新卒採用のメリット・デメリットは何?中途採用のメリット・デメリットも合わせて検証

こんにちは。「HRMOS(ハーモス)採用」のHRMOS TREND編集部です。
こちらからお役立ち資料「96%の企業が負担軽減を実感した『採用業務効率化』の秘訣」無料でダウンロードできます!

卒業見込みの学生に対して一定の時期に採用活動を行う新卒一括採用は、日本独自の雇用戦略です。「採用選考に関する指針」が廃止され、2022年卒の学生からは通年採用が行われることとなりました。そこで今回は、新卒採用の現状や新卒採用と中途採用の違い、新卒採用と中途採用のメリット・デメリットなどについて解説します。

新卒採用とは

新卒採用とは、正社員として就業経験を持たない卒業見込みの学生を在学中に選考採用し、卒業後すぐに入社してもらうことです。学校は高校・専門学校・短大・大学のすべてが当てはまりますが、一般的に新卒採用というと3月に大学を卒業する見込みの学生の採用活動を指します。つまり、新卒採用とは在学中の学生の採用活動です。新卒に相対する言葉として既卒があります。既卒とは学校を卒業して、正社員として働いていない人のことです。卒業後にアルバイトとして働いた人や卒業後に進学した人も含まれます。なお、厚生労働省の「青少年の雇用機会確保方針」によれば、学校卒業後3年以内は新卒として応募できること、できるだけ年齢の上限を定めずに青少年が広く応募できるよう検討することを定めています。

新卒採用は日本独自の雇用戦略

新卒一括採用とは、毎年決まった時期に卒業見込みの学生に対して採用活動を行い、卒業と同時に入社するというしくみで、日本独自の雇用戦略です。日本では50年以上にわたって終身雇用と共に多くの企業で採用されてきました。新卒採用の雇用形態は終身雇用であること、会社が定める定年まで継続して働くことを前提とした無期雇用が労働条件になっていることが特徴です。日本企業では、どのようなスキルを持つかという「ジョブ型」ではなく、どのような人物で伸びしろがあるのかという「メンバーシップ型」の雇用が行われてきました。日本文化においては個より和を重視することが良しとされている価値観も、新卒一括雇用と終身雇用が一般化した理由の一つだといえます。新卒一括採用は、企業が終身雇用を維持することを目的として作られた慣習でした。しかし、グローバル化や多様化が進むにつれ、新卒一括採用はそぐわなくなってきているのが現状です。

新卒一括採用の場合は毎年の採用スケジュールや応募期間が決まっているため、海外留学や病気などで決まった期間に就職活動ができない学生は、応募すらできない状況があります。また、キャリアアップを目的として数年で転職する人も増えており、終身雇用制が崩壊してきている状況です。かつては、経団連によって定められた「採用選考に関する指針」というガイドラインで広報活動は3月1日から、選考活動は6月1日から、正式な内定日は10月1日と記されていました。しかし、法的拘束力がなく、罰則規定もなかったため、実際には4割程度の企業しか守っていないという状況でした。2018年には2021年入社の新卒者の採用から「採用選考に関する指針」を廃止すると経団連が発表し、2022年卒より通年採用を行うという旨を経団連と大学が発表しています。

新卒採用の現状

終身雇用が崩壊し始めているとはいえ、新卒を採用するニーズは確実にあります。高齢化社会の急速な発達によって労働人口が減少するため、企業は生き残りをかけて優秀な人材の確保を行わなければなりません。その結果、人材獲得競争は以前と比べて激しさを増している状況です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学生との対面のコミュニケーションに変えてオンライン説明会や面接を行う企業が増加しています。「採用選考に関する指針」の廃止に伴って選考の早期化を招いており、通年採用する企業も増えてきつつある状況です。

時間がかかる面倒な評価業務を効率化し納得感も向上

Excelやスプレッドシートでの評価による手間のかかるプロセスは
評価基準の不明確さや納得感の低下など従業員の不満を生む原因になります。
「HRMOS」導入により課題を改善した実績多数!

