株式会社Gunosy | HRMOS(ハーモス)

活躍人材の確保と、適材適所を実現するためのDX推進

組織に変化を促し、成果に向き合える環境をつくりだす

「情報を世界中の人に最適に届ける」を経営理念に掲げる株式会社Gunosy(グノシー)。情報キュレーションサービス「グノシー」を創業事業に2017年東証一部上場を経験し、2021年8月には、社員全員が共有する価値観と⾏動指針を「Gunosy Pride」としてアップデート。会社として創業11期を迎え、更に成長していくためには、”人”が重要だと考え、「LLM(大規模言語モデル)」の活用やDX等を社内で積極的に推進。DXにより、人が本来向き合うべき業務に注力できる環境と仕組みづくりをし、従業員が本来やるべき業務に集中できる環境を作ることで会社の魅力が増し、従業員の満足度に繋がると考えている。「これまでに積み上げた技術力やアセットを駆使し、会社としても進化する必要があり、いまがまさに第二創業期。実現したい未来に対して熱意を持ち、改めてスタート地点に立った。」と語る執行役員の澁川様、コーポレート本部人事部の栗原様、小嶋様に具体的な取り組みや想いについて伺いました。

DXはあくまで手段の一つ。リソースの最適配置が成果につながる

2012年の創業以来、Gunosyではデータに基づいて、事業収益の観点で最適な判断を下すカルチャーを大切にしてきました。データを用いて“成果へつなげる”、”投資対効果が最大となる”ことにより重点を置こう、新たなチャレンジに対する熱意を改めて持ち、再び成長させていこうというメッセージを強く発信し社内浸透を図っています。2021年にGunosyの根幹となる価値観を刷新したGunosy Prideでも「サイエンスで機会をつくる」と表現しており、まさに第二創業期のスタートラインに立っていると感じています。

DX等はあくまでも、ビジネスを変革させる手段の一つです。

限られた人的リソースを、それぞれの得意とする領域に集中させ、クリエイティブな領域に携わらせる仕組みこそが、働く社員のモチベーションを高め、企業の魅力を高め、事業成長をもたらすでしょう。ここにテクノロジー活用を進める価値があるのです。

一人ひとりが得意とする領域に全力で集中できる環境があれば、仕事の満足度につながり、社員エンゲージメントの向上にもつながります。「もっとこういう仕事がしたいのに、雑務に追われてできなかった」という理由で仕事が滞れば、フラストレーションがたまります。人がやらなくてもいい業務をルール化・自動化し、次の戦略やアクションにつなげられるよう、“自分たちの相棒”のような存在を作ることが、DXの本質だと考えています。

例えば、採用活動においては、HRMOS採用と求人媒体との応募者データ連携の自動化を進めています。Gunosyでは複数の求人媒体を運用しているため、1日2~3回は各媒体のデータをHRMOS採用に取り込む作業が発生していました。それらの取り込みや応募者へのメッセージ送信までを自動化したことで、業務に慣れている人でも週に150分以上は業務時間を削減できています。

それにより、候補者一人ひとりと深く向き合う時間ができたり、新たな採用手法へのチャレンジができたり、採用チームの得意とする領域に集中し、成果を生み出すことができています。

事業成長のカギとなる採用活動は、人となりを重視

成果を出し続け、事業成長させるためには、各人の得意領域に集中するための最適配置を実現することが重要だという考えとともに、人となりや企業のカルチャーへの共感も重要だと考えています。

そのため、Gunosyでは、入社時点でのミスマッチを防ぐために、スキルマッチ以上に人となりをみることを大切にしています。性格適性検査を活用し、ハイクラス層で活躍する人材の傾向、長続きする人の特徴を検査データから分析し、職務経歴や面接内容と合わせて見ています。事業フェーズによって活躍できる人材の特徴は変わってくるので、事業との親和性までデータ分析できる状態にすることが今後の取り組み課題です。

2021年からは、ビズリーチを活用したハイクラス・即戦力人材の採用に注力しています。ただ、我々がアプローチしたい層は現職でも活躍されている方が多く、すぐに転職に至らないケースが大半です。そこで、HRMOS採用のタレントプール機能を活用し、一人ひとりの状況に合ったフォローを続けています。具体的には、「この方には、2か月後に連絡してみよう」「3か月後には現職のプロジェクトが落ち着くようだから、再度面談を設定しよう」「Gunosy内でエンジニアの勉強会が開催されるので、声を掛けてみよう」など様々です。

候補者の状況や取りたいコミュニケーションの方向性が多岐にわたることから、画一的な情報発信ではなく、候補者個別に合ったフォローをするためタレントプールにどんどん情報を入れていくことにしました。プールする判断基準は、ハイクラス層では、事業への共感性やカルチャーマッチしている方、選考が進んでいたものの現職の状況が変わって転職できなくなった方などです。

現在のGunosyへご入社いただいた後、その方の得意領域に注力いただくことで、Gunosyの成長に繋がるだけでなく、その方の成長にも繋がると考えられる方に対しては、時間と手間をしっかりかけて誰にでもチャンスが生まれる機会をGunosyとして提供していきたいと考えています。

接点頻度は一人ひとり異なりますし、まだまだ手探りの状況ですが、柔軟にやるべきことを変えながらKeep In Touch(定期的に接点をとる)な関係づくりを進め、Gunosyのことを深く理解していただけるように努めています。一方的にポジションを提示するのではなく、Gunosyに入ればどのようなキャリアを描くことができるのか。一緒に考えながら丁寧に対話することを心がけています。

“情報を世界中の人に最適に届ける”
そのために多様な人材を活かし、成長に繋げる

Gunosyは社会課題の解決を目指し、日常生活の中にGunosyが存在するという社会インフラの中心になることを目指しているので、最適な情報を届けた先のエンドユーザーにどう影響を与え、価値につなげられるかにフォーカスし、サービス提供を進めていきます。

転職を検討されている方や、グノシーというアプリを利用されている方に、Gunosyがどんな会社なのか認知が広がっていません。「メディアやアプリの会社」だけではなく、「テックカンパニー」として認識していただけるように、発信を続けていきたいです。

社会の多様性は広がり、一つの会社に長く勤めてもらうことはますます難しくなっています。それでも、Gunosyには上場企業としての盤石さと、新規事業に力を入れるスタートアップらしい勢いがあり、1社の中で多様なキャリアを築ける選択肢があります。そうした魅力もGunosyの強みとして成長させていき、優秀な方々から選ばれるような採用・育成・制度改革を進めていき、一人ひとりが自分の強みを発揮し、得意な領域に注力できる環境作りを推進していきます。

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