Profile
人事サービスグループ・HR窓口ユニット/T.T
短大卒業後、複数の企業で経理や総務の仕事に従事。前職は、関西にあるシェアード会社にて、給与計算を約10年経験したのち、RPA導入推進担当となる。2020年MHRキャリア入社。現在、グループ会社7社のHR窓口を任されている。
新型コロナ禍中の転職活動
T.T「もともと実家が関西にあり、住むのも働くのも、ずっと関西でした。MHRに転職したのは、2020年春。新型コロナ感染拡大時期の最中で、しかも転居を伴うという決断に、友人や家族には、「え?いま?」と驚かれました。でも応援してくれる友人に背中を押してもらい、転職を決断しました。」
10年以上いた会社を退職するという大きな決断に迷いはなかったのでしょうか。
T.T「1つの会社に10年以上いたので、それなりに経験も積み、やりたいこともやれる環境ではありました。その一つが、RPA導入推進業務。これからの仕事の進め方を模索する新しい業務でした。取り組むにあたっていろいろリサーチしていると、当時は実績も、新しい取り組みも、事例として出てくるのは東京の会社が多かったです。」
自己啓発で参加した勉強会や交流会で出会う、東京に勤める参加者からの話もとても刺激になったと言います。
T.T「今後のキャリアについて何をしてどう生きるかを真剣に考えたときに、環境を変えてみよう、と思いました。
人事に絞って転職活動を開始。MHR、企業人事、社労士事務所の3社から内定を貰いました。どの面接でも、自分のやりたいことを話していたので、内定が出た企業であれば、思い描いている仕事ができるだろうと考えていましたね。その中でもMHRを選んだのは、やっぱり人事の仕事が好きなので、社内に人事の仕事しかなく、異動があってもずっと人事の仕事に関われると思ったからです」
新しい部署で、役割を自らつくる
そうして、2020年春、MHRに入社をしたT.T氏。同業界での転職になりますが、なにかギャップはあったのでしょうか。
T.T「入社後は想定外ばかりでしたね(笑)そもそも、経験の長い給与の仕事をやると思って入社をしたら、「HR窓口」配属といわれ、しかも専任は上司と私の2人だけ。できたばかりの新しい組織で、やることが明確に決まっているわけではなかったので、とりあえず目の前にあるものに必死で取り組みました。」
「当時は、統合人事システムをグループ各社に導入し始めた直後で、大小さまざまなトラブルが起きていました。毎月末、各社人事と定例会を開催するのですが、インシデントが発生すれば、一緒に担当者と謝ったりもしました。そうして、継続的に定例会に参加する中で、当社にも、またグループ各社にも、いろいろな課題があるんだなと感じました。」
MHRの課題はどのようなものだったものだったのでしょうか?
「主に5~6社を顧客にしていたところから、統合人事システムの導入で約20社にまで顧客数が飛躍的に増えました。そして運用の共通化・効率化を図る中で、業務単位でチームを組成する業務カット体制になりました。
前職では、お客様ごとにチームを組成するアカウントカットと、業務カット、どちらも存在するハイブリッドのチーム構成でした。私自身は、アカウントカットチームにいたのですが、業務カットチームを傍から見ていて、ユニット間の連携を強固にしないと、うまく顧客の要望に応えていくことは難しいと感じていました。ですから、業務カット体制になったばかりのMHRでは、どのチームに入ったとしても、社内連携を大切にしようと考えていました。」
実際、T.T氏は、部署内外・社内外を問わず、様々な人たちと協力しながら働いています。MHRの新卒採用にも、自ら協力を申し出てくれました。
「社内連携、と一言でいえば単純ですが、コロナ禍でその方法は一変しました。全員が出社をし、顔を合わせることが前提でできることと、コロナ禍で在宅勤勤務でできることは、まったく異なります。
2020年5月に入社をしてすぐに、緊急事態宣言下での在宅勤務が始まり、私自身、まず社内の繋がりをつくるのにとても苦労しました。いろいろな人にチャットで聞いてみる、前提・背景を伝えたうえで、教えてほしい情報を聞くようにしました。そうすることで、他のチームがどんな業務をしているのか知れると思いました。」
信頼関係を結ぶところからスタート
HR窓口は、MHRの中でもグループ各社のお困りごとの相談に乗る事が多い部署です。
