採用業務の方で引き続き活躍してほしいと伝えられ、組織として戦略的に人財育成に取り組む会社に目が向くようになりました。」
シェアードという立場での人事業務とは
より人事・人財育成の専門性を高めるために、転職を決意したN.H。会社を選ぶ際の軸は、なにかあったのでしょうか。
N.H「初めての転職だったので、業界や規模などにはこだわりを持たず、広く見るようにしていました。
その中でMHRを選んだのは、面接官の影響が大きいです。入社後の先輩社員にあたるお二人が、私の話にきちんと耳を傾け、既に仲間であるかのように受容してくださいました。また、人財育成に対する熱い想いや博識さが感じられたのも非常に好印象でした。」
いくつか内定をもらいながら、最後は一緒に働く人で決めた、と語ります。入社前後のギャップについても、こう話します。
N.H「入社をしてみて、ギャップは特になかったですね。当社は、グループ各社の人事領域を専門的に行うシェアード会社で、同じ地所グループという近い立場から、複数の企業の人事(人財育成)に携わることを理解していました。1社のケースだけではない拡がりと、専門会社だからこその深まりの双方にどっぷり浸かれるのではないかと。実際、その通りでした。
入社当初は、前任者が企図してきたことを引き継ぐプレッシャーが大きかったです。先輩方が、グループ各社の状況をよく理解し、専門的な知識を用いて積み上げてきた信頼関係を壊すまいと、毎日必死でした。いくらこちらの経験が浅くとも、相手から見れば「人事のプロフェッショナル」なのは痛いほど分かっていたので、一刻も早く価値を提供できる人財にならなくては、と息が荒くなっていました(笑)
入社1年目で特に印象的だった仕事は、あるグループ会社での新入社員研修です。(一般的には自社人事が担当することの多い新入社員研修ですが、ありがたいことに毎年グループ各社から委託を受け、企画・運営を担っています)
40名程の1年目社員の担任の先生のような気持ちで約1か月半を共にし、仲良くなるだけでなく、耳が痛くなるようなアドバイスも伝えてきました。最終日には、サプライズで色紙をプレゼントしてくれ、そこには感謝の気持ちが綴られていました。目的と思いやりを持って接し、誠実に向き合って行動すれば、相手に伝わり、良い影響を与えられることを、ここでも実感しました。」
マネージメント業務への挑戦
2020年4月、それまでの行動・実績が評価され、サブリーダーに昇格しました。サブリーダーは、業務責任者として、メンバーマネジメントを一部担う存在です。
N.H「メンバーの成長に一番関与できる、素敵なポジションだと思います。
自分のことを頼りにしてくれるメンバーがいて、そのおかげで、もっと知識を蓄えなくては、憧れられる人物でいなくては、と自己研鑽欲も高まりました。知っていること、経験してきたこと、考えていることを伝え、彼・彼女たちも同じようにできるようになっていく。メンバーを育てることは、組織の持続的な発展にも大きく貢献すると実感しています。」
N.Hが目指すリーダー像はどのようなものでしょうか。
N.H「この人と一緒に向上していきたい、と思わせる存在です。その人自身に快活な魅力があり、パワーを感じさせられると尚良いですね。
そのためには、そもそもの人としての常識があり、当然仕事ができ、それでいて崇高でなく身近な存在でいることが求められると思います。なかなか大変ですよね(笑)
会社の同僚は、仲良しごっこのお友達ではありません。同じ目標を達成するための同志だと思っています。互いに高め合い、助け合う、代えがたい戦友。メンバー一人ひとりが持つ、違った特徴や得手・不得手を最大限に活用し、強いチームを作っていきたいです。」
2022年度は、新入社員の受け入れ先上司として、OJTトレーナーのサポートも担いました。新入社員、OJTトレーナー、そして自分自身と、チームを持つ経験を積みました。この経験は、これから先のキャリアにどのような影響を与えたのでしょうか。
N.H「ポジションを上げていきたいという気持ちがますます強くなりました。役職が上がると、視座が高まり、目の前のことだけでなく、より中長期・組織的な視野で物事を判断するようになりました。また、相手が何をどこまで理解しているのかを冷静に見極め、必要な情報やヒントをお渡しすることも習得できたように思います。
今後は、より経営に近い役職から、組織を効果的に動かしていくことに挑戦したいです。」
自分で道を切り拓いていける方と一緒に働きたい
最後に、MHRで活躍できる人について教えてください。
N.H「自分で道を切り拓いていける人だと思います。
MHRには、手を貸してくれる人は沢山います。しかし、結局はその人自身がどうするかが肝要だと思います。自分の頭で考え、行動し、成果を生み出す人。
敷かれたレールを走るフォロワーシップや守りも必要不可欠ではありますが、今その人ができる最大限の動きを取り続けられる人が強いのではないでしょうか。
また、あらゆることに消極的・批判的にならず、協力的に取り組む、フットワークの軽さや明るさもあると良いですね。」
シェアードサービスというワードからは、グループ会社から委託された定型業務を確実に遂行する期待役割を想像します。その期待役割を果たした上で、プラス1の行動が必要だと、N.Hは話します。
N.H「MHRでの経験を積んできて思うのは、自分はどうするか、が様々な場面で問われ続けるな、ということ。
よく、事業会社の人事と比較して、「提案はできるけれど、最終的な決定権がない」と言われることがあります。それはその通りなのですが、裏を返せば、どこまで相手の本質的な課題をキャッチして、それに見合った内容が提供できるかが試されているということでもあります。グループ会社の皆さまは、MHRを人事のプロフェッショナルとして見てくださっています。その信頼を堅固なものにするか否かも自分次第。近しい立場から客観的に見ているからこそ、顧客自身も気付いていない観点から整理・提案できることがあります。
三菱地所のグループ会社なので、もしかしたら、既にすべての制度が整っていると安心している方もいらっしゃるかもしれません。確かに、安定した環境の中でチャレンジできることは間違いありませんが、まだまだ不完全な部分も、改善していける点も多々あります。ぜひ現状に甘んじることなく、前向きに楽しく向上していきたいという気概を持った方と一緒にお仕事がしたいですね!」
職種 / 募集ポジション | 社員インタビュー VOL.04 中途/N.H |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | |
会社名 | 株式会社メック・ヒューマンリソース |
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事業内容 | 三菱地所グループの人事業務を担うシェアードサービスです。 蓄積した経験や知見を活かし、人事の領域から三菱地所並びにグループ各社が最大限の力を発揮できる環境づくりを支援しております。 ◎人事労務サービス業務 給与計算・社会保険・勤怠管理・福利厚生といった人事サービス提供を担いながら、各社からの労務相談に応じたり、経営課題・人事課題に沿った人事施策を提案・実行しています。 ◎組織・人財開発業務 各社人事部とともに人財戦略の策定を行い、内定者から幹部層までの育成計画について、企画~実行までトータルに支援しています。そのほか、組織開発や自己啓発支援制度、資格管理、新卒採用業務を支援しています。 ◎グループ人事ソリューション業務 新会社設立支援やグループ内統廃合に伴う制度改編のサポートや、グループ統合人事システムの推進、グループ人事を対象にした講演・勉強会の企画・運営などを行います。 |
所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル |
設立年月日 | 1999年3月1日 |
資本金 | 1,000万円(三菱地所株式会社100%出資) |
取締役社長 | 伊藤 健悟 |
従業員 | 159名(2024年10月1日現在) |