経費精算を効率化するOCR(AI-OCR)とは?仕組み・メリット・選び方を解説
2026.09.01

領収書情報の手入力や、確認の負担を減らす手段の一つが、「OCR(光学文字認識)」や「AI-OCR」を活用したデータ入力支援です。紙や画像の領収書・レシートから必要な文字情報を読み取ることで、申請者の入力負担を軽減する技術として、経費精算システムなどで活用されています。
しかし、OCRを活用するにあたって理解しておかなければならないのは、「OCRは文字をデータ化するための『入口』に過ぎない」という点です。どれほど読み取り性能が高くても、入力後の申請・承認・規程チェック・会計システム連携といった業務フロー全体が整っていなければ、読み取り後の業務に手作業が残り、経費精算におけるOCRの導入効果は限定的になります。
本記事では、25年以上にわたり経費精算業務に向き合ってきたハーモス経費の知見をもとに、経費精算におけるOCR・AI-OCRの基礎知識や従来型との違い、導入メリット、電子帳簿保存法・インボイス制度への役立ち方についてわかりやすく解説します。
さらに、導入時に確認したい選定ポイントや、読み取り後の業務まで含めた効率化を実現する運用設計について詳しくご紹介します。
1.経費精算におけるOCRとは?
経費精算業務の入力負担を軽減する技術として活用されているのが「OCR」です。ここではまず、OCRの基本的な概念と、経費精算の現場で実際にどのような項目が読み取り対象となるのかを解説します。
OCR(Optical Character Recognition)の仕組み
OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)とは、紙の書類や画像データに含まれている文字を光学的に読み取り、コンピュータが扱えるテキストデータ(文字データ)へ変換する技術です。
従来の経費精算では、従業員が領収書やレシートを目で確認しながら、日付・金額・発行元などをPCやスマートフォンへ手入力する必要がありました。経費精算システムにOCR機能を搭載することで、領収書画像を撮影・取り込むと、画像内の文字が読み取られ、日付や金額などを申請フォームへ反映できま
経費精算で読み取る主な項目
経費精算に用いられる一般的なOCR機能では、主に以下のような領収書・レシート上の基本情報が読み取り対象となります。
- 取引年月日(日付)
- 取引金額(合計金額)
- 発行元(店舗名・会社名など)
- その他の記載情報
※なお、記載されている消費税額や税率(8%・10%)、適格請求書発行事業者登録番号(T番号)、勘定科目・費目候補の提示などは、全OCR共通の機能ではなく、搭載される経費精算システムやソフトウェア側の機能によって対応範囲が異なります。
2.OCRとAI-OCRの違い
近年、経費精算システムでは「AI-OCR」も活用されています。ここでは、従来型OCRとの特徴の違いを整理します。
従来型OCRの特徴
従来型のOCRは、あらかじめ設定した文字領域やルールに基づく認識を得意としています。活字印刷された書類や、あらかじめ文字の配置が決まっている帳票の指定位置にある文字を読み取る用途で広く利用されてきました。
一方で、店舗や発行元によってレイアウトや記載位置が異なる領収書・レシートの読み取りや、傾き・文字の潰れがある画像、手書きの文字などに対しては、誤読が発生しやすい傾向があります。
AI-OCRの特徴
AI-OCRとは、文字認識技術にAI(人工知能)技術を組み合わせたシステムです。
AI技術を用いて文字やレイアウトの特徴を解析するため、発行元ごとに形式が異なる領収書であっても、日付や金額などの位置を柔軟に認識しやすい特徴があります。