HRMOSの無料デモで実際の画面を見てみる

新卒採用と中途採用の違い

新卒採用と中途採用の違いをさまざまなポイントから比較してみましょう。

採用対象

新卒採用は正社員として働いた経験がなく、学校を卒業して3年以内の人が対象なのに対し、中途採用は正社員として働いた経験があり、学校卒業後3年以上経過した人が対象です。なお、転職市場にいて正社員としての経験が3年未満の人は第2新卒と呼ばれます。

採用される基準

新卒は社会人経験がないものの、働きながらスキルを積んで会社に貢献してくれることを見越してポテンシャルを重視した採用が行われます。それに対して、中途採用は即戦力になることを期待して採用されるケースが多い傾向です。採用される年齢によってはポテンシャルが重視されることもありますが、一般的には年齢が高くなるほどスキルが重視される傾向にあります。

給料

新卒採用の場合は、高卒・専門学校卒・大学卒というそれぞれのくくりによって違いはあるものの、同じ範疇に属する人同士は一律の給料が支払われることが一般的です。中途採用の場合は、高いスキルがあると高給になる可能性があります。給料が低すぎると人が集まらず、高すぎるとリスクを伴うため、給料をどれくらいの金額に設定にするかは企業にとって難しい課題です。

新卒採用のメリット

新卒採用にはどのようなメリットがあるのかを紹介します。

企業文化を継承しやすい

社員の愛社精神が強いほど「この会社のために頑張りたい」と思う気持ちが大きくなり、企業に対する貢献度は高まります。新卒者は就労経験がないので、他社で就労経験のある人と比べて自社の文化や企業理念を受け入れやすく、企業風土になじみやすいことが特徴です。

将来の幹部候補になる可能性がある

新卒採用の人は若く、就労経験がないので、特定の職種へのこだわりや勤務地の制約がある人が少ない傾向です。若いうちにさまざまな仕事に携わったり全国転勤をしたりすることで経験を積み、自社の理念や強みなどの理解を深めることができます。結果として、将来の幹部候補生になる可能性を高められるでしょう。

中小企業も優秀な人材を採用しやすい

求職者の母数は中途採用と比べて新卒のほうが圧倒的に多いので、知名度が低い中小企業にとっては中途採用よりも新卒のほうが優秀な人材を確保しやすい傾向があります。優秀な人材は会社を辞める確率が低いので、求職者の絶対数が少なく、人材確保の競争率は高くなりがちです。また、転職希望の人材が出てきた場合は大企業のほうが給料や待遇などの条件を上乗せしやすいので、優位になることが多い傾向があります。

採用コストを抑えられる

新卒採用は決まった時期にまとめて採用活動を行うので、効率良く人材確保が行えます。イベントを行う回数や採用担当者の負担も減らせるでしょう。中途採用の場合は人材に空きが出た場合に募集をかけることになるため、その都度、イベントや採用活動を行わなければなりません。リクルートの「就職白書2020就職みらい研究所」によると、2020年の新卒者1人あたりの採用にかかった費用は93.6万円であったのに対し、中途採用の1人あたりの採用にかかった費用は103.3万円と、中途採用のほうが新卒より約10万円高い結果になりました。

研修を一括で行える

新卒の社員に対しては、先輩の社員が教育したり指導したりすることになります。新人への指導を行うことは、自分のスキルや知識を改めてブラッシュアップすることにつながるので、教育担当の社員の成長や上司のマネジメント力の向上も期待できるでしょう。さらに先輩社員のモチベーションの向上にも効果的です。また、新しい人材が加わることで社内の空気が活性化し、人間関係にも刺激が加わります。新卒の社員を迎え入れる部署では、これまで言語化されていなかったルールや行動指針のマニュアル化が進むきっかけにもなるでしょう。

社内の空気が活性化

新卒の社員に対しては、先輩の社員が教育したり指導したりすることになります。新人への指導を行うことは、自分のスキルや知識を改めてブラッシュアップすることにつながるので、教育担当の社員の成長や上司のマネジメント力の向上も期待できるでしょう。さらに先輩社員のモチベーションの向上にも効果的です。また、新しい人材が加わることで社内の空気が活性化し、人間関係にも刺激が加わります。新卒の社員を迎え入れる部署では、これまで言語化されていなかったルールや行動指針のマニュアル化が進むきっかけにもなるでしょう。

