圧倒的につながる「HRMOS(ハーモス)労務給与」
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社会保険関連の諸手続きにおいて、盲点になりがちなのが「被扶養者資格の再確認」だと思います。
被保険者の資格取得時に被扶養者(異動)届の手続きをして、その後、実は被扶養者が要件を満たさなくなったにもかかわらず被扶養者のまま・・・といったケースは意外と多く見受けられます。
これを受け、健康保険事業の運営主体である保険者は、毎年度定期に被扶養者資格の再確認を実施しています。協会けんぽでは例年10月下旬以降、被扶養者資格の再確認が必要となる事業主宛に書類を送付していますので、忘れずに対応しましょう。
届いた「被扶養者状況リスト」を元に、被扶養者要件の確認を
「被扶養者資格の再確認」とは、現状、健康保険の被扶養者となっている方が、変わらずに被扶養者資格を満たす状態にあるかを確認する作業です。
被扶養者要件確認の対象者は?
この再確認は、扶養解除の可能性の高い対象者に絞って実施されます。
具体的には、「健康保険の資格が重複している可能性が高い」「同居が扶養認定の要件となっている続柄の方のうち、被保険者と別居している可能性が高い」「前年の課税収入額が130万円(60歳以上は180万円)の金額を超過している(18歳未満の方や直近で認定された方を除く)」等に該当するとみられる被扶養者がリストアップされています。
事業主は、リストに記載の対象者について確認を
事業主は被保険者に対して、対象の被扶養者が健康保険の被扶養者要件を満たしているかを確認し、被扶養者状況リストに確認結果を記入の上、所定の提出期限までに同封の返信用封筒で提出を行う流れとなります。
なお、再確認の対象者がいない事業所には、被扶養者状況リストは送付されません。
今一度確認すべき、健康保険の被扶養者要件
健康保険の被扶養者要件は、「資格重複確認」「同居確認」「収入確認」の3つの観点より確認します。
健康保険 被扶養者要件の確認ポイント① 「資格重複確認」
1.被扶養者が就職し、健康保険組合等の被保険者になっていませんか?
⇒他で被保険者となっている場合、「被扶養者調書兼異動届(解除用)」または「健康保険被扶養者(異動)届」にて、扶養解除の手続きを行います
2.同一の被扶養者氏名が、被扶養者状況リストに重複して記載されていませんか?
⇒重複記載がある場合、扶養認定日を証明する書類を揃え、協会けんぽの支部宛に連絡をします
健康保険 被扶養者要件の確認ポイント② 「同居確認」
〇 被保険者と同居していることが要件となる被扶養者が、被保険者と別居していませんか?
確認書類:被保険者及び被扶養者の住民票等
⇒同居要件が必要な被扶養者にもかかわらず別居している場合、「被扶養者調書兼異動届(解除用)」または「健康保険被扶養者(異動)届」にて、扶養解除の手続きを行います

出典:協会けんぽリーフレット「被扶養者資格の再確認方法やリストの記入方法等についてのご案内」
健康保険 被扶養者要件の確認ポイント③「収入確認」
1.「同居」の被扶養者の年収が、130万円(※)未満、かつ、被保険者の年収の半分未満ですか?
確認書類:直近3ヶ月分の給与明細のコピー、離職票のコピー、年金改定(振込)通知のコピー
⇒被扶養者が収入要件を満たさない場合、「被扶養者調書兼異動届(解除用)」または「健康保険被扶養者(異動)届」にて、扶養解除の手続きを行います
2.「別居」の被扶養者の年収が、130万円(※)未満、かつ、被保険者からの仕送り(援助)額より少ないですか?
確認書類:送金者名・受取人名、仕送り額が確認できる預金通帳の写し、振込明細書や現金書留の控えの写し等
⇒被扶養者が収入要件を満たさない場合、「被扶養者調書兼異動届(解除用)」または「健康保険被扶養者(異動)届」にて、扶養解除の手続きを行います
3.被扶養者の年収が収入要件を超えている場合、収入増加の原因が人手不足による労働時間延長等に伴う一時的なものですか?
確認書類:一時的な収入源堂に係る事業主の証明
⇒年間収入が継続的に収入要件を超過する見込みである場合、または3年連続超過していたことが確認できた場合には、「被扶養者調書兼異動届(解除用)」または「健康保険被扶養者(異動)届」にて、扶養解除の手続きを行います
※「130万円」:
被扶養者が60歳以上または障害厚生年金を受けられる程度の障害を有する場合は「180万円」未満。19歳以上23歳未満(その年の12月31日時点の年齢)の場合は「150万円」未満。(被保険者の配偶者を除く)
毎年の「被扶養者資格の再確認」徹底により、保険給付の適正化を実現
今号でご紹介した「被扶養者資格の再確認」は、健康保険給付の適正化と無資格受診の防止のために実施されるものです。
本来、被扶養者資格を満たさない方が被扶養者として医療費等の給付を受けることは、無駄な医療費支出や高齢者医療制度への不適正な「拠出金」の過剰支出につながります。
事業所宛に被扶養者状況リストが届きましたら、そのままにせず必ず開封し、適正な被扶養者資格確認を実施しましょう。
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