また、多様なレイアウトや手書き文字に対応できる製品もあり、形式がバラバラな領収書・レシートのデータ化を支援します。
【比較表】OCRとAI-OCRの違い
| 比較項目 | 従来型OCR | AI-OCR |
|---|---|---|
| 読み取り方法 | 設定した文字領域・ルールに基づく認識 | AIによる文脈・レイアウト解析 |
| 対応レイアウト | 主に固定フォーマット向け | 非定型帳票にも対応しやすい |
| 手書き文字への対応 | 苦手(誤読が起きやすい) | 対応できる製品もある |
| 読み取り精度の傾向 | 定型帳票や活字を読み取りやすいが、レイアウト変化の影響を受けやすい | 非定型帳票にも対応しやすいが、製品や画像品質によって精度は異なる |
| 料金体系・提供形態 | 製品や提供形態によって異なる | 製品や提供形態によって異なる(クラウド型、従量課金、システム標準搭載など) |
| 適した帳票 | 様式が決まった社内書類・定型請求書など | 発行元ごとに様式が異なる領収書・レシート |
※画像の品質(解像度、傾き、光の反射、文字のサイズやコントラスト)によって読み取り結果は変動するため、導入前に、自社で実際に扱う領収書を使って読み取り結果を検証することをおすすめします。
3.OCRを活用した経費精算の流れ
経費精算システムに搭載されたOCR機能を活用する場合、実際の業務プロセスは一般的に次のような流れで進みます。
- 領収書を撮影・アップロードする
申請者がスマートフォンのカメラアプリやスキャナーを用いて、領収書やレシートを撮影・取り込みます。 - OCRが文字を読み取り、データ化する
システムに組み込まれたOCRまたはAI-OCRの機能が画像を解析し、日付・金額・発行元などの文字情報を自動でデータ化します。 - 申請者が内容を確認・修正して申請する
自動反映された内容を申請者(または所定の確認担当者)が確認します。文字のかすれ等で誤認識があった場合はその場で修正し、明細を作成して申請を行います。 - 承認・経理確認を経て会計システムへ連携する
OCR機能を搭載した経費精算システムでは、承認・経理確認が完了したデータを仕訳データとして出力し、会計システムへ連携できます。

4.経費精算にOCRを導入するメリット
経費精算業務にOCR(AI-OCR)を導入することで、申請者と経理担当者の双方に、以下のようなメリットが期待できます。
手入力する項目を減らせる
領収書を見ながら「日付」「金額」「発行元」などをPCやスマホで一文字ずつ打ち込む作業は、従業員にとって負担となります。OCRを活用することで、日付や金額、発行元などを自動反映できるため、申請時に手入力する項目を減らせます。
入力ミスや転記ミスのリスクを軽減できる
手入力による打ち間違いや転記ミスのリスクを軽減できるため、申請者の確認負担や修正の手間を減らしやすくなります。
出先から申請しやすくなり、領収書をため込みにくくなる
スマートフォンで領収書を撮影してその場でデータ化できるため、出張先や移動中などの隙間時間を利用して申請しやすくなります。月末まで領収書をため込む負担を軽減し、申請遅れを防ぎやすくなります
経費精算システムと組み合わせて確認・承認業務も効率化できる
OCR機能を搭載した経費精算システムでは、製品によって次のような後工程も効率化できます。
- 重複申請の可能性の検知
- 社内規程に応じた警告・申請制御
- 設定した承認ルートへの回付
- 会計システム向けデータの出力
単に文字を読み取るだけでなく、システム上でデータが一元管理されることで、確認・承認・集計といった一連の経理業務全体の効率化へとつながっていきます。
5.OCRは電子帳簿保存法・インボイス制度への対応にどう役立つ?