企業の知名度が向上する

新卒の採用活動では説明会の開催やメディアなどへの求人票の掲載などによって多くの学生に企業のPRをすることになります。就職活動においては学生も企業研究を熱心に行うため、企業の認知度を上げることが可能です。特徴的な採用活動を行った場合はメディアに取り上げられることもあり、多くの人から注目されます。人材募集をかけた際に応募が増えるだけでなく、企業のイメージアップにもつながることがメリットです。

社内の年齢構成が均等化

社員の年齢構成が偏っている場合、安定した経営を行うことが難しくなります。人数が多い年代層が定年退職を迎えると、急激に社員数が減ってしまうためです。また、中途採用ばかりを行っていると、若い世代の社員数が少なくなってしまい、社員の平均年齢が上がってしまいます。毎年一定数の新卒を採用していれば、社員の年齢構成をある程度均等化することが可能です。幅広い年代層の社員が在籍することで、企業経営を安定して行うことができるでしょう。

選考や研修スケジュールが立てやすい

新卒の採用スケジュールは毎年大体決まっているので、ゴールから逆算して採用計画を立てることができます。募集人員や求める人物像も年度によって大きく変わることがないので、前年度の採用結果を活かしてより良い採用活動を行うことができるでしょう。

面倒な評価業務を改善し効率化

面倒な仕組みは、評価基準を不明瞭にし従業員の納得感を低下させる可能性があります。

納得感のある質の高い評価を実現させる仕組みとは?
3分でわかる「HRMOSタレントマネジメント」

・組織を取り巻く課題
・HRMOSタレントマネジメントが実現できること
・導入事例

などを分かりやすく紹介

新卒採用のデメリット

新卒採用はメリットばかりではありません。ここからは新卒採用のデメリットを紹介します。

一度に多くの人が入社するためフォロー体制を整える必要がある

新卒の場合は多くの人が同時に入社することになるため、入社までの間に受け入れ部署や育成担当者を誰にするのかなどを決めて、フォロー体制を整えておく必要があります。

選考から入社までが長い

新卒採用の場合は、就労経験のない学生の中から自社の企業文化に合う学生を探して採用しなければなりません。そのため、実際に採用に至るまでに複数回の面接を行うことが一般的です。中途採用の場合と比べて採用のプロセスが多く時間もかかるだけでなく、内定を出したところでまだ学生なので、卒業して実際に入社するまではさらに時間がかかります。内定から入社までのフォローも行わなければなりません。

教育コストがかかる

新卒者は社会人としてのマナー、会社で扱う商品やサービスの内容などをまったく知りません。そのため1から研修を行う必要があります。研修マニュアルを準備しなければならないですし、外部講師を呼ぶ場合は多大なコストが必要です。研修期間は企業によって異なりますが、研修期間は新卒者が利益を生み出すことはありません。また、教育担当の社員も研修期間は営業活動ができなくなります。そのため、研修期間は企業にとっては純粋にコストが生じる期間となってしまうのです。中途採用者と比べるとまとめて研修を行えるため効率は良いものの、教育すべき内容は中途採用者よりも新卒者のほうが多くなります。

早期離職の恐れがある

新卒で入社した社員は就業経験がないので、入社前のイメージと入社後の実際の業務との間のギャップが大きく、「自分はこの会社に向いていない」と考えてしまいがちです。社会人経験がある人と比べて新卒で入社した社員はミスマッチのダメージが大きいため、早期離職する人は少なくありません。また、新卒で入社した社員の中には転職を前提としたキャリアビジョンを描いている人も多く、合わないと感じた場合はためらわずに転職してしまいがちです。厚生労働省が2021年10月に発表した「新規学卒者の離職状況を公表します」という報道発表資料によれば、令和2年度の新規学卒就職者の3年以内の離職率は高卒が36.9%、大卒が31.2%でした。約3人に1人は就職してから3年以内に離職していることになります。

