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1on1は「組織目標を達成するための場」。1on1レポートやアジェンダ作成機能の活用が、1on1の質の向上につながった

課題

  • 1on1の質の向上
  • 目標達成につなげる1on1の場が、コンディションを確認する場になりがちだった
  • 内容をしっかり記録し、評価につなげられるようなシステムが必要

「地方のIT化をリードする」をミッションに、Webマーケティング事業で中小企業800社超の支援実績を持つユニークワン。全国20拠点・海外2拠点の地域情報サイトを運営するメディア事業も展開しています。
今回は、代表取締役社長の立川和行様、コーポレート部部長の櫻井剛様にHRMOSタレントマネジメントの活用方法や導入後の効果、今後活用したい機能などについてお話を伺いました。

1on1機能の充実と「ちょうどいい自由度」が導入の決め手に

ーHRMOSタレントマネジメントを導入されたのはいつでしたか。導入以前にはどのような課題があったのでしょう。

立川:
2021年8月から導入準備を始め、10月から稼働させています。それまで行っていた「Excel」での目標評価管理では、情報の蓄積に限界を感じたからです。


大きなきっかけは2020年に組織コンサルタントをつけ、組織運営の仕方を抜本的に見直したことでした。コンサルタントに改善を指摘されたのは、

  • 組織図の「見える化」を行い、誰がどの組織に所属しているのかを明確にすること
  • 目標達成に向けた進捗状況のチェックする機会を増やし、週次のミーティング(1on1)を「上司と部下が目標達成を約束する場」にすること

の2点。これらを確実に進めるために、システム導入が必要だと考えました。

1on1は以前から行っていましたが、内容にばらつきがあり、相談や愚痴を聞く場、「最近どう?」とコンディションを確認する場になっていました。そこで、1on1の内容をしっかり記録し、評価につなげられるようなシステムとして、HRMOSタレントマネジメントの導入を決めました。

ー複数の選択肢からHRMOSタレントマネジメントに決めた理由とは?

立川:
2社を比較検討し最後まで悩みましたが、決め手になったのは機能のシンプルさでした。カスタマイズ性と固定された項目のバランスが良く、私たちが1on1機能に求める要素が十分に入っていました。他社のシステムはカスタマイズできる幅が広かったので、ツール好きな私はあれこれいじってパワーをとられてしまいそうだったんです。

直感的に操作できる画面の分かりやすさもよかったです。「これってどこで入力するんだろう?」とつまずくことがほとんどなく、ユーザビリティーがよく考えられているなと思いました。

櫻井:
組織コンサルタントを入れる以前に、他社の評価システムを利用していた時期がありました。ただ、当時は週次の1on1ルールが整っていなかったこともあり、3カ月に1回、評価面談のときだけ使っているのが実態でした。「期初に目標を設定して、3カ月後に進捗を確認し、半期末で結果を記録する」。そんな使い方だったので、毎月高い利用料を払うのがもったいないと利用をやめた経緯があります。
HRMOSタレントマネジメントは、1on1の運用状況をきちんと確認できる機能もあり、これなら高頻度で活用できるだろうと思いました。

ー導入時に苦労したことはありますか。HRMOSタレントマネジメントのサポートで印象的だったことも併せて教えてください。
櫻井:
導入時に全社キックオフを行い「HRMOSタレントマネジメントを導入します!」と伝えて本格稼働させました。1on1は以前から行っていましたし、「Excel」で評価シートも運用していました。「やっていることをシステムに置き換える」だけだったので、従業員側も違和感なく受け入れていましたね。

HRMOSタレントマネジメントの担当者には、主に「従業員データベース」と「目標・評価管理」の設計に関して、よく相談に乗っていただきました。「1on1支援」はカスタマイズ設計の余地があまりないシステムだったので導入はシンプルでした。「Excel」でやってきたことをHRMOSタレントマネジメント上でどう再現できるのか、細かな質問にも丁寧に答えていただきました。

1on1は目標達成のための場。その方針とHRMOSタレントマネジメントの仕様がマッチしている

ーHRMOSタレントマネジメントの活用はどのような変化につながっていますか。

立川:
1on1機能の仕様は当社の目的にマッチしており非常に役立っています。
当社では、1on1は「組織目標を達成するための場」と明確なルールを作って運用していますが、HRMOSタレントマネジメントの仕様はそれにマッチしており、上司はメンバーの目標を簡単に確認できます。目標に対する意識は全社的にあがっているのではないかと思います。

また、1on1では目標達成に向けた進捗の確認以外に「急ぎではないがこのテーマの話をしたい」「この点を確認したい」ということが生じます。HRMOSタレントマネジメントでは事前に1on1のアジェンダを作成できるので、話したいことを入力しておくことができます。
1on1で確認するという運用が浸透したことで、これまであったような「都度相談に乗って、作業の手を止める」という状況が減り、メリハリが出て、上司と部下の間の業務負荷も減っていると思います。また、アジェンダがあることで、回答を用意して1on1に臨めるようになり、議論の質は向上しているように感じます。

櫻井:
1on1の実施記録や、目標変更の履歴も蓄積されるので、従業員個人も人事も状況をすぐに把握できます。現在、1on1実施率は100%で全社に浸透していますが、それがしっかり継続できているのも、HRMOSタレントマネジメントによる運用実態の「見える化」が影響していると思います。

1on1の定着・運用に課題がある企業におすすめしたい

ー今後、活用したい機能はありますか。

櫻井:
「従業員データベース」機能はまだまだ活用の余地があるなと感じています。
人事側は従業員情報を調べる際によくアクセスしていますが、現場のマネジメント層は扱えていない状況です。今後、従業員情報はすべて集約させていきたいと考えているので、少しずつデータ移管を進めています。

ーHRMOSタレントマネジメントをどんな企業や人事・採用担当者におすすめしたいですか。
立川:
1on1がなかなか定着しないという企業です。
現場の視点に立つと、「忙しくて1on1の時間が取れない」「週次なんて無理」と思ってしまいがちですが、それは1on1の質にも問題があると思います。「何か困っていることない?」といった漠然とした会話に終始してしまうと、忙しいなかでの1on1の優先順位は下がってしまいます。
HRMOSタレントマネジメントとは、ンバーの目標を1on1管理画面からすぐに確認でき、「目標の進捗について話す」場にしやすい設計になっています。実施履歴が残り、それに基づいた評価のプロセスが明確になるので、1on1が成果にしっかりつながっていると意識できるのです。
人事側としても、運用方針通りに施しているのかを組織別、個人別で見られるので、「実は行っていなかった」という事態にも気づけます。
1on1の運用に課題を感じている企業は、一度検討してみることをおすすめします。

まとめ

  • 1on1の質の向上
    → 1on1のアジェンダ作成機能によって、話すべき内容を事前に共有することが、議論の質の向上につながった
  • 目標達成につなげる1on1の場が、コンディションを確認する場になりがちだった
    → 1on1の目標連携やレポート機能など、求める要素がすべて入っていたため、上司がメンバーの目標を簡単に確認でき、1on1を通じた目標達成への意識が高まった
  • 内容をしっかり記録し、評価につなげられるようなシステムが必要
    → 1on1機能の充実と「ちょうどいい自由度」が導入の決め手になった

似たような人事課題がある、気になるがシステム導入にハードルを感じている、もっと具体的に聞いてみたい等、お気兼ねなくご相談ください。

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