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応では、証憑の保存や記載事項の確認など、新たな実務対応が必要になる場合があります。OCR機能は、これらの法令対応実務をサポートする手段としても活用できます。
電子帳簿保存法:検索情報の登録を効率化
電子帳簿保存法の検索要件へ対応する場合、領収書については、領収年月日・領収金額・取引先名称などを検索情報として登録します。
OCRを活用すれば、領収書画像を取り込むと同時に主要な検索項目がテキストデータ化されるため、手作業で検索用インデックス(検索情報)を入力する手間を軽減できます。
※なお、法令要件を満たすには、OCRによる入力だけでなく、真実性・可視性を確保できる保存機能や適切な社内運用も必要です。
インボイス制度:T番号や税率の確認を支援
インボイス制度(適格請求書等保存方式)の開始に伴い、経理現場では領収書に「適格請求書発行事業者登録番号(T番号)」が記載されているか、適用税率(8%・10%)がどう分かれているかを確認する業務が発生しています。
製品によっては、T番号や適用税率を読み取り、登録状況や税区分の確認・設定を支援する機能があります。
6.OCR導入前に知っておきたい注意点
OCRは便利な技術ですが、導入前に押さえておくべき留意点も存在します。ミスマッチを防ぐために、以下の点を確認しておきましょう。
| 注意点・留意事項 | 発生しやすい課題・背景 | 運用でカバーすべき対策 |
|---|---|---|
| ① 精度は100%ではない | かすれ・独特な手書き等による誤読 | 申請者による目視確認・手修正のフロー |
| ② 画像品質の影響 | 手ブレ・光の反射・傾きによる精度低下 | スマホ撮影時のコツ(影を入れない等)の周知 |
| ③ 確認・修正工程が必要 | 誤読のまま申請されるリスク | 画面上で原本と入力を並べて比較できるツールの選定 |
| ④ OCR単体では完結しない | 入力のみ自動化され後工程に手作業が残る | 承認・規程チェック・会計連携まで繋がるシステムの採用 |
| ⑤ 料金体系の違い | 従量課金により月額コストが膨らむリスク | 基本月額定額制製品の優先検討 |
読み取り精度は100%ではない
AI-OCRであっても、読み取り精度を常に100%にすることは困難です。文字のかすれ、水濡れ、独特の手書き文字、特殊なフォント、複雑な背景模様などがある場合、誤認識が発生する可能性があります。
画像の品質によって読み取り結果が変わる
撮影時のピントのずれ(ピンボケ)、光の反射、影の映り込み、傾き、画像の解像度不足などによって、読み取り精度は影響を受けます。従業員に対して正確に撮影するコツを周知することも有効です。
確認・修正工程は必要
読み取り精度が100%ではない以上、自動反映されたデータが正しいかどうかを、申請者または所定の確認担当者が目視で確認し、必要に応じて修正できる運用プロセスを整える必要があります。
OCRだけでは経費精算全体を自動化できない
OCRの役割はあくまでデータ化の入口(入力支援)です。OCRだけでは、申請後の確認・承認・会計処理まで含めた効率化は完結しません。
料金体系や利用上限は製品ごとに異なる
OCR機能の提供形態には、経費精算システムの基本料金に含まれる月額定額制のほか、読み取り枚数に応じて追加費用が発生する従量課金制の製品もあります。自社で処理する月間の領収書・レシート枚数を踏まえ、トータルコストを試算しておくことが大切です。
7.経費精算システムのOCR機能を選ぶ6つのポイント
自社に適したOCR機能付きの経費精算システムを選ぶ際は、以下の6つのポイントに着目して検討を進めましょう。
| 選定ポイント | 確認すべき具体的内容 |
|---|---|
| ① 帳票への対応力 | レシート・手書き・PDF等、自社で多用する証憑に対応しているか |
| ② 補正機能・読み取り精度 | 傾き・歪み・明暗の自動補正機能が備わっているか |
| ③ 確認・修正のしやすさ | 原本画像と入力データが同一画面で並び、操作しやすいか |
| ④ 規程チェック連携 | 入力制御や規定違反時の自動アラート機能があるか |