景気の影響を受けやすい

新卒採用は景気の影響を受けやすい傾向です。好景気のときは求職者より求人数が多い「売り手市場」になり、不景気のときは、企業が採用人数や採用にかける費用を縮小しがちになります。不景気のときは学生が安定を求めて認知度の高い大企業に殺到する傾向があるので、中小企業は必要な人材を確保できないケースも少なくありません。内定を出しても内定辞退をされてしまう可能性があります。景気以外には天災や親会社の不祥事による風評被害などでも応募人数は影響を受けがちです。

即戦力を望めない

新卒者は社会人1年目なので、社会人としての基本的なビジネスマナーをはじめとして1から教育していく必要があります。採用を決める際の観点が社風になじめるか、将来的なポテンシャルを重視されているので、即戦力を期待できません。入社後は現場で通常業務を行いながら育成をしていくため、新卒入社の社員の教育を担当する社員の業務に支障を来さないよう調整していくことも必要です。

中途採用のメリット

中途採用は小規模な企業や設立からあまり時間が経っていないベンチャー企業でしばしば行われています。ここからは中途採用のメリットを紹介します。

研修のコストや時間を削減

中途採用される人材は社会人経験があり、学生と比較して基本的な社会人としてのマナーやスキルを持ち合わせている場合がほとんどです。転職先と同じ業界で勤務していた経験があるなら、入社後すぐに即戦力になることが期待できます。また、研修にも費用がかかりません。採用の際には新卒と比べると費用がかかるものの、入社後にかかるコストは低くなり、企業に対する貢献度も高いため、中途採用のほうがコスパは優れているといえるでしょう。採用にかかる時間も数週間~数カ月程度と、新卒採用の場合と比べて短期間で済むことも特徴です。採用するためのコストは高いものの、時間短縮できる点は大きなメリットといえます。

新しいスキルやノウハウの獲得

中途採用者が同業他社で勤務経験がある場合やスペシャリストの場合、自社にはない新しいスキルやノウハウを獲得できるものメリットです。新しいスキルやノウハウは企業全体にとって大きな利益をもたらすこともあるでしょう。たとえ同じ業界で働いた経験はなかったとしても、これまでに培ったスキルの一部が転職先の企業の業務と関連性があれば、新たに得られるものがあるでしょう。前職で関わりがあった取引先と良好な関係を築いていれば、中途採用者が持つ人脈の恩恵を受けられて、新たなビジネスチャンスを構築できるきっかけとなるでしょう。中途採用者が持ち込むノウハウや人脈などは、これまで常識と考えられていた自社の業務やルールを見直すチャンスです。異業種からの中途採用の場合は、今までとは違った視点での発想に触れられる可能性があります。特に中小企業やベンチャー企業は事業の成長や発展のために積極的に中途採用を行う傾向です。

企業にとって都合の良いタイミングで採用活動が行える

新卒採用とは異なり、採用活動を行う時期を選ぶ必要がなく、新たな人材が必要になったタイミングで通年にわたって募集を行えます。入社時期も新卒とは異なり、時期を選ばないので採用が決まってから入社までの期間が短いことも特徴です。

新卒と比べて採用に失敗する可能性が低い

中途採用の場合は面接において過去の職務経歴やポートフォリオを確認しているので、新卒に比べると採用で失敗しづらい傾向があります。転職するにあたって仕事を頑張りたいという高いモチベーションを持って入社してくる人も多いので、企業に貢献してくれる人材の確保が期待できそうです。

中途採用のデメリット

中途採用にもいくつかデメリットがあります。

会社の方針と合わない場合がある

新卒の場合は社会人経験がないので即戦力にはならないものの、新しいことを吸収しやすいことが特徴です。一方、中途採用の場合は社会人経験をある程度積んでいるので、前職での業務の進め方や考え方が身についています。転職先の企業方針になじめなかったり、前職での仕事の進め方に固執してしまったりすると、円滑に業務を進めることが難しくなってしまうでしょう。

