住友重機械工業は、1888年(明治21年)、別子銅山で使用する機械・器具の製作と修理を担う「工作方」として創業以来、社会と産業の発展とともに歩んできました。
現在は、一般産業機械から最先端の精密機器、さらに建設機械、船舶、環境プラント機械を事業領域とした総合機械メーカーです。
約100年の伝統の中で培ってきた「モノづくり」の精神は、ナノテクノロジーから巨大構造物まで様々な分野に展開され、「動かし、制御する」確かな技術を駆使することで、豊かな社会づくりに貢献しています。
募集の背景・配属職場のミッション
■募集の背景
社会的な人員不足、従業員の高齢化や生産効率の向上と言った経営課題解決のためには、「生産現場の革新」が急務です。これ等の問題を解くためには、製造工程の自動化・省人化は避けて通れないものです。しかしながら、単に、市販されている装置を導入するだけでは、競争優位に立てません。競合に勝つためには、一歩先に進んだものが必要になります。そのためには、高い目標を立て、問題を「原理・原則」から考えて解いて行く事が必要となります。当部は、固有技術(研磨、自動化、溶接、塗装、計測、鋳造、IoT(DX))の課題を住友重機械グループの生産現場と共同で、見つけ出し、課題を「原理・原則」から解く事によって、生産性の向上と技術の革新・深化を両立させた活動を行って行きます。製造技術に興味を持ち、生産現場と共同しながら、物事を「原理・原則」から解いていける、高い専門性を持った方を募集します。
■配属部門のミッション
1.住友重機械グループ全体の固有技術開発を中心とした生産技術革新の推進と深化
2.各種自動化開発による人にやさしいサステナブルな生産設備の開発
職務内容
※業務上必要があるときは、会社の指定する業務へ変更になることがあります
■入社後に任せる業務
製造工程における加工、組立て、搬送、溶接等の自動化実現のための研究開発とその適用
1.住友重機械グループ製造現場からの生産技術課題の抽出、立案
全社工場内で、ヒアリング、現状調査、文献調査、開発計画立案等
2.課題解決のための開発業務及び固有技術の深化
課題実行及びQCD管理、報告、まとめ業務
3.人材育成、及び、その他
後進指導:専門分野の技術現象等
その他:事業部、技術研究間でのノウハウ・知識の横展開(発表会、情報発信、プレゼンテーション等)、外部発表(学会等)
■当業務の面白み・魅力
ものづくりの中でも急務となっている製造工程の自動化技術に関する研究開発と実適用の中核を担っていただくことで、実用的なものづくり力強化に関与できます。
事業部単独で実施される自動化設備の開発と違い、原理・原則から見直した開発が実施でき、その成果を全社に向けて発信できます。
■キャリアステップイメージ
入社直後:専門性を生かして溶接技術の開発業務(例えば高能率化、省人化等に関する開発)を遂行して頂きます。各種技術教育講座の受講が可能です。開発課題を遂行しながら、必要な技術力を身につけていただきます。
5年後以降:ものづくり強化のための開発課題を自ら立案し、遂行していただきます。 溶接技術のスペシャリストとして研究開発に専念頂き、溶接分野での第一人者を目指して頂くことも可能ですし、技術研究所・生産技術部で開発を行っている、溶接工程以外の機械加工工程や塗装工程、自動化等の研究開発を含めて統括頂く立場に立って頂くことも可能です。また、開発した技術を事業部門に展開する等、事業部門に異動頂き事業経験を積んでキャリアアップ頂く
ことも選択肢になります。いずれの場合も適性や能力等を考慮して総合的に判断いたします。
働き方・働く環境
■出張頻度・出張先
基本、研究所及びテレワークが主体となりますが、試験等により全国各地への出張があります。
■テレワーク頻度
原則リモート不可。都度相談になります。
■フレックス
フレックス 有:個人都合により、歩度が違います。都度相談としてます。
応募要件
■必須要件
【経験】
・溶接の研究・開発業務経験があること
・金属材料の製造(精錬、加工)業務経験のあること
【知識・専門性】
・論理的な思考力
・大学レベルの金属材料、冶金関係の専門知識がある方
【使用ツール・資格】
・溶接ロボット、簡易自動溶接台車の使用経験
■尚可要件
【経験】
・実務での溶接設備開発経験のある人
・溶接系の学会で発表、論文投稿の経験のある方
・アーク溶接の研究・開発業務経験がある人
【知識・専門性】
・溶接自動化、省力化設備に関する知識を有する方
【使用ツール、資格】
・各種分析装置の使用経験(ex.光学顕微鏡、SEM、EPMA、硬度計等)
・アーク溶接電源(手動、半自動)
職種 / 募集ポジション | 技術本部 技術研究所 生産技術部 生産システム技術グループ |
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雇用形態 | 正社員 |
給与 |
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勤務地 | ※業務上必要があるときは、会社の指定する勤務地、他社への出向及びテレワークへ変更になることがあります |