| ⑤ 法制度対応・会計連携 | 電帳法・T番号確認に対応し、利用中の会計ソフトへ連携できるか |
| ⑥ 料金体系・サポート | 定額制か、導入・運用時のサポート体制があるか |
① 自社で扱う領収書・レシートを読み取れるか
自社で頻繁に利用される領収書、レシート、手書き証憑、PDF形式の領収書など、実際の帳票に対応しているか確認します。トライアルやデモが利用できる場合は、自社のサンプル画像を使ってOCRの読み取り傾向を確認しましょう。
② 読み取り精度と画像の補正機能
傾き補正、歪み補正、明るさ調整など、スマホ撮影時に生じやすい画像の乱れを自動で補正する機能が備わっているかも、実用的な読み取り結果を得る上で確認したい要素です。
③ 読み取り結果を確認・修正しやすいか
原本画像と自動入力されたフォームが同じ画面上に並べて表示されるなど、誤認識があった際にも直感的に確認・修正しやすい画面構成になっているかをチェックします。スマートフォンの画面上でスムーズに修正操作ができるかもポイントです。
④ 社内規程に合わせた入力制御・アラートができるか
システム側で警告を表示したり、条件に応じて申請を制御したりできるか確認します。規程違反や入力漏れを申請段階で検知・確認しやすくするために有効な機能です。
⑤ 法制度対応と会計システム連携
電子帳簿保存法の要件に沿った保存体制が整っているか、インボイス(T番号)の確認支援機能があるかを確認します。また、自社で利用している会計システムへスムーズにデータ出力・連携できるかも確認しましょう。
⑥ 料金体系・読み取り枚数・サポート体制
月額定額制か従量課金制かという料金体系の確認に加え、月間のOCR読み取り上限枚数の有無、導入時のサポートや問い合わせ窓口、サポート内容を確認します。
8.経費精算のOCRに関するよくある質問
ここで、経費精算におけるOCR・AI-OCRの導入に関して多く寄せられる質問と回答をまとめました。
- Q1. OCRとAI-OCRは何が違いますか?
- Q2. 手書きの領収書やレシートも読み取れますか?
- Q3. OCRの読み取り精度はどのくらいですか?
- Q4. OCRを導入すれば目視確認は不要になりますか?
- Q5. OCRだけの単体ツールと経費精算システムはどちらがよいですか?
- Q6. OCRの料金は読み取り枚数で変わりますか?
- Q7. スマホで撮影した領収書は電子帳簿保存法に対応できますか?
Q1. OCRとAI-OCRは何が違いますか?
A.従来型OCRは、定型帳票や活字を読み取る用途で利用されてきました。一方、AI-OCRはAI技術を活用し、発行元ごとにレイアウトが異なる領収書・レシートでも、文字やレイアウトの特徴を解析して認識しやすいという違いがあります。
Q2. 手書きの領収書やレシートも読み取れますか?
A.AI-OCR製品の中には、手書き文字の認識に対応しているものもあります。ただし、丁寧な字で書かれているか、かすれや崩れがないかによって結果は変動するため、確認・修正を行う前提で利用することが推奨されます。
Q3. OCRの読み取り精度はどのくらいですか?
A.OCRの読み取り精度に一律の数値はなく、製品、帳票の形式、文字の状態、撮影画像の品質などによって異なります。そのため、導入前に自社でよく扱う領収書を使って確認することが重要です。
Q4. OCRを導入すれば目視確認は不要になりますか?
A.完全に不要にはなりません。誤認識が発生する可能性があるため、申請者による確認・修正や、社内で定めた確認工程は引き続き必要となります。ただし、ゼロから手入力する場合に比べ、入力・確認作業の効率化が期待できます。
Q5. OCRだけの単体ツールと経費精算システムはどちらがよいですか?
A.文字データ化だけが目的なら単体ツールも選択肢です。一方、申請・承認・規程チェック・会計連携まで一連で効率化したい場合は、OCR機能を搭載した経費精算システムが適しています。
Q6. OCRの料金は読み取り枚数で変わりますか?
A.製品によって異なります。経費精算システムの基本月額料金に含まれて定額で使える製品もあれば、月間の読み取り枚数に応じて追加費用が発生する従量課金制の製品もあります。自社の処理枚数を把握した上で比較検討しましょう。
Q7. スマホで撮影した領収書は電子帳簿保存法に対応できますか?