「HR窓口は、情報屋だなと思うことがあります。グループ各社がもつ問題意識をいち早くキャッチしつつ、MHRが持つ情報、例えば法改正情報などを先んじてご案内する役回りです。」
「各社、MHRに期待していることは、決して人事実務を回してくれることだけではないと思っています。MHRに相談したら、各社の情報が集まっている、アドバイスもしてもらえる。自分たちと同じ人事担当者目線で話してもらえる、社内では公にしづらい相談ができる、そんな役回りを期待されているのだと実感しています。」
「お話しする相手は、会社の規模にもよりますが、人事担当役員や人事部長でいらっしゃることもあります。三菱地所グループでの経験も、社会人としての経験もある方と、コミュニケーションをとって、信頼関係を結ばなくてはありません。自ら良好な関係をつくる、そこに注力をしています。
みなさんとお話していて感じるのは、根幹にある「三菱地所グループとして」という想い。各社の事業・社風による違いはありますが、人事施策でもグループとしての共通性を持つべき、という思いが言葉の端々から伝わってきます。」
各社の期待に応えるために、事前の準備・情報収集にも余念がありません。
「相談に乗る、とはいってもビジネスではありますので、労務相談費用として、月額をいただいています。月々の工数は異なりますが、年間を通してバランスがとれるよう、調整をしながら行っています。期待以上のものを提供したいと思うと、ついついリサーチに力が入り、足が出てしまうこともしばしばなんですが…(笑)結果、三菱地所グループの発展とともに、自分自身の成長にもつながっていると感じられています。」
変化を楽しめる人が活躍できる職場
MHRで活躍できる人は、どんな人でしょうか?
「変化を楽しめる人。また挑戦することができる人だと思います。」
「当社は人事という職種柄でしょうか。気配り・心配りができる人や雰囲気も優しく柔らかい方が多く、1人1人が自由に発言できる環境であると思います。」
「当たりまえにやるべきこと、ミスなく期日までに対応することは人事としては大前提で、こちらから企画・提案をしたり、挑戦したり変化を楽しんだりできると、さらにプラス1につながるのかなと思います。」
最後に、今後のご自身のキャリアについてお聞かせください。
T.T「今以上に、グループ各社人事から信頼される存在になりたいですね。「Tさんに相談したら、適切なアドバイスがもらえる。」「自社の課題観を把握したうえで、先回りして必要な情報を教えてくれて、いろいろな選択肢を提示してくれる。」と言ってもらえる存在でありたいです。
相手に興味関心を持つこと、情報収集を怠らないこと、積極的なコミュニケーションをとること。基本的な行動の積み重ねで、信頼が得られるのかなと考えています。」
職種 / 募集ポジション | 社員インタビュー VOL.03 中途/T.T |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | |
会社名 | 株式会社メック・ヒューマンリソース |
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事業内容 | 三菱地所グループの人事業務を担うシェアードサービスです。 蓄積した経験や知見を活かし、人事の領域から三菱地所並びにグループ各社が最大限の力を発揮できる環境づくりを支援しております。 ◎人事労務サービス業務 給与計算・社会保険・勤怠管理・福利厚生といった人事サービス提供を担いながら、各社からの労務相談に応じたり、経営課題・人事課題に沿った人事施策を提案・実行しています。 ◎組織・人財開発業務 各社人事部とともに人財戦略の策定を行い、内定者から幹部層までの育成計画について、企画~実行までトータルに支援しています。そのほか、組織開発や自己啓発支援制度、資格管理、新卒採用業務を支援しています。 ◎グループ人事ソリューション業務 新会社設立支援やグループ内統廃合に伴う制度改編のサポートや、グループ統合人事システムの推進、グループ人事を対象にした講演・勉強会の企画・運営などを行います。 |
所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル |
設立年月日 | 1999年3月1日 |
資本金 | 1,000万円(三菱地所株式会社100%出資) |
取締役社長 | 伊藤 健悟 |
従業員 | 159名(2024年10月1日現在) |