勤務時間 | 8:30〜17:30(うち休憩時間60分) |
福利厚生 | 独身寮、住宅手当、財形住宅貯蓄、福祉年金貯蓄、育児介護支援、カフェテリアプラン 他 |
加入保険 | 健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険 |
受動喫煙対策 | 屋内全面禁煙(屋外喫煙可能場所あり) |
会社名 | 住友重機械工業株式会社 |
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事業セグメント | 住友重機械グループとして事業セグメントの区分を「メカトロニクス」「インダストリアル マシナリー」「ロジスティックス&コンストラクション」「エネルギー&ライフライン」の4つに分類しています。 【メカトロニクス】 ● パワートランスミッション・コントロール事業部 変減速機はモータの回転数を制御し、より大きな力を得るための動力伝達装置。インバータは、回転数を制御すると同時に省エネ化を実現する制御機器です。産業用ロボットや搬送ラインの駆動部など、世の中のモノを動かすあらゆる場面で使用されています。 ●メカトロニクス事業部 半導体及びFPD用製造装置業界の様々な装置・機械ノウハウに精通した制御技術をベースに、XYステージなどの機構技術とアクチュエータなどの駆動技術、レーザ加工機などの加工技術融合させた「メカトロ」技術で、最適なソリューションを提供しています。 【インダストリアル マシナリー】 ●プラスチック機械事業部 プラスチック製品を製造する射出成形機は、精密・ハイサイクルな成形を得意としており、電気・電子関連市場で特に強みがあるほか、食品容器まで、難しい形状を素早く、効率的に成形し、暮らしの様々な分野で当装置が生み出す商品が活躍しています ●精密機器事業部 極低温冷凍機はMRIなどの医療分野だけでなく、分析・計測装置、量子コンピューター、天体観測などの先端科学分野でも活躍しており、MRI用途ではグローバルシェア1位です。また、半導体製造工程で超高真空環境を作り出すクライオポンプにも使用されています。 ●産業機器事業部 世界トップクラスの技術を持つ加速器を用い、がんの診断や治療を行う先進的な装置を製造。PET検査用薬剤製造システの国内シェアは半数を超え、優れた放射線治療の陽子線がん治療装置は国内外で多数の納入実績があります。また、国内外の自動車生産工場でエンジンや自動車の足回りを支える高強度な金属部品の生産に使用される鍛造プレスも扱っています。 【ロジスティックス&コンストラクション】 【エネルギー&ライフライン】 ●エネルギー環境事業部 循環流動層(CFB)ボイラを核とした発電プラントをはじめ、環境装置の設計、調達/製作、建設およびメンテナンスサービスを提供しています。CFBボイラはバイオマス発電に威力を発揮し、再生可能エネルギーの安定供給に貢献しています。 |
本社所在地 | 〒141-6025 東京都品川区大崎2丁目1番1号(ThinkPark Tower) |
代表取締役社長 | 下村 真司 |
創業 | 明治21年11月20日 |
設立 | 昭和9年11月1日 |
資本金 | 309億円(2023年12月31日現在) |
従業員数 | 連結:25,303人(2023年12月31日現在) |
年間売上高 | 連結:10,815億円 |
国内拠点 | 【支社】 中部支社 〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜1丁目10番24号(栄大野ビル) 関西支社 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番33号(大阪三井物産ビル) 九州支社 〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町8番30号(博多フコク生命ビル) |
国内製造拠点 | 田無製造所 〒188-8585 東京都西東京市谷戸町2丁目1番1号 ●精密機器事業部 ●装備システム事業部 千葉製造所 〒263-0001 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番1号 ●プラスチック機械事業部 横須賀製造所 〒237-8555 神奈川県横須賀市夏島町19番地 ●技術本部 ●パワートランスミッション・コントロール事業部 ●メカトロニクス事業部 ●住重フォージング(株) 名古屋製造所 〒474-8501 愛知県大府市朝日町6丁目1番地 ●パワートランスミッション・コントロール事業部 岡山製造所 〒713-8501 岡山県倉敷市玉島乙島8230番地 愛媛製造所新居浜工場 〒792-8588 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 ●技術本部 ●産業機器事業部 愛媛製造所西条工場 〒799-1393 愛媛県西条市今在家1501番地 |