A.スマートフォンで撮影した領収書は、電子帳簿保存法のスキャナ保存要件を満たすシステム・運用で保存すれば、電子データとして利用できます。ただし、撮影してOCRで文字を読み取るだけでは法令対応は完了しません。入力期限や画像要件、検索機能、データの真実性・可視性を確保する仕組みなど、所定の要件を満たす必要があります。利用システムの対応範囲や自社の運用規程を確認しておきましょう。
9.「ハーモス経費」の高精度な領収書AIーOCR
クラウド型経費精算システム「ハーモス経費」では、多様な領収書やレシートをスムーズにデータ化するため、高度なAI技術を活用した領収書AI-OCR機能を搭載しています。
ファーストアカウンティング社の技術提供による高度なAI認識
ハーモス経費のAI-OCR機能は、経理・会計分野に特化したAIソリューションを提供するファーストアカウンティング株式会社より技術提供を受けています。経理業務に特化した機械学習モデルにより、認識精度の向上を図るとともに、帳票ごとの事前設定(フォーマット設計)を行わずに必要な項目を抽出することが可能です。
※両社の開発思想や機能の詳細は、ファーストアカウンティング社との特別対談記事もあわせてご覧ください。
多様なフォーマットや手書き領収書にも対応
事前設定をすることなく、さまざまなフォーマットの領収書や請求書を速やかに読み取ります。店舗ごとにレイアウトが異なるレシートはもちろん、縦に長い領収書や手書きの領収書など、多様な証憑のデータ化をサポートします。

複数税率の混在やT番号など必要な項目を抽出
領収書や請求書から「日付」「金額」「発行元」といった基本情報に加え、8%・10%などの複数税率が混在している場合でも税率ごとに読み取ることができます。また、インボイス制度に必要な「適格請求書発行事業者登録番号(T番号)」の抽出にも対応しており、入力作業の負担軽減に貢献します。

10.AI-OCRで読み取った後の業務まで効率化する「ハーモス経費」
ここまで解説したように、OCR導入にあたって重要なのは「読み取り精度」とあわせて「文字をデータ化した後の業務フロー」まで見据えてシステムを選ぶことです。
クラウド型経費精算システム「ハーモス経費」は、高精度の領収書AI-OCR機能を持つだけでなく、入力から承認、経理確認、会計システム連携までの業務フロー全体を支援し、経費精算業務の効率化につなげます。
AI-OCRで領収書の入力項目を削減
領収書情報をAI-OCRが読み取り、日付・金額・消費税額・発行元・T番号などをデータ化します。さらに、スマートフォンアプリを活用すれば、確認・修正を行ってそのまま申請できるため、出先から申請しやすくなり、領収書を月末までため込む負担の軽減にもつながります。なお、領収書AI-OCRは基本料金内で利用でき、読み取り枚数に応じた追加料金を気にせず活用できます。
T番号の読み取りと国税庁データベース照合
領収書画像からAI-OCRで読み取ったT番号(適格請求書発行事業者登録番号)をもとに、国税庁のデータベースと自動で照合を行います。手作業で検索・確認する負担の軽減につながります。
電子帳簿保存法へも自動で対応
領収書をAI-OCRで読み取り、ハーモス経費上に自動保存するタイミングで、タイムスタンプ付与し電子証憑として利用可能に。経費精算フローの中で、自動的に電子帳簿保存法の対応が完了します。
重複申請・証票のチェック
過去の申請データと照合し、同一の領収書や、日付・金額が重複する申請の可能性をシステムが検知してアラートを表示します。二重申請や証票の使い回しの可能性を早期に発見し、確認漏れを防ぐ運用を支援します。
社内規程・承認フローの設定
社内規程に応じた入力項目や、金額制限・事前申請に関するチェックをシステム上で設定できます。設定した条件に応じて警告や申請制御を行うことで、入力不備や規程違反による差し戻しの削減につなげます。また、あらかじめ設定した承認ルートに沿って回付できるため、申請内容に応じた承認フローを運用できます。
