株式会社フライウィール | HRMOS(ハーモス)

事業とともに進化する人事・採用の在り方

〜現場を巻き込み、スケールするための仕組みづくり〜

スタートアップ期からグロースフェーズの人事・採用活動

2018年に創業し「データを人々のエネルギーに」をミッションに掲げ、企業が保有する多様なデータを効果的に活用するためのプラットフォームを提供する株式会社フライウィール。企業のデータドリブンな戦略立案や業務生産性の向上等、多岐にわたる意思決定を支援しています。2023年にはKDDIグループとの資本業務提携を行い、より大きな価値創造や事業変革の実現を推進しています。スタートアップ期からグロースフェーズへと移行しつつある同社が、現在注力している人事・採用に関する取り組みについて、コーポレート本部 リクルーティングチームの吉田様、丸藤様にお話を伺いました。

描く世界観の実現に向け、必要な人材を追い求め続ける

2025年2月に創業から7年を迎える当社は、事業成長に合わせて採用活動も大きく進化してきました。採用開始当初はリファラルが中心でしたが、拡大期に入るとともに、候補者に直接アプローチするダイレクトリクルーティングが採用活動の7〜8割を占めるようになりました。KDDIグループとの資本業務提携も追い風となり、現在は人材紹介会社とも協力しつつ、各チャネルのパフォーマンス最大化を目指して採用活動を推進しています。

事業の拡大とともに採用規模も大きくなりましたが、一貫して「自社や事業にとって必要な人材を追い求める」というスタンスは変わっていません。当社は、GAFAM(Google、Amazon、Facebook[現・Meta]、Apple、Microsoft 5社の頭文字をとった総称)に代表される外資系プラットフォーマーが提供しきれない、業界や業種に深く根ざした専門性の高いデータ活用ソリューションを提供しており、より事業を拡大していくためには広範かつ高度なスキルを備えた人材が不可欠です。

ビジネスモデルへの深い洞察やエンタープライズ顧客の要望を形にするソリューション構想・提案力、エンジニアリング力、データ分析を通じてインサイトを引き出す力が求められることから、採用基準は自然と高くなっています。 そのため、待ちの姿勢だけでは求める人材と出会う機会は限られ、採用活動を加速させることはできません。

また、出会えたとしても、候補者の転職タイミングと合わないことも少なくありません。このような状況に対応するため、積極的に候補者にアプローチし、HRMOS採用上でタレントプールを形成することで、フライウィールとの最初の接点が候補者の転職タイミングと合わない場合でも再び接点を持てる仕組みを構築しています。さらに、定期的なコミュニケーションを通じて、候補者の転職意欲が高まった際に当社を想起してもらえるよう取り組んでいます。

自社らしい価値観に基づいた、全社採用体制の構築

難度の高い採用を実現するためには、現場部門の協力体制が欠かせません。日々、事業環境が変化している中で、現場が求める人材像やスキル要件も常に変わっていくため、歓迎条件が必須条件に変わることも少なくありません。そのため、人事側は現場におけるあらゆる変化を素早くキャッチし、ともに採用活動を加速する動きが求められます。

現在、当社は各事業部門にハイヤリングマネージャーを配置し、部門ごとに採用目標への責任を持つ体制を整えています。週次のハイヤリングミーティングでは、目標に対する進捗を確認し、目標達成に向けた面談数やスカウト送信数を明確にしたうえで行動計画に落とし込んでいます。また、候補者の入社意欲の醸成方法や、期待値設定のための役割・想定等級等についても具体的な対話を行なっています。

スタートアップ期から規模を拡大するグロース期にかけて、現場部門を採用活動に巻き込み、現場にも主体性を持ってもらう動きは重要です。当社でも時間をかけて、現場とともにこの仕組みを作り上げました。

当初、現場のメンバーは採用の行動数や必要工数に対して懸念を抱いていましたが、それを克服するため、会社の価値観と現場の状況に合わせたコミュニケーションを意識しました。当社はダイレクトリクルーティングを中心に採用活動を行っているため、社員との直接対話を通じて候補者の意向醸成が行われるケースを目の当たりにしています。また、一人の採用が事業の推進力になる場面も多く経験してきました。これらの価値を現場とシェアすることで、採用活動に携わる意義や、選考プロセスの一つである技術試験、ケース面接等を通じて候補者から得られるポジティブな反響等を継続的に伝えました。

その結果、現在では、現場部門からもスカウト文面や評価基準の提案など、採用活動に対する積極的な意見も出るなど、リクルーティングチームとの協働が活発になってきています。 当社はデータソリューションを提供する企業として、課題抽出だけでなく、行動による検証の繰り返し等、解決に向けた実行を重視しています。こうした当社の価値観に基づき、社員一人ひとりが主体的に取り組める環境を整えることが、採用活動を進めるにあたって現場の協力を得るためのポイントとなったと考えています。

安心して挑戦できる環境を用意し、多くの機会をつくる

当社はKDDIグループとの資本業務提携を経てスイングバイIPO(スタートアップ企業が、大企業の傘下に入って経営資源を活用し、成長を加速させてからIPOを目指す手法)を通じ、さらなる成長を遂げようと挑戦しています。

現場部門が採用や組織づくりに積極的に関わってくれていることは大きな強みである一方、人事側には、より高い視座と俯瞰的な視点が求められます。HRMOS採用の課題分析レポートも新たに導入し、精緻なデータと示唆をもとに採用力を高める取り組みを行っていきたいです。 当社には、実現したい未来に共感する仲間が集まっているため、安心して挑戦できる環境が提供できると考えています。人事としても組織のコンディションを把握し、生産性のバランスを見極めながら、組織全体として最大限のパフォーマンスが発揮できるよう、柔軟なサポート体制を築いていきます。

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