選考リードタイムを5分の1に短縮した採用管理システム活用法|アイシン株式会社の事例に学ぶ

ATS選定2026.08.06

選考リードタイムを5分の1に短縮した採用管理システム活用法|アイシン株式会社の事例に学ぶ

自動車部品のグローバルサプライヤーであるアイシン株式会社は、株式会社ビズリーチが提供する採用管理システム「HRMOS(ハーモス)採用」の導入により、選考リードタイムを約5分の1に短縮しました。単なる業務効率化にとどまらず、現場部門を巻き込んだ採用体制へと組織風土を変革させた点も注目に値します。本記事では、アイシン株式会社が直面していた課題から、システム選定の決め手、導入後の具体的な変化までを詳しく紹介します。

また、より詳細な導入背景や効果は、下記の導入事例記事よりご確認いただけます。

https://hrmos.co/info/customers/260623-2/

アイシン株式会社が抱えていた採用の課題

以前のアイシン株式会社のキャリア採用は、欠員補充の意味合いが強いものでした。ですが、自動車業界全体の電動化・知能化にともない、キャリア採用の目的も”事業変革を支える人材を獲得するため”へとシフトしていき、採用目標数が大幅に増加していました。

求人数の急増と選考プロセスの複雑化

採用目標の達成に向け、人材紹介会社に加えてダイレクトリクルーティングの活用を開始しました。それに伴い、応募前にカジュアル面談を実施するなど、選考ステップが多様化しました。しかし従来の採用管理システムでは、応募→選考管理→入社の流れしか設定・管理できず、常時100件を超える求人と年間約7,000件のエントリーに対応しきれない状態にありました。

日程調整・評価回収・データ集計という3つの負担

具体的な課題としては、カレンダーツールと連携できず日程調整に工数がかかっていたこと、面接官からの評価を表計算ソフトで回収し手作業で転記していたこと、採用状況の可視化のたびにCSVを出力してデータを集計していたことの3点が挙げられます。こうした運用上の負担は、採用担当者の工数を圧迫するだけでなく、採用スピードの鈍化にもつながっていたといえるでしょう。

採用管理システム選定の決め手

アイシン株式会社がHRMOS採用を選定した決め手は、大きく3点に整理できます。

1つ目は、現場の面接官でも使いやすい直感的なユーザーインターフェースと、システムのレスポンスの速さです。採用管理システムは人事担当者だけでなく、現場の面接官が日常的に触れるツールでもあるため、操作性は選定における重要な観点だといえます。

2つ目は、スカウトサービス「ビズリーチ」とのシームレスな連携です。HRMOS採用上で作成した求人をビズリーチにも展開できるだけでなく、HRMOS採用にビズリーチ経由の応募者が取り込まれる際に、スカウト返信経由か自主応募経由か自動でラベリングされ、応募者ラベルで判別できる点が評価されました。

3つ目は、選考プロセスを定量的に観測・分析できる採用レポート機能です。複数の決め手を比較したうえで選定を進めることが、導入後のミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。

導入後に生まれた3つの変化

HRMOS採用の導入により、アイシン株式会社ではオペレーションの効率化と、現場の意識変化という両面で成果が生まれました。

選考リードタイムの大幅な短縮

導入前は書類選考から面接オファーまでに1週間程度を要していました。導入後は、日程調整の手間が削減されたことで1〜2日に短縮され、初期選考のリードタイムは約5分の1になりました。あわせて、面接評価が未入力の場合は、面接官へ自動でリマインド通知が届くため、評価の回収・転記にかかる工数もなくなっています。

現場との協働体制への進化

部門にHRMOS採用の権限を委譲し、現場が直接人材紹介会社と日程調整や評価入力を行う運用に変更した結果、現場の担当者に「採用に関わっている」という当事者意識が芽生えました。現在では、現場が自発的に採用レポートを確認し、応募数を増やすための対策を人事に相談するなど、能動的に採用活動へ取り組む組織へと変化しています。

データに基づいた振り返りの定着

自動レポート機能により、辞退数や不合格数が可視化されたことで、「どの部門で不合格が多いのか」「どの人材紹介会社からの応募が選考を通過しやすいか」といった議論を、データに基づいて現場部門と行えるようになりました。

感覚的な振り返りから、データに基づいた振り返りへと移行できたことは、採用活動の再現性を高めるうえでも重要な変化だといえるでしょう。

採用管理システム活用から見える、これからの採用のあり方

アイシン株式会社は、採用決定をゴールとせず、入社した従業員が働きがいを感じ、活躍できる環境づくりを次の目標に掲げています。選考時のデータと入社後の状況を照らし合わせることでミスマッチを防ぎ、単年の結果分析にとどまらず複数年度のデータを比較することで、再現性のある採用活動を実現しようとしています。

採用管理システムの導入においては、業務が効率化されたかどうかだけでなく、「現場を巻き込む組織文化の変化を生み出せたかという観点でも判断することが重要です。

まとめ

アイシン株式会社の事例は、採用管理システムの導入が業務効率化にとどまらず、「現場を巻き込んだ組織づくり」にもつながることを示しています。採用管理システムを検討する際は、操作性や連携範囲、レポート機能といった観点に加え、導入後にどのような組織変化を実現したいかをあわせて整理しておくことが望ましいでしょう。

より幅広い事例は、HRMOS採用の導入事例一覧に掲載されています。ぜひ合わせてご参照ください。

導入事例一覧:https://hrmos.co/info/ats/customers/

採用管理システム「ハーモス採用」の詳しい機能はこちらをご覧ください。