100種類以上の会計システムと連携
ハーモス経費は、勘定奉行、弥生会計、freee、マネーフォワード、SAPをはじめ、100種類以上の会計システムとの連携実績があります。主要な会計システム向けの標準テンプレートに加え、企業独自のフォーマットにも柔軟に対応できる汎用レイアウト機能を搭載。現在お使いの会計システムを活かしながら導入でき、手入力による転記や取込作業の効率化を実現します。
安心して運用できる基盤
ハーモス経費は、2000年に「eKeihi」としてサービスを開始して以来、25年以上にわたり多様な業種の経費精算を支えてきました。利用継続率は99.8%(2025年3月時点)を誇ります。また、Microsoft Azureを採用したセキュリティ基盤に加え、SAML認証(SSO)やIPアドレス制限にも対応し、大企業やグループ企業で求められるセキュリティ・アクセス管理にも対応しやすい環境を整えています。
ハーモス経費は、高精度なAI-OCRによる領収書の読み取りから、T番号の照合、重複申請のチェック、電子帳簿保存法に対応した証憑管理、社内規程に応じた申請・承認、100種類以上の会計システムとの連携まで、経費精算の一連の業務を支援するクラウド型経費精算システムです。
OCRで文字をデータ化するだけでなく、読み取り後の確認・申請・承認・経理確認・会計処理までを一つの流れとしてつなげることで、申請者の入力負担の軽減と、経理担当者の確認・処理業務の効率化を支援します。
ハーモス経費の導入事例
実際にハーモス経費を導入し、ペーパーレス化や経費精算業務の効率化を実現した企業様の事例をご紹介します。機能の活用方法や導入後の効果など、自社の検討にぜひお役立てください。
11.まとめ:OCRは経費精算全体を効率化するための入口
経費精算におけるOCR(AI-OCR)は、領収書やレシートからの手入力項目を減らし、転記ミスの軽減や出先からの都度申請をサポートする有効な入力支援技術です。
しかし、OCRを活用する上で重要なのは「OCRはデータ入力の負担を減らすための入口である」という点です。精度の高い読み取り、文字を読み取った後に、確認・修正のしやすさ、社内規程に沿った自動チェック、設定した承認ルートへの回付、会計システムへのスムーズな連携といった業務プロセス全体が一連で繋がって初めて、経費精算業務全体の効率化が期待できます。
OCRの読み取り精度だけでなく、読み取った後の確認・承認・規程チェック・会計出力までを一連で支援できるかを確認することが重要です。OCRと経費精算システムを適切に組み合わせ、申請者と経理担当者双方の負担を抑えた運用体制を整えていきましょう。
12.【無料ダウンロード】ハーモス経費がわかる基本資料3点セット
機能や運用イメージを詳しく知りたい推進担当者・経理担当者の方に向けて、基本の資料3点セットを無料でご用意しています。

- サービス概要資料:ハーモス経費の豊富な機能一覧や、直感的でわかりやすいシステムの外観・操作画面をご確認いただけます。
- 導入事例集(9つの実例):課題解決やバックオフィス効率化に成功した、ハーモス経費導入ユーザー様のリアルな9つの実例をご紹介します。
- サービス紹介・デモ動画:ハーモス経費でできることを動画でわかりやすく解説。実際のデモ画面を見ながら、運用のイメージを掴んでいただけます。
※本記事は、税務・法律上の一般的な情報提供を目的としており、個別の税務・法律的アドバイスを提供するものではありません。掲載内容の正確性・妥当性には万全を期しておりますが、実際の経費精算運用や税務処理にあたっては、自社の経理規程や所轄の税務署、税理士等の専門家へご相談のうえ、ご自身の判断にてご利用ください。

