すぐに転職されてしまう可能性がある

中途採用者が転職先の企業で社風になじめない場合、早い段階で転職を決意する可能性があります。中途採用者は転職することに抵抗感が少ないことも一因です。また、中途採用者の中には転職を繰り返すタイプの人もいます。採用通知を出す前に見極めたいところですが、なかなか難しいところです。早期退職のリスクを回避するためには、入社後に適切なフォローを行うことがポイントとなります。

中途採用が多いと社員の年齢層が高くなりがち

中途採用はある程度のキャリアを積んだ人が対象者となることから、新卒に比べて年代はどうしても高くなります。中途採用ばかりをしていると、若い年齢層の人が少なく、社員の平均年齢が高止まりしがちです。中途採用者が責任ある仕事を担う構造になっていると、若手が成長しづらい土壌になってしまいます。昇進・昇格できる当てがないと、若手が離職を検討しがちです。

採用コストがかかる

中途採用は欠員が出た際に補充するために、都度募集をかけるのが一般的です。そのため、採用コストも募集をかける度にかかってしまいます。また、ヘッドハンティングをするときには引き抜くために現状でもらっている給料より高い給料を提示することが多いほか、エージェントに支払う費用も含めると、採用にかかるコストは高くなる傾向です。

新卒採用が適している企業

採用の目的によって新卒採用が適しているか、中途採用が適しているかは異なります。まずは、新卒採用が適している企業の特徴を紹介しましょう。

企業文化を浸透させたい企業

企業文化は、組織を一つにまとめるための方向性を決める礎として非常に重要です。企業が戦略を実行するうえでも企業文化は欠かせません。中途採用者よりも新卒のほうが企業文化は浸透しやすい傾向があります。社員に企業文化を浸透させるためには、新卒採用を増やすことが効果的です。

社員のモチベーションアップを図りたい企業

新卒で入社する際には、これからの仕事に期待を持ちつつやる気に満ちています。教育担当の社員も新卒社員の教育係を担当することで、知識やスキルの棚卸が可能であると共に、モチベーションも向上します。

既存事業の拡大を図りたい企業

新卒採用は、一定期間の間に採用予定人数を確保することを目的とします。業務が体系化している既存事業の拡大を図りたい場合は、若くて吸収力が高い新卒の採用に力を入れることが望ましいです。広く採用活動を行うことで必要な人材を確保することができます。

認知度アップを図りたい企業

新卒採用を行う際には多くの学生に対して企業はPRを行い、学生も企業情報を集めることから企業の知名度は上がる傾向です。さらに、特徴的な採用活動を行う企業に対してメディアが取材するケースもあり、話題性が高まると共に企業のイメージアップにもなります。

中途採用が適している企業

続いては、新卒採用よりも中途採用に力を入れるほうが適している企業の特徴を紹介します。

即戦力を必要としている企業

即戦力を必要としている企業は、新卒ではなく中途採用が適しています。新卒の社員は最初の数カ月~1年ほどは一人前の仕事ができるようになるための研修を受けている段階です。そのため、急な欠員が出た場合や増員の必要性が出た場合にも戦力として対応することは難しい状態といえます。中途採用の場合は前職で身に付けたスキルや専門知識を有しているため、入社後すぐに即戦力として活躍してくれるでしょう。

事業領域の拡大により競争力を高めたい企業

新規事業の立ち上げをする場合や競合に負けないよう差別化を図りたい場合、自社にないノウハウや専門知識を有している中途採用を行うことが適切です。企業戦略を成功させるためには、たとえ高いコストがかかったとしてもヘッドハンティングなどによって優秀な人材を引き抜くことも必要とされます。

まとめ

新卒を採用することは中小企業にとってもメリットが多い

採用活動において新卒はポテンシャルが重視され、中途採用は経験が重視されます。中小企業では即戦力を求めることが多いため、中途採用に重点を置かれることが多いです。一方、新卒は一人前になるまで教育コストや時間がかかるなどのデメリットがある反面、中小企業も優秀な人材を確保しやすい・企業PRになるなど多くのメリットがあります。新卒採用のメリットデメリットを踏まえて自社の事情に合った採用活動を行いましょう。

ハーモス採用を
もっと詳しく知りたい方へ

資料請